西條剛央氏の長大すぎる「気付きと振り返り」、そして佐藤賢一氏の簡潔明瞭なツッコミ

基本的に自分で読む用にまとめました。 作為的なデコりなどはしないので、淡々と論旨だけを追っていただければ。
30
saijotakeo @saijotakeo

今日も現地の方から「話すというのは(しかも真剣に聞いて下さる人への話、さらに自分の話が何かの役に立つかもしれない)心の整理にもつながっていると思います。西條さんに話を聞いてもらうことで心理状態に良い影響を与えていただいているようです。」というメールをいただきました(許可得済)。

2012-09-18 14:47:30
saijotakeo @saijotakeo

何が言いたいかといえば、そんな風に普段は個人で動いているのですが、どうもそうした実情を知らない外部者からみたイメージと、実態(僕個人の感覚)がずれているようなのです。そして、僕自身、そのことに無自覚であり、それがときに異なる意味を帯びてしまっていたのかもしれない、と気づきました。

2012-09-18 14:51:49
saijotakeo @saijotakeo

僕は普段個人で動いているのですから、個人で動いている人を否定するわけがありません。そもそもプロジェクトの大小などに、本質的な意味はありません。大きくとも小さくとも、そんなことはどうでもよく、被災者支援のために尽力している人は本当に素晴らしいと心から思っています。

2012-09-18 14:58:39
saijotakeo @saijotakeo

プロジェクトや活動が大きいから偉いわけがありません。チェーン店の方が偉いわけではないのと同じです。お客さんを幸せにしているならば、小さなお店でも、ときどき開店するお店でも同様に素晴らしいと思います(僕は小さなお店の方が好みです)。

2012-09-18 15:03:05
saijotakeo @saijotakeo

当初は、何十万人という人が避難しており、食料もままならないような場所も多くあったため、それなりの規模の支援も必要だったと思うのですが、特にこれからは、小さな単位の支援の方が、きめ細やかな対応ができるため、そうした絆がたくさん出てくるのが理想のように思います。

2012-09-18 15:14:32
saijotakeo @saijotakeo

僕は個人的にはそのように考えているのですが、「ふんばろう」という大きな団体の代表としてふんばろうの規模感を強調すると、規模が大きいほどよいのだというメッセージとして受け取られてしまい、小規模の活動をコツコツとされている人の中には否定されたように感じた方もいたのかもしれません。

2012-09-18 15:21:38
saijotakeo @saijotakeo

そのようなつもりはまったくありませんでしたが、そのように受け取られて傷つかれた方がいらっしゃっいましたら、心よりお詫び申し上げます。

2012-09-18 15:22:52
saijotakeo @saijotakeo

そもそも、支援活動やボランティアは、競争ではありません。競う必要も、比べる必要もないのです。市場原理や資本主義、パイの奪い合いなどという考え方自体が、ボランティア活動にはまったくそぐわないものです。

2012-09-18 15:23:09
saijotakeo @saijotakeo

僕は伯父さんも津波で行方不明になり、故郷が大変なことになってしまったので、自分にできることをしようと、「ふんばろう」を立ち上げることになりました。

2012-09-18 15:26:00
saijotakeo @saijotakeo

海岸線は数百キロメートルにわたりあまりにも広域に渡って壊滅しているため、「これは誰でも、どんな形でもいいから、動ける人が動かないと」と思って、どこからでも誰でも支援できる仕組みを作ったのですが、その根本には「被災地支援してくれる人は誰でも有り難い」という気持ちがあります。

2012-09-18 15:28:00
saijotakeo @saijotakeo

ふんばろうを活用したい人はしてくれればよいし、入りたい人には入ってもらえたら助かりますが、原理的には、ふんばろうに入る必要もないし、他の団体と比較する必要もないのです。それぞれができる範囲でできることをやっていること自体が素晴らしいのであり、他の団体を否定する必要などないのです。

2012-09-18 15:37:56
saijotakeo @saijotakeo

ですから、「ふんばろう」を執拗に批判し続ける人をみると、なぜ、自分が助けたい人達を助けている人を批判するのにエネルギーを割くのだろうと不思議でなりませんでした。考えがあわなければ別にやればよいのだし、元々しょうもない僕のことなどブロックすればよいのにと。

