怪傑ゾロについて

怪傑ゾロについてまとめました。
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ゾロ:ゾロ(”zorro”)は、スペイン語でオスのキツネを指す。以下、その呼称を冠する人物などを挙げる。 怪傑ゾロは、ジョンストン・マッカレー作の小説『カピストラノの疫病神』の主人公の名前。また、その小説から派生した映画・アニメ作品のタイト… http://j.mp/fnQQpB

2011-07-04 05:50:28
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

なんとなくメモ。ジョンストン・マッカレー『快傑ゾロ』について。

2012-09-24 07:44:07
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

原作の第1作『快傑ゾロ The Curse of Capistrano』はおそらく1800~20年の間の出来事。スペイン統治下のカリフォルニアのサンファン・カピストラノが舞台。大地主デ・ラ・ベガ家の馬鹿息子ディエゴが、仮面を身に着けて民衆を迫害する総督とその兵士たちを翻弄する。

2012-09-24 07:45:33

怪傑ゾロの原作の第一作目

"The Curse of Capistrano"(1919)
by Johnston McCulley

http://en.wikisource.org/wiki/The_Curse_of_Capistrano

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/e7/Capistrano2.jpg

森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

オルツィ男爵夫人『紅はこべ』同様、翻訳されているのは第1作目のみ。ただし、シリーズ作品内での設定面での整合性はあまり取られていないとのこと。 http://t.co/v7Os5yCL

2012-09-24 07:47:11
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

ゾロことディゴの素性については、映画では様々にアレンジされる。ダグラス・フェアバンクスの『快傑ゾロ』(1921)では、ディエゴは姦計によって地位を喪ったロサンゼルス前市長の息子。リメイク版も同様。

2012-09-24 07:47:40
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

『アラン・ドロンのゾロ』(1975)では、メキシコのニュー・アラゴンの新総督に任じられた親友ミゲルが暗殺され、その遺志を継ぐべく彼になすました剣客ドン・ディエゴが任地へと赴く。『快傑ズバット』の仇討ちテーマの直接的な元ネタ。の、はずなんだけどあまり言及されていない気が。

2012-09-24 07:49:54
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

アントニオ・バンデラスの『マスク・オブ・ゾロ』は、メキシコがスペインから独立を果たした1821年の混乱を背景に、ゾロ(ディエゴ)の敗北・投獄で幕を開ける。20年後、牢を脱出したディエゴはならず者アレハンドロ・ムリエッタを後継者として育てる。

2012-09-24 08:00:22
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

アレハンドロの兄、ホアキン・ムリエッタとその相棒「三本指のジャック」は実在人物。史実でもカリフォルニア州立レンジャースのハリー・ラヴ大尉(映画でのアレハンドロの宿敵)に殺害され、首をアレされている。ただし、ホアキンの死は1853年で、『マスク・オブ・ゾロ』とは大分ずれていたり。

2012-09-24 08:03:25
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

この、ゾロの後継者を1840年に持ってくるという趣向は1982年公開のコメディ映画『ゾロ』を意識したものかも知れない。ロサンゼルス総督であった亡き父がゾロであったことを知ったディエゴは、自らもゾロとなって--。まあ、コメディなんですけどね。

2012-09-24 08:06:44
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

余り知られていないところで、アジザ/オリヴィエリ/スクトリクの『欧米文芸登場人物事典』(大修館書店)。言ってみれば架空人名辞典ということになりますが、ダルタニャンや怪傑ゾロなどについて、初出のみならず他の作家による小説や映画、TVドラマなどを丁寧に拾っているネタの宝庫です。

2010-02-26 15:49:17
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

『欧米文芸登場人物事典』(大修館書店)によれば、ゾロのモデルとなったのは、カリフォルニア知事に対する1830年代の反乱の指導者であったホセ=マリア・アヴィラであるらしい。南カリフォルニアの有力な一族であるアヴィラ・ファミリーの一員で、ロサンゼルス市長の娘婿であったとか。

2012-09-24 08:16:33
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

流石に観たことがないのだけれど、1963年の映画『ゾロと三銃士 ZORRO UND DIE 3 MUSKETIERE』で、ルイジ・カプアーノ監督はゾロと三銃士を対決させた。時代もへったくれもあったものじゃない。(笑) http://t.co/YDrjwU64

2012-09-24 08:23:00
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

ところで、ジョンストン・マッカレーが創造した仮面のヒーローはゾロだけではなく、他にブラック・スター、グリーン・ゴースト、サンダーボルトなどがおります。そうした中の一人、クリムゾン・クラウンは--。

2012-09-24 08:30:23
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

「赤い道化師」。その正体はデルトン・プローズ。第一次大戦の英雄にして大富豪、冒険家。富める者から奪い、貧しき者に与える。綺麗なジョーカーですな。催涙ガスを使うあたり、本気で笑気ガスを使うジョーカーの原型なのかも? どうなんだろね、.@nk12の人。(意識してないわけはない)

2012-09-24 08:35:45
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

というわけで、アメコミ以前のアメリカン仮面ヒーローについて何となくあれこれ考えている内に、ゾロ話をつい連続投下。"Behind the Mask"誌の内容紹介を見ていると、もうそれだけでおなかいっぱいです。 http://t.co/ZcVNkCZf

2012-09-24 08:38:09
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

(そして、今頃になってアニメ版『快傑ゾロ』のことを思い出すのだけど、あれ日本だと衛星放送だったのでついに観る機会がなかったんですよね)

2012-09-24 08:50:49
森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice

ロリータと言えば、ジョンストン・マッカレー『怪傑ゾロ』のヒロインはロリタ・プリド(要するにロリータ)でした。アニメ『快傑ゾロ』でも同じ名前。ロリータって名前のヒロインは他にもいた気がするのだけどぱっと思い出せない。

2012-02-24 16:55:50
洋梨の使者おみず @cradlemoon

タキシード仮面に似てるけど、タキシード仮面よりかっこよくて、タキシード仮面みたいに変態じゃないヒーロー。それがゾロ様http://www.nicovideo.jp/watch/sm1754029 この曲CD出ないのかな……出たら買うのに。

2010-05-17 21:11:35