為末大さん@daijapanの「今日は【盲目の世界】について 相手は自分とは違う世界を生きている。本当のコミュニケーションはその前提から始まるんだと僕は思う。」

僕は彼女と伴走者の彼が試行錯誤してきた過程は、全ての競技のコーチング、もっと言えば全てのコミュニケーションに関わる人が知った方がいいもののように思えた。相手は自分とは違う世界を生きている。本当のコミュニケーションはその前提から始まるんだと僕は思う。by 為末大
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爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 @daijapan

おはようございます。今日は【盲目の世界】について

2012-09-17 07:28:51
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パラリンピックの合宿に行った時、ブラインドの選手が走っていた。少しだけ首を傾げるようにして、でもレーンからはみ出ないように伴走者と一緒に真っすぐ走っているのを器用だなと思いながら見ていた。休憩する時に、ふいにアドバイスを求められた。

2012-09-17 07:31:34
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”片方の肩が前に出ているからそれを真っすぐに”とアドバイスすると伴走者の方が”生まれつき盲目の選手はそもそも真っすぐがわからないんです”と答えた。それを聞いて僕は急に何をどうアドバイスしていいかわからなくなった。

2012-09-17 07:33:14
爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 @daijapan

共有されているという事を前提に私達はコーチングをするけれど、そうでない場合、その手法は破綻する。真っすぐを見た事が無い。つまり動いてみて、実際に起きている現象を見て修正するという手法が使えない。もっと深く入ればそもそも頭の中でどんなイメージを追いかけているのか。

2012-09-17 07:37:31
爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 @daijapan

視覚で得た情報を一切断って想像されるものは一体どんな世界なんだろうか?ビジュアルではないイメージはどういうものなんだろうか?走りに関してこちらがコーチングする立場だったけれど、あれから僕はそのブラインドの世界を世の中に伝えるにはどうしたらいいかを考えている。

2012-09-17 07:40:22
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同じ経験をして、同じものを見ているはずだ、という前提が成り立たないコーチング。それはすごく深くて示唆的だと思った。諍いの多くは、どうして君は同じじゃないんだという苛立ちから来るものが多い。人は違う、見ているものも信じているものも。その上でどうコミュニケートするか。

2012-09-17 07:43:41
爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 @daijapan

【終わり】僕は彼女と伴走者の彼が試行錯誤してきた過程は、全ての競技のコーチング、もっと言えば全てのコミュニケーションに関わる人が知った方がいいもののように思えた。相手は自分とは違う世界を生きている。本当のコミュニケーションはその前提から始まるんだと僕は思う。

2012-09-17 07:48:17
爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 @daijapan

なるほど RT @s136: @daijapan 私は緊急通報の受付の仕事をしていますが、電話だけのコミュニケーションも視覚情報を制限された状態なので、通報者とのイメージの共有にはいつも難儀しています。今回の話題はなんか似てるなぁと感じました。

2012-09-17 08:25:20

まとめ 世界ハードル連盟さん@WHA_2010の「今日は【スパッツ派の世界】についてです。」 ランパンとスパッツの一番の違いは締め付け感というかフィット感と思っている素人が多い。by 世界ハードル連盟 1353 pv 6