ギリシャ神話&美術夜話【ディオニュソス篇】
@baccheuo あと、ディオニュソスって牛と関わりが深いのですか。知らなかった……! ヒョウとかライオンとか、そっちばかり思っていました。
2010-07-27 02:12:31@segawa アトリビュートとしては豹ですよねー。ですが、「雄牛の角を頂いた」神であったり、エウリーピデースの『バッカイ』なんかでは、ペンテウスに牛と見間違えられてたり(?)してます。面白いですよね!
2010-07-27 02:16:34『バッカイ』のディオニューソス様は金髪角っこ…。エウリーピデース先生ありがとうございます…(たしか、M.L.West先生が、『オレステース』のいけめん金髪メネラーオスマスクを、『バッカイ』のディオニューソスに再利用したかもね…みたいなことをいってた気がする)
2010-07-27 02:21:27@baccheuo ほほう……! 雄牛の角の神って若干オリエント的なのかなという気もしますがどうなんでしょう……。色々お訊きして恐縮ですが、アリアドネの糸=アジア・オリエントとギリシア(アッティカ文化)の調停者 というお話も気になります。あれはそういう喩えと見なせるのですか?
2010-07-27 02:23:33@segawa 私も詳しく勉強してないのですが、おそらく、クレタ文明(ギリシアから見ればオリエント・アジア的)の王女がアテーナイの王子(アッティカ=ギリシアの象徴)を迷宮から救い出す、というところに、後の人々は近代のヨーロッパ文化の混迷を救い出す希望を見出したんじゃないかなーと。
2010-07-27 02:28:26@segawa なるほど、たしかに!>雄牛の角の神って若干オリエント的 ディオニューソスはアジア・オリエントを放浪した、東方に縁のある神ですしね!
2010-07-27 02:30:04@baccheuo ああなるほど、そういう意味で>アジア・オリエントを放浪 ヒョウやライオンというのも、そういうイメージなのでしょうね、多分。
2010-07-27 02:32:04ついでだから書いちゃおう。デルフィの《シフノス人の宝庫》のフリーズ、巨人族と神々の戦いを描いた浮彫の中に、戦車に乗って戦うディオニュソスが登場するんだけど、それがすごくオリエンタルで気になってるんですよ。
2010-07-27 02:34:45そもそも戦車……馬に牽かせる二輪車というのがオリエント発祥のものというのもあるけど、何より特徴的なのが、それを馬でなくライオンに牽かせてる。そしてそのライオンが、明らかにアッシリアやペルシアのレリーフと描き方が同じ。 http://bit.ly/cVxwP1
2010-07-27 02:36:09これ、こういう表現って他にあるのかなあ。ディオニュソスとライオン、とか。東方との関係性を示すためのライオン、とか。アッシリア・ペルシアそっくりのライオン、とか。
2010-07-27 02:38:03Delfi博物館、行きました。シフノス人の宝庫のレリーフですね。RT @segawa http://bit.ly/cVxwP1
2010-07-27 02:44:44うおお面白い。しかし私勉強不足だな…明日LIMCのディオニュソスの項目見直そう。RT @segawa: これ、こういう表現って他にあるのかなあ。ディオニュソスとライオン、とか。東方との関係性を示すためのライオン、とか。アッシリア・ペルシアそっくりのライオン、とか。
2010-07-27 02:41:33ディオニュソスの聖獣が何故豹になったのだろう→豹がいる地域から輸入された神様なのだろうなあ→でもベルセルクも豹皮かぶってたなあ→豹そのものが狂乱の記号として機能しているのか?→調べたいが眠い ←イマココ
2010-07-27 02:35:21とりあえずWikipediaだけは見た。: "古代ローマではヒョウの息は芳香を持ち、動物たちはこれに魅了され、ヒョウに狩られてしまうと信じられていた。この香りに抗することができるのはユニコーンだけであるとされた。"
2010-07-27 02:37:35初めて知った RT @wordcage: とりあえずWikipediaだけは見た。: "古代ローマではヒョウの息は芳香を持ち、動物たちはこれに魅了され、ヒョウに狩られてしまうと信じられていた。この香りに抗することができるのはユニコーンだけであるとされた。"
2010-07-27 02:44:54自分も初耳でした。 RT @segawa: 初めて知った RT wordcage: Wikipedia"古代ローマではヒョウの息は芳香を持ち、動物たちはこれに魅了され、ヒョウに狩られてしまうと信じられていた。この香りに抗することができるのはユニコーンだけであるとされた。"
2010-07-27 02:50:26