《シンポジウム 「放射能による福島の子どもたちの健康被害」まとめ 会場文字起こし改訂版》

楽天ブログからリンクする形にした昨夜のバージョンが読みにくかったので、改めて小分けにツイートして、最後に私個人の感想を入れてまとめを作り直しました。 IWJによる録画はこちら http://www.ustream.tv/recorded/26421944
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

シンポジウム 「放射能による福島の子どもたちの健康被害」2012年10月25日 18時30分開会 北海道クリスチャンセンター 以下、連続ツイートします。挨拶 「福島の子どもたちを守る北海道」事務局長 山口タカさん。講演者の紹介。

2012-10-26 17:25:28
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

シンポジウム 内容① 深川市立病院内科部長松崎先生のお話。② 子ども福島の前代表 原発事故子ども被災者支援法市民会議代表 中手聖一氏のお話 ③ 元国連アドバイザー 松村昭雄氏のお話 ④ 質疑応答

2012-10-26 17:25:44
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師1 原発事故前は禁煙運動に主に取り組んできた。資料は膨大なものなので、希望者はメルアドにメールをほしい。 「8bitnews」の取材を受けたので、そちらにもアクセスしてみてほしい。このメディアは、NHKの堀潤さんが立ち上げたもの

2012-10-26 17:26:02
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師2 言いたいことは、10ミリシーベルトの(累積)被曝でも甲状腺癌が出るということ。結論としては福島県の中通りは住めない、ということ。「ベラルーシにおける甲状腺ガン発生率の変化」事故翌年から増え始めた。

2012-10-26 17:26:22
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師3 大規模に子どもの甲状腺癌を最初に調べたのは、チェルノブイリ後に日本財団の派遣で調べた山下俊一氏たち。そのときの論文は雑誌に掲載、公開されている。チェルノブイリの事故後、ゴメリと汚染が比較的少なかったモギレフで調べた。モギレフは福島市みたいなもの。

2012-10-26 17:26:38
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師4 甲状腺検査で直径5ミリ以上ののう胞を確認できたのは1%位、モギレフではそれより一桁下。ゴメリでは甲状腺癌が増えた。それを基準に考えよう。

2012-10-26 17:26:56
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師5 1996年、山下俊一氏のチームが書いた論文も公開されている。土壌汚染ごとに調べると、甲状腺癌が増えたのは、福島の中通りと同じような地域に住んでいた子ども。「事故直後に大量被曝したから、福島とは違うのではないか」という言い訳はできるが、

2012-10-26 17:27:11
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師6 福島の原発近くにいる子ども達の結節頻度は、今年春の時点で、チェルノブイリの数年後の比率と同じ状態。日本の子どもの方が結節ができる比率が高い原因は、体質によるのか、事故直後の放射性ヨウ素を現在の推測以上に浴びた可能性もある。

2012-10-26 17:27:32
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師7 嚢胞に関しては、同じ診断基準直径5ミリで、既に2.5%事故10年後のチェルノブイリでは0.5%。5ミリ以下ののう胞はこれまでデータがないので比較できないが、今後大きくならないか心配。きめ細かい検査が一番大事だと思う。この結節嚢胞の比率はやはり放って置いてはいけない。

2012-10-26 17:27:49
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師8 チェルノブイリではそれ以外にも影響があった。 放射線被曝は先天異常に関して、産婦人科の教科書の基準の100分の1でも異常が起こる報告がある。乳児の死亡率や死産率がラトビア、アイスランド、ノルウェーで下げ止まっている。

2012-10-26 17:28:14
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師9 先天異常も10ミリシーベルト被曝くらいで起きている報告がある。ダウン症の増加は数ミリシーベルト被曝で起きている。ヨーロッパ各国のダウン症のトレンド全体も、チェルノブイリ事故後上がっている。

2012-10-26 17:28:47
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師10 男女の誕生の性比も、チェルノブイリ事故後、トレンドが変わり、ヨーロッパでは男児の出生率が増えた。女児が生まれなかった可能性が高いと思う。その差は数十万人という計算もある。これもチェルノブイリの被害者として数えなければならない。

