自慢じゃないが、俺はボカロをかなり早期に認知していたつもりだ。それでもなのかそれでなのか、どうもここ1年かそこらのボカロ界隈の狂騒振りには違和感を感じている。
2012-10-04 15:28:23どう言えばいいのかなあ…ボーカロイドというものはもっと別の何かになれたはずなのに、キャラとしての初音ミクその他が巨大になりすぎてそっちがメインになってしまった気がする、というか。
2012-10-04 15:28:30@ki84type4 ミクのverUPは認めても、完全に新規開発のボカロは認めないか無視するみたいな?
2012-10-04 15:29:41ボーカロイドというか初音ミクが起爆剤になって様々なものが生まれ、新たな才能とそれを広く知らしめる場が現れたことは全く素晴らしいと思う。腐り果てた日本の音楽業界に最後の一撃を加えるのかもしれないし、一時は滅び去ったDTMという趣味が息を吹き返したのもいいことだと思うし。
2012-10-04 15:32:04ただ、それでも思うのだ。やはり今のところ、どんなに頑張っても人間の声の代替にはなり得ない。曲も詞も、それは実際に演奏し歌うという才能とは別のところから生じる場合もあって、そんな才能に突破口を与えたという意味でボカロは偉大なのだが、あくまでそれは河を渡る筏に過ぎない。
2012-10-04 15:35:18ボカロには大きな可能性がある。調整次第では人間に出し得ない音すら出せる。それは認めるが、しかし人間の声には遙かに大きな力がある。敢えて言うが、ボカロの為に生み出された歌が人間の声を得れば、その力は遙かに大きなものになるだろう(もちろん人間の声であれば何でもいいわけではない)。
2012-10-04 15:39:20しかしその可能性を、もしかすると初音ミクというキャラクターが摘み取る場合があるのではないか、と最近では思うのだ。いわゆるミクのファンは、それが良い曲で素敵な歌だから熱狂するのか、それともボカロの、ミクの歌だから熱狂するのか。
2012-10-04 15:42:06敢えて書くが、ボカロに惹かれる層の心理というのは単純なものではないと思う。楽曲の良さ、ミクの声とその外見というパッケージだけではないだろう。その身に纏った様々な物語、既存の音楽産業に対するカウンターパートたる存在というイメージに惹かれるというのもあるだろう。
2012-10-04 15:45:04そして、多分90年代前半くらいまでの日本のミュージックシーンというものに疎外を感じてきた層が、例えばアニソンや声優さんの歌に走り、その延長軸上にあるものとしてのボカロを支持したのではなかろうか、と思うのは偏見だろうかしら。
2012-10-04 15:47:17それが悪いとは言わないし、あまり言い過ぎると話の本筋とは外れてしまう気もする。ただ、あのミクの立体映像と楽曲に熱狂している人々は一体何に熱狂しているのだろう、とどこか違和感を覚えてしまうのはやはり確かだったりする。あれは、ミクだから、ボカロだからなんだろうか。
2012-10-04 15:50:37彼らはあの声、あのどうやってもやはり人間のそれとは違う歌声に惹かれるのだろうか。あれはいずれ人間が歌うべきものではないのだろうか。
2012-10-04 15:50:45@ki84type4 どうもさ、何て言ってるかわかんないの多いのよね。最近のは。言葉の抑揚とか難しいのかな。かなり調教されてるとは思うけど、聞き取りづらくって言葉が入ってこない。
2012-10-04 15:52:31あれで終わっていいのだろうか。あの楽曲は、優れた歌い手を得れば更なる高みへ達するのではなかろうか。ボーカロイドはその門を開くものであって、故に素晴らしいのではなかろうか。あまりに巨大になりすぎたミクは、その門を閉ざしてしまうのではなかろうか…。
2012-10-04 15:54:15