東方屍人街【完結】
- sasugaanijya
- 1940
- 0
- 0
- 0
小此木さんの援助と
ケイト「幻想郷に住む人妖達!お願い、私の声を聞いて!私は…私は一足先に、幻想郷へ帰る!御免なさい!だけど…だからこそ、この物資を渡したいの!同じ幻想の世界から来た、見知らぬ貴女達に!だから、お願い!この声を、聞いてぇっ!」
2012-11-29 02:38:16@sasugaotojya こんばんは。霧雨魔理沙様とそのお仲間の支援をしている者なのですが、幻想郷の皆様の支援に食料いただけませんでしょうか。別途会計で管理して分配いたします。
2012-11-29 02:42:46@sasugaotojya 食料が不足している幻想郷の方から直接依頼があった場合は、そちらをご優先お願いたします。それでは。
2012-11-29 02:43:27@Okonogi_P ケイト「きりさめ、まりさ……あの黒白の魔法使い!その仲間を支援、してるんだね……判った、譲るよ。必ず、幻想郷の皆へ渡して…助けてあげて…!」
2012-11-29 02:44:16@Okonogi_P ケイト「私は一人で先に逃げ出しちゃうけど…同じ場所に住んでた人達を見捨てたいワケじゃない。だから、助けてあげて。お願い、します…!」(食糧43譲渡しますー)
2012-11-29 02:45:46@sasugaotojya かしこまりました。八雲様や河城様や霊烏路様、古明地様や博麗様ともお取引きさせていただいておりますので、彼女達を通じて配ってみますね。勿論、アリス様とも。
2012-11-29 02:47:12@Okonogi_P ケイト「うん…うん!お願いします、後…お願いします!私よりも遥かに強い人達ばかりだけど、助けてあげて下さい…!」
2012-11-29 02:48:19@sasugaotojya 射命丸様や森近様もいらっしゃいましたね。確かに彼女達は強い。それでもこの世界は恐ろしい。貴方の力は必ず彼女達を助けるでしょう。ありがとうございます。
2012-11-29 02:49:43@Okonogi_P ケイト「お願いします…皆より遥かに力の及ばない私が…一人だけ逃げ出す私が出来るのは、コレぐらいだから…!……じゃあ、行きます。有難う、おじさん…っ!」
2012-11-29 02:50:54@sasugaotojya 幻想郷の皆が、彼女達を思っている事、確かにお伝えします。では、楽園と聞く向うでもよき生存を。
2012-11-29 02:52:40吼える武神と
ケイト「行くよ…少しでも数を減らして、皆を楽にさせてあげるんだ……我が拳は天を崩し、我が脚は天を震わす!我が名は永瀬ケイト、幻想郷の住人!止められるものなら止めてみろ、ゾンビ共ォッ!」
2012-11-29 02:56:07最後の戦と
①この世界へ来て早一ヶ月半。気が付いた時に近くに居たおじさんが教えてくれた場所を目指す。少年が持っていたお守り――銀色の鍵を握り締めて。その場所へ訪れた私を待っていたのは、巨大な機械が鎮座する円形の陣。コレが脱出手段だと言うのだろうか。
2012-11-29 03:07:43②そう訝しんで居たのも束の間、その先へ存在する違和感へと視線を向ける。其処に広がっていたのは…空間の歪み。その奥に見えるのは、幻想郷の風景。
2012-11-29 03:07:53③流石にそのまま突っ込むのは危険と判断し、近場に有った石ころを投げ込む。すると、その石ころは歪みの先の幻想郷の大地へ、転がった。帰れる、私は帰れるんだ。
2012-11-29 03:08:06④しかし、徐々に歪みは小さくなっている。人一人通り抜ければ消えてしまいそうなぐらいに、儚い。急がないと……でも、待て。このまま帰って良いのか?走り出そうとした脚を、ピタリと止める。そして…歪みへ背を向ける
2012-11-29 03:08:16⑤せめて、この私が持つ物資を誰かに分け与えなければ。そうだ…同じ幻想郷から来た人達が、まだこの世界に居るはず。探そう、急いで。そして、この物資を手渡そう。
2012-11-29 03:08:24⑥叫ぶ。幻想郷の住人へ、その仲間へ、届くように叫ぶ。その声でゾンビ共が近付いてくる気配がするけど、それでも叫ぶ。ただただ、叫ぶ。
2012-11-29 03:08:35⑦現れたのは妙齢の男性。霧雨魔理沙…あの黒白の魔法使いと、その仲間達を支援しているらしい。私は、その男性へ食糧を手渡した。彼女達を必ず救って欲しい、そう願って。
2012-11-29 03:08:45⑨咆哮。その咆哮に引き寄せられたのか、大きな剣を掲げた男性の姿。敵…違う、味方!ゾンビを物凄い勢いで切り伏せていく…凄い、あの人は、強い。私では足元にも及ばないぐらい、死線を潜り抜けている。
2012-11-29 03:09:02