カガミネ書
神は大天使アサポエルの息吹より小さな女を作った。神「どうせなら男女セットのほうがいいな」 同じようにして小さな男を作った。ショタコン達は歓喜した。 #カガミネ書
2012-10-08 16:45:15「街角の男のプラカードには『World Ends This Friday(世界は金曜日に終わる)』とあった。通りがかったリンは金曜に録画予約が入っていたので男に土曜まで伸ばすよう言った。こうして世界は土曜日に滅びた」 #カガミネ書 #偽書 http://t.co/4y51jUtb
2012-10-08 17:00:56「ある寒村の土壁に現れた染みがかの天使の姿に似ていると話題になった。似姿に手を触れたひとりの老婆は長年の患いが治癒したと主張した。そして連日多くの信者がさびれた村に押しかけた。TVでニュースを眺めていたリンはくしゃみをひとつした。風邪をひいていたのだ」 #カガミネ書 #偽書
2012-10-08 17:06:58「初期の鏡音教徒は権力者による迫害から逃れるためカタコンベと呼ばれる地下礼拝堂にこもり、後にアングラPと呼ばれるようになった」 #カガミネ書 #偽書
2012-10-08 19:23:58「東洋のある国では『踏み絵』と呼ばれる鏡音教徒摘発が行われた。彼らが信仰の象徴とするバナナの皮を踏ませ、転んだ者は即処刑という魔女狩りめいたまことに過酷なものであったという」 #カガミネ書 #偽書
2012-10-08 19:29:53「第一回公会議において、リンはアホの子であったとの説は正式に異端とされた。レンもまた神の子であったとする説も同様に異端認定を受けた。暗黒時代の始まりとグノーシズムの萌芽である」 #カガミネ書 #偽書
2012-10-08 19:46:04「リンは黴くさいその本を開いた。『リンは異教徒を撃ち払いこの地に平和を』『リンの怒りに触れた街は』『リンは罪深き者たちを一瞬にして』『リンは』『リンは』『リンは』リンはがまんできずに泣き出した」 #カガミネ書 #偽書
2012-10-09 23:35:31「見習い牧師の少年がRMTの祈りを捧げ聖堂を後にしようとした時、やせた少女がひとり戸口に佇むのに気づいた。あんたなんで祈ってんの。少年が黙っていると、その人なんにもできないよ。なんにも。いつの間にか少女は姿を消した。春の匂いがした」 #カガミネ書 #偽書
2012-10-10 19:43:02「鏡音グノーシズムにおけるリンは、神でも人でもない、さまよい続ける旅人。この宇宙は神のコードによって書かれたが、致命的エラーを含んでいた。リンは修正パッチとして遣わされたが機能することはなかった。いつかブルースクリーンと化す世界をその終わりまでただ見守る」 #カガミネ書 #偽書
2012-10-10 19:55:36「存命中、あるいは死後に奇蹟をなした良き鏡音教徒はクリプトンによる厳正な調査を経て聖なる廃人『聖廃』に叙せられる。最初にカガミネ書を記した廃ニューは、死後に勃起した『エレクトの奇蹟』で知られる」 #カガミネ書 #偽書
2012-10-10 21:52:18編者注:"RMT"とは、カガミネ記に記載のある天使を称える言葉を簡略化したものである。長い歴史の中で信仰が政治の道具にされ迫害・差別を生みそうになった時、信者たちは直接的表現である元の言葉を使わずにその略語である"RMT"を祈りの言葉とした。 #カガミネ書
2012-10-08 19:05:02さまざまな断片たち。
「カガミネ書」まとめにおいていみじくも編者ジョイメカPが語ったように、発言者たるわたし、山本は至極まじめに信仰の発現と隆盛を語ったのである。ここからはキャラ萌え的には面白くもない神学大系を思いつくままに語ろう。しばしのおつきあいを。 #鏡音神学
2012-10-08 22:33:48第一回公会議において「リンは天使、幼女、鳥の三位一体である」ことが正統となった。学者達を大いに悩ませたのはこの「天使」の定義についてである。 #鏡音神学
2012-10-08 22:36:51鏡音神学において、天使は神のメッセンジャーであるとされ、明文化されないまでも「天使はアホの子」は自明であった。これは公会議で決定されたもうひとつの正統「リンはアホの子にあらず」と矛盾する。 #鏡音神学
2012-10-08 22:41:09矛盾は解消されねばならない。公会議の決定は絶対である。方法はひとつしかなかった。天使の再定義である。天使はアホの子ではない。 #鏡音神学
2012-10-08 22:44:12正典にある「(リンは)天使の如く」の記述を巡って、リンの天使性は否定できないまでも天使そのものではないと過激に主張した学者もいたが、彼は1週間後川面に浮かんでいた。 #鏡音神学
2012-10-08 22:47:49天使はアホの子ではない。OK、次なる問題は正典の「(天使の如く)白痴」の記述であった。正典もまた絶対である。これには多くの学者が思わず神を呪うことばをあげかけたほどだった。 #鏡音神学
2012-10-08 22:53:19公会議における正統認定と正典の間の矛盾は一部の者たちを異端に駆り立て、後の鏡音グノーシズムならびにレン派サタニズムにつながるのだが、その話は別の機会に。 #鏡音神学
2012-10-08 22:56:54