2012-09-18 15:44:06
saijotakeo @saijotakeo

あくまでも一個人と個人として捉えていたのです。ですが、「ふんばろう」がたまたまあっという間に大きくなったため、僕の考え方があわない人への言動は、自分の想像が及ばないほど、強い立場からの否定、上から目線からの切り捨てとして受け取られていたのだろうなあと今になって思います(←未熟)。

2012-09-18 15:48:12
saijotakeo @saijotakeo

自分では規模の大小はあれど多々あるプロジェクトの一つに過ぎないと思っていたのですが、よい意味でもわるい意味でも、自分が思っている以上に、「ふんばろう」に対する期待や要求も大きくなっているところもあるのかもしれないとも思いました。

2012-09-18 15:55:51
saijotakeo @saijotakeo

そこで、幸い今は少し余裕がでてきましたので、「ふんばろう」に対するご要望やご批判、ご提案、疑問点などを受け付ける「意見交換会」を設けたいと思います。教室を確保する必要などあるので日程は前もって(後ほど)お知らせしますが、できれば来月の土日あたりで開催できればと思っています。

2012-09-18 16:01:08
saijotakeo @saijotakeo

(なお学術的な批判は『構造構成主義研究』にて批判的な論文も歓迎していますし、実際そうした論文もいくつも掲載されていますので、ご投稿いただければと思います。ただし、言うまでもありませんが、批判にもオリジナリティが求められますので200以上ある論文や著書の収集精査は必須となります。)

2012-09-18 16:25:57
saijotakeo @saijotakeo

あと、実情を知らない人からみれば、「ふんばろう」という組織は、誤解されていることもあるんだろうなあとも思いました。

2012-09-18 17:11:23
saijotakeo @saijotakeo

「宗教」になぞらえて揶揄する人がいるようですが、「ふんばろう」のミーティングをちらっとでも出た事がある人なら、まったくそんなんじゃないことがわかるはずです。建設的ではありますが、おかしいと思えばすぐに反対意見が出されます。よりよい代案があればどんどんできます。

2012-09-18 17:15:58
saijotakeo @saijotakeo

特に今年度に入ってからは各プロジェクトや支部のリーダーを中心として、それぞれのチームがほぼ完全に自律的に動いていますから、僕の出る幕はないのです(おかげさまで僕も個人で動きやすい状況になっています)。

2012-09-18 17:20:35
saijotakeo @saijotakeo

2ヶ月に一度の全体ミーティングや、節目ごとに、今後の方針やプロジェクトを建設的に進めるため考え方などを話したりはしますが、僕が伝えているのはそれぐらいのものです。

2012-09-18 17:22:35
saijotakeo @saijotakeo

「ふんばろうの人は…」と、ラベリングして、一枚岩の団体のようなイメージで捉えている人もいるようですが、実際にはゆるやかに人と人がつながって被災地支援を実現するためのネットワークのようなものなのです。僕はいつも敬語ですが、年下でも僕にため口で話してくるひとも少なからずいます(笑)。

2012-09-18 17:29:29
saijotakeo @saijotakeo

ただ、「ふんばろう」では、いきなり批判(非難)するようなことは、建設的なやりとりにならないのでやめましょう、ということは自戒を込めて言っています。「建設的な場にするために心がけたいこと」→ http://t.co/d2U676gD

2012-09-18 18:00:45
saijotakeo @saijotakeo

たとえば、以下→1) 質問は気軽に、批判は慎重に いきなり批判的なコメントを書き込むと、そのつもりがなくとも、 相手にとっては「攻撃」となり「責めた」と受け止められます。いきなり批判をするというのは、 いきなり斬りかかるようなものだと思っておいた方がよいかもしれません。

2012-09-18 18:01:56
saijotakeo @saijotakeo

2) 抱えてから揺さぶる まずは「お世話になっております」とか、「おつかれさまです」とか、 相手を認めてから(抱えてから)、「つきましては、これについてもう少しこうしていただくことは可能でしょうか」と 「提案」するようにすると、相手も気持ちよく提案を受け入れやすくなります。

2012-09-18 18:02:39
saijotakeo @saijotakeo

6) 被災者支援を目的としている人はすべて味方です これだけは忘れないでください。そしてみんな一生懸命生きて、一生懸命支援しています。空回ることもあるでしょう。でもそれは一生懸命やろうとしているからです。

2012-09-18 18:10:34