今日は、午後から破産の申立。その後は、和解手続。なかなか微妙な案件で、依頼者がとっても動揺している。判決になったら勝つように思うんだが、負けた時のリスクが大きすぎる案件。
2010-08-03 09:53:44和解しても、第三者からみたら、実質勝訴的な案件なのだが、依頼者は判決に拘りたいようだ。悩ましい…依頼者の健康状態も良くないし、早くこんな事件から解放させてあげたいと思うのだが…
2010-08-03 09:55:50裁判官も和解満々…期日間にも直接双方の代理人に電話があり、色々と話をしてくれるし、聞いてくれる。文案作りにも協力的。確かに、和解で収めるのが、色々考えるに良いだろうと私も思う案件。
2010-08-03 10:00:12和解の一番難しいところは、依頼者への説得。あんまりやりすぎると、「どっちの弁護士だ?」ということになり、信頼関係を壊してしまいかねない。でも、中には全く聞き分けのない方もいて、ついついカッとなって言い過ぎてしまうこともある。そういう場合は、すぐに謝ることにしている。
2010-08-03 17:44:16我々法曹界には、確かに独自の世界があるし、独自の理屈があるような気がする。それを依頼者が理解できないのは、ある意味しょうがないような気がする。でも、ここで衝突することが多いように思う。
2010-08-03 17:45:39法律上、和解というのは、相互に譲歩することをいう、ということになっているが、「和解するのに、なぜこちら側が譲歩しなければならないんだ?」という依頼者が意外と多い。全面勝訴の判決を、和解という名前でもらうかのような感覚。。。
2010-08-03 17:47:31一歩でも譲歩すると、負けたような気がするようだ。気持ちはよく分かる(笑)。それを裁判所は、話をまとめるために、10歩くらい譲歩しろという。我々の感覚だったら、10歩ならそんな譲歩とは思わないが、依頼者からしてみれば、完全敗訴に等しいようだ(笑)。
2010-08-03 17:49:07この感覚こそが交渉下手の主因の一つ。優先順位と第三の案を考えさせるのが吉> @ononnon: 裁判所は話をまとめるために10歩くらい譲歩しろという。我々だったら10歩ならそんな譲歩とは思わないが、依頼者からしてみれば、完全敗訴に等しいようだ(笑)。
2010-08-03 18:57:14別に無理矢理和解にする必要もないのだが、我々が和解を勧めるときというのは、判決をもらったときの諸々のリスクを考えた結果であることを、もし弁護士に事件を依頼している方がいらっしゃったら、心得ておいて欲しいと思う。
2010-08-03 17:50:46