黒バスプラス【幼馴染連載】　ログ

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【幼馴染101】笠松先輩の一言で冷静になる。「そうっすね。あんたと青峰っちには負けないんで。」「そら、楽しみや。」そう言って、読めない表情で笑う。やっぱりこの人は苦手だ。それでも…負けられない。青峰っちに視線を走らせると、青峰っちは薄く笑った。「よう、黄瀬。」#黒バスプラス

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【幼馴染100】「…こないだは、どうも。」「こちらこそウチのマネが世話になったな。」ウチの…その言い方がやけに腹が立つ。確かに桐皇のマネージャーだけど、あいつは俺ので。そう思った瞬間、後ろから頭を叩かれる。「何してんだ黄瀬。顔に出過ぎだ。そう言うのは、試合で返せ。」#黒バスプラス

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【幼馴染99】いよいよこの日が来た。青峰が遅刻なんてことはなく、内心安堵する。この試合に青峰抜きは、厳しい。残念な事にワシの力では、黄瀬は倒せぇへん。試合に勝って、マネをあいつから解放してやる。それが、ワシにできる唯一の事。…泣き顔なんてさせへん。ワシの愛しのマネ。#黒バスプラス

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【幼馴染98】 いよいよこの日がやってきた。俺が青峰っちに挑むこの日。それと、もう１つ。この試合が終わったら俺は、あいつに素直に俺の気持ちを告げよう。今までの事を水に流してくれなんて言えないけれど、あの人に取られるのはだけは嫌だ。俺だけの、愛しい幼馴染。#黒バスプラス

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【幼馴染97】 「すいません。」落ち込むマネの頭に手を置いて言う。「まぁ、えぇねん。でも、次のときはちゃんと連絡せなあかんで。」「はい。」「なぁ、今度の黄瀬との試合、勝ったらこの間の告白聞かせてや。まさか、なしになんてさせへん。そろそろ、ワシも決着付けたいねん。」#黒バスプラス

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【幼馴染96】 「いえ、私も連絡してませんでしたし。って、今吉先輩、部活は？」「あー…、若松に任せてきた。」「ダメじゃないですか！！」「いや、せやかて…。」「せやかてじゃありません！部長なんですから、しっかりしてください！」「でも、マネが連絡せぇへんのが悪い。」#黒バスプラス

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【幼馴染95】 だから、わざとらしく声を掛ける。「あれー？黄瀬君やん？ウチのマネに用事なん？」これは、紛れもなく嫉妬や。マネを黄瀬から剥がして、帰途に着く。マネは終始黙ったまま俯いたままやった。「マネ。なんか、迎えに行ったりしてすまんな。遅いから心配してもうて。」#黒バスプラス

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【幼馴染94】 若松に部活を託して、財布と携帯とついでにジャージを片手に体育館を出る。さっきから嫌な予感するねん…。そう思ったら案の定、買い出しに行くと行っていた駅に着くと、目を引く見事な金髪の黄瀬とその横にはマネ。しかも、何やら良い雰囲気で胸がチリっと痛んだ。#黒バスプラス

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【幼馴染93】 自分の中に人を大切に思う気持ちがあると思わへんかった。きっと、これはワシにとっての初恋なのだ。「若松。ちょっと、任せてえぇか？」そう横にいた若松に声をかけると、若松は首をすくめて少し呆れた顔で言う。「どーそ。」「監督にもよろしく伝えといてや。」#黒バスプラス

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【幼馴染92】 それは、青峰を見て理解した。ワシがどんなに努力をしてもあいつ等の前では無意味や。正直、自分でも情けない話やと思う。それでも、才能だけは努力で補える物やあらへん。ただ、男として黄瀬に負けられへん。これは、男としての意地や。それ以外の何物でもあれへん。#黒バスプラス

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【幼馴染91】 でも、マネを知れば知るほどそんな気は失せて、「今吉先輩。」そうワシを呼んで慕ってくれる姿を愛しく感じるのと同時に、常に見え隠れする幼馴染だと言う黄瀬の姿が許せへんくなった。せやかて、ワシ自身がバスケでキセキの世代の連中とまともにやりあえる訳がない。#黒バスプラス

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【幼馴染90】 まさか、こんなにもハマるなんて思ってへんかった。元々の素材が良いのは初めて見た時から気付いとった。だから、高校生活の最後の遊びにワシに懐かせてちょっとつまみ食いして高校卒業と同時に捨てればええ。そんなつもりがなかったとは決して言えへん。#黒バスプラス