2012-10-26 17:29:03
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師11 (累積)10ミリシーベルトでも危ないぞ、という話だ。国は、100ミリまで大丈夫、毎年20ミリまで浴びても大丈夫だから帰還しろ、と住民に言っている。(「低線量被曝のリスク管理に関するワーキンググループ」)

2012-10-26 17:29:22
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師12 では次に、被曝10ミリで統計学的に有意に上がっているという話をする。専門家は「疫学的にはずっと長年統計を取らないと分らない」と言っている。が、原発労働者のガン、医療被曝のガンは10ミリで上昇。乳がんは医療被曝2ミリから17ミリで60~280%増。

2012-10-26 17:29:47
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師13 (累積)10ミリシーベルトの被曝で数%ガンが増加するとしたら、福島市や郡山市には住めないことになる。

2012-10-26 17:30:10
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師14 当初原発労働者の死亡率は一般国民よりも低かったが、2年前の調査でついに一般国民よりもガンの死亡率が高くなってしまった。膀胱がん、結腸がんなど4種類は20年前よりも減ったが、肺がん肝臓ガン胃がんなどメジャーなガンと白血病は間違いなく増えている。

2012-10-26 17:30:28
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師15 全がんを合計しても右肩上がり。被曝(累積)13ミリで4%ガンが増える。(累積)10ミリだと3%増える。ガン以外の病気も右肩上がりで、一般人よりも増加している。

2012-10-26 17:30:51
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師16 「一般国民」には働けない、健康でない人も含む。「被曝労働者」は健康で働ける人しか含まれないので、最初から公平ではない。「原発労働者は喫煙や飲酒が多いからだ」と国はとぼけた。そのような結論を導くには、もう一度分析して、結論を出さなければならないのに、そうはしていない。

2012-10-26 17:31:19
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師17 スウェーデンでは、20ミリ被曝でガンが11%増加。普通は1000ミリ被曝で増加がようやく見えることになっていたのだが、被曝線量が一桁違うものとなっている。

2012-10-26 17:31:35
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師18 飲酒と関係あるのは、肝臓ガン。(累積)10ミリ当たりで10%発癌比率が違うので、飲酒量がものすごく差がないと妥当ではない。実際には、飲酒率は国民40%台。原発労働者は70%台と国は発表。

2012-10-26 17:31:50
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師19 ところが原発労働者は、少しでも飲めば「飲酒」と数えた。国民の方では、週に3回、各回1合以上飲む人だけを「飲酒」と数えた。数え方が違う形で飲酒率を比べているのが国。同じ数え方をすると、60代以上では、「一般国民」の方が飲酒率が高くなる。

2012-10-26 17:32:07
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師20 飲酒率が5%増えてもガンは3%増えることしか説明できない。実際の原発労働者の肝臓ガン発病率と合わない。飲酒量には、原発労働者と一般国民はあまり差がないし、高線量被曝労働者が飲酒量が多いわけではない。

2012-10-26 17:32:26
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師21 肺がん。(累積)10ミリで6%差が出る。喫煙本数が大きく違うのなら分るが「日本疫学会ニュースレター」では、累積線量と喫煙に関するグラフの方では、縦目盛りのとり方がおかしい。そういう誤魔化しまで行っている。

2012-10-26 17:33:33
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師22 喫煙率自体にはウソがなかった。「一般国民」と原発労働者では、喫煙率は同じ。ただし、累積(被曝)10ミリ増えるとそのグループの喫煙率1%増える。それでも計算上、ガンの増加と合わない。30倍の発癌率の差があるグループでも、喫煙率は3%くらいしか変わらなかった。

2012-10-26 17:33:51
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

松崎医師23 広島長崎の原爆被害の全貌が分るようになって来たのは、原爆投下後30年以上経過してから。被曝労働の統計はまだ20年なので、害がはっきり分るのはこれから。100ミリ以上被曝の群で発癌が下がるのは、被曝隠しの可能性もある。

2012-10-26 17:34:41
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