アカウント「自転車の道路交通法」のツイートについて

自転車の道路交通法 @BicycleLawJP

道路交通法は、それさえ守れば必ず安全というものではありません。法律を守るとともに、法律上求められる注意義務を果たさなければなりません。

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また、法律上許容されている行為は「当然の権利」ではありません。例えば、車両通行帯が設けられた道路では自転車は法律上第一通行帯のどこを通っても良いのですが、だからといって道路状況に関わりなくまたさしたる理由もなく第一通行帯のど真ん中を走り続ければ、不適切な通行となります。

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法律を正しく理解し守ることはもちろんのこと、さらに所要の注意義務を果たし、また徒に権利を主張せず調和のとれた通行を心がけ、もって交通の安全と円滑に資することが、道路を利用する者すべてに等しく求められるものと考えるものであります。

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よく頂く疑問…道交法には、一見危険と思われる行為であっても禁止されていないというものが存在しますが、そのような法規定も「法規定と安全策は別の話」と割り切り、純粋に法規定をご紹介させて頂いております。この姿勢に対し、危険行為を推奨するのかといった旨の疑問を頂くことがございます。

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…安全策を検討することは大変重要なことではございますが、それについては他の方も行われていることでございますので、弊アカウントでは、先ほど申しましたとおり「法規定と安全策は別の話」と割り切ったツイートをさせて頂いております。

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…交通ルールを、一見危険と思えることも含め正しく理解することについては、大きく３つの必要性があるものと考えております。

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①交通ルールは、まことに残念ながら自動車優先主義及び安全至上主義に陥った誤ったものが普及しており、その結果自転車については、自動車の横暴を招いたり、自転車利用者を萎縮させ円滑を阻害したりしています。特に車道上の安全と、円滑の実現には、現状では誤ったルールの打破が欠かせません。

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①の例：自転車の基本的な通行位置が、車道の『左端』ではなく、『左側端寄り』であると正しく普及することにより、自転車を左端に追いやろうとする自動車の横暴を減少させたり、自転車利用者が自ら危険な左端ぎりぎりの部分を通ることを防いだりといった効果が期待できる。

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②安全運転とは、交通等状況に応じ、法律上許容された範囲で適切な通行方法を判断し、運転を行うことをいいます。そのため、安全運転のためには、法律上何が許されているのかを状況状況で判断するための正しい知識が必要となります。ルールを正しく理解することが、安全の幅を広げることに役立ちます。

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②の例：自転車の基本的な通行位置が、車道の『左端』ではなく、『左側端寄り』であることを理解することにより、自転車を追い越す途中で誤って幅寄せしてしまうトラックに対処するために、左側に安全マージンをとるという安全策を講じることが可能になる。

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③万一の交通事故の際、自転車は任意保険に入っていないことが多いため、示談において保険会社の補佐を受けることができない。特に相手方が自動車である場合には、相手方保険会社から誤った交通ルールによる交渉がなされる恐れがあるため、法的に不利にならぬよう交通ルールの正しい理解が欠かせない。

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③の例：自転車の基本的な通行位置が、車道の『左端』ではなく、『左側端寄り』であることを理解していれば、相手方保険会社が「自転車側は『左端』を通っていなかったから過失割合を増加修正すべし」と主張してきた際にも、これに対向することが可能になる。

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…なお、せっかく多数の方にご覧頂いておりますことから、興味をもって頂けるよう、多分にネタ的なつぶやきをさせて頂いております。その旨悪しからずご了承ください。また、長々と失礼いたしました。