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【幼馴染89】 「今吉さん？どうかしたんっすか？」時計を見ていると背後から後輩に話し掛けられる。「…いや、マネ遅いなって思っててん。」「また、マネっすか。本当に好きっすよねー。」「まぁなー。何か放っておけへんねん。」最初は、興味本位だったのが今では嘘のようや。#黒バスプラス

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【幼馴染88】 「今吉さん…でしたっけ？今度の試合…楽しみにしてるんで。つか、負ける気ないんで。」「奇遇やな。ワシらも負ける気あらへんねん。」「…青峰っちによろしく言っておいてくださいっス。」「えぇで。じゃあ、今度は試合で。」「そうっスね。」#黒バスプラス

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【幼馴染87】 「すいません…。今吉先輩！」「マネが謝ることやあらへんで。遅くなるんなら、連絡入れてくれんと心配になるやろ？」「俺が付き合わせたんっスよ。」「ま…、今回は泣かせた訳やなさそうやし、大目に見るわ。帰るで、マネ。おいで？」「ごめん、涼太。いかないと。」#黒バスプラス

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【幼馴染86】 「今までの事は…水に流してなんて言わない…。だから…」涼太が言いかけた瞬間、涼太の背後から声がする。「あれー？黄瀬君やん？ウチのマネに用事なん？」「今吉先輩…。」「アンタ…。」「帰ってこうへんと思ったら…まさか黄瀬君につかまってるとは。」#黒バスプラス

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【幼馴染85】 私は、どんなに酷いこと言われても涼太の事が好きで…、諦めきれなくて…絶対に実ることのない恋だと思ってた。高校に入って今吉先輩に出会って、バスケ部のマネージャーになって、少し自分に自信が持てるようになって、涼太を見返してやろうと思った。#黒バスプラス

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【幼馴染84】 「今さら取り繕っても仕方ないから言うけど、俺はずっとお前の事好きなんだよ…。今までのあれは…他の男にお前の事取られんのが嫌で…してた。曲がったやり方だったって思ってる…今までごめん…。」「涼太…。」まさか、こんな日がくるなんて思ってなかった。#黒バスプラス

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【幼馴染83】 「言えって…まぁ、どうせお前の事だから変なスイッチ入ってんだろ。私が涼太の側にいていいのかとかそういう系。…まぁ、俺がそうさせたのかもしれないけど…。……つーか、お前、俺がお前の事好きって言ったらどうすんの？」「…え…？」それ、どういうこと？#黒バスプラス

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【幼馴染82】 涼太に声を掛けられてはっとする。「…何でもない。」「その顔で言われても説得力ないけど。」そんな顔って…と思った瞬間、涙が頬を伝う。変な所で鬱スイッチが入ったせいだ。「ご、ごめん…。」「理由言えって…。」「言えない…。」こんな気持ち言えるわけがない。#黒バスプラス

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【幼馴染81】 誠凛との試合の時の強引なキスも…忘れた訳じゃない。あれからは、ずっと涼太と今吉先輩の事で一杯だった。私が好きなのは…どっちなんだろう。涼太も今吉先輩も私には、どっちも大切な人で…私なんかが構って貰える様な人じゃないのに。「何、考えてんだよ？」#黒バスプラス

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【幼馴染80】 今日の涼太は、中学時代に付き合っていた女の子達と同じ様に接してくれた。他の女の子と同じ様に扱われるのは、くすぐったい様な…少し他の女の子達が羨ましい。心に浮かぶ嫉妬心に気づかれない様にするのが精一杯だった。でも、涼太はどうしてこんな事をするんだろう？#黒バスプラス

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【幼馴染79】 「涼太、あの、手…。」そう遠慮がちに言われて、さっきから手を握ったままな事に気付く。何も言わずに恋人つなぎをしてやる。「まぁ、デートだし。」「デ、デート！？」「そう。」ーだから、お前は前みたいに隣で笑っていて。俺が奪ってしまったそれを、見たいんだ。#黒バスプラス

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【幼馴染78】 初めてコイツ街を歩く。俺が好きな女が可愛くない訳がない。ただ、すれ違う男達の視線にイラつく。俺が側に居なければ、男達の餌食だ。そんな奴らに見せつける様に、必要以上にくっついて俺のものアピールをする。その度に顔を赤くするこいつが可愛くて仕方がない。#黒バスプラス

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【幼馴染77】 これが俺への罰か。なら、今日は優しくしよう。コイツがこれ以上、俺から離れて行かない様に。あのクソ眼鏡にコイツは渡さない。「さ、どこから行く？」そんな独占欲を表に出さずにモデル用の笑顔で言う。そう言えば、モデル用の顔を見せた事なかったなんて思い出した。#黒バスプラス