ブランキ『天体による永遠』を巡るやりとり

すけるさん(@sukerut)から広がる、『天体による永遠』の輪。 一連の流れを見えた範囲でまとめてみました。
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天体による永遠 (岩波文庫)

オーギュスト・ブランキ

舞狂小鬼 @okiraku_k

『天体による永遠』、こんな本とは思わなかった。面白いじゃないか。「無限に広がる大宇宙」の深遠に思いを馳せ、心震わせた覚えのある少年少女なら堪らないはず。

2012-10-23 07:23:59
すける @sukerut

オレが言ってもまあ色つきで判断されるだろうから(それは間違いではない)、あんま言わなかったけど、SF好きな人にこそ『天体による永遠』ぜったい面白いと思うんだよな。〉RT

2012-10-23 20:23:52
相楽 @sagara1

近いうちに読んでみます。 RT @sukerut オレが言ってもまあ色つきで判断されるだろうから(それは間違いではない)、あんま言わなかったけど、SF好きな人にこそ『天体による永遠』ぜったい面白いと思うんだよな。〉

2012-10-23 20:52:46
すける @sukerut

@sagara1 おお!面白く読んでいただけるといいのですが。

2012-10-23 21:43:43
舞狂小鬼 @okiraku_k

ブランキ『天体による永遠』途中。この本によってブランキは、自分にとって野尻抱影や稲垣足穂と横一線で並ぶ存在にwww。

2012-10-24 07:02:20
舞狂小鬼 @okiraku_k

ブランキ『天体による永遠』読了。19世紀フランスで、33年間を獄中にくらした革命家が書いた、宇宙と永遠回帰についての奇想の書。これは凄い。野尻抱影と稲垣足穂の第一部、ベイリーの第二部を経て、驚異の第三部でニーチェとイーガンに到る!

2012-10-24 20:35:53
舞狂小鬼 @okiraku_k

第三部を読んでいる最中、面白さに顔がにやけてくるのを禁じ得なかった。これはいい本を紹介頂いたなー。今ちょっと興奮してますw。<『天体による永遠』

2012-10-24 20:39:54
すける @sukerut

これは、最大級の評価だー!>RT

2012-10-24 20:40:06
すける @sukerut

もう一度、わたしのポジションから言いたい。『天体による永遠』を書いたときに、ブランキはなにも諦めてはいない。

2012-10-24 20:43:29
すける @sukerut

いや、SF読みにとっての魅力の本質を衝く素晴らしい感想を読ませていただき、こちらこそ嬉しいです!RT @okiraku_k: sukerut ご紹介頂き、ありがとうございました!これは面白いです‼(^^)

2012-10-24 20:46:48
すける @sukerut

@okiraku_k .着想自体はかなり素朴なものだと思うんですが、そこからの議論の組み立て方がSFの原基的な部分と通じてると思うんですね。著者の環境を評価の勘定に入れるのは本来あまりよくないことかもしれませんが、あの内容とあの環境との呼応にはやはり心を動かされずにはいられません

2012-10-24 21:03:02
すける @sukerut

@okiraku_k .なによりも、宇宙について自分なりに考えることを純粋に楽しんでいるブランキ!

2012-10-24 21:05:15
すける @sukerut

しかるべき人に届くものは届くということを確認して、PCから撤退。

2012-10-24 22:38:27
青の零号 @BitingAngle

@sukerut お二人の楽しそうなやりとりを見ていて、つい私も「天体による永遠」をポチってしまいましたw @okiraku_k

2012-10-24 23:22:18
すける @sukerut

@BitingAngle わたしにとっては、「何があろうと一生付き合うことになる」「常にそこに書かれてあることに立ち返る」何冊かの本のうちの一冊ですね。 @okiraku_k

2012-10-24 23:41:13
すける @sukerut

驚くべきことに『天体による永遠』が、見える範囲ではけっこう売れてます(笑)

2012-10-24 23:43:47
らっぱ亭 @RappaTei

@sukerut あー、私も買いましたよ。やはり、すけるさんのツイートで知ったクチw

2012-10-24 23:46:02
すける @sukerut

すげえ、オレ今回頑張った。小森健太郎さんのツイート(http://t.co/HQ0IKqhE)をRTしたのも相当利いたんだろうけど。ちなみに半年前にはこんな状態で、いまの状況はまったく想像してなかった。http://t.co/VTEc6ETZ

2012-10-24 23:58:02
すける @sukerut

調べてみたら、藤井貴志『芥川龍之介 〈不安〉の諸相と美学イデオロギー』という本があるらしい。一章を『天体による永遠』と芥川にあててるとか。芥川とブランキを直接関連づけた文章はあまり見たことないので、あとで読んでみよう。

2012-10-26 21:55:17
すける @sukerut

『行軍』の重要性 http://t.co/kE6BWkmi での@sweets_streetさんや@Jiraygyoさんの発言は、この前ツイートしたブランキの「武装蜂起教範」の内容(https://t.co/nPRraZgj)とも絡めて面白かった。

2012-10-27 18:37:47
すける @sukerut

パリの蜂起といえばなによりもバリケード戦という予想に反して、ブランキは隊旗や嚮導兵の因数や配置を定め、行進や転進の動作を統一することに意を用いている。要求されているのは迅速な機動力であり、その根拠となるのは、各部隊の連絡や連携である。

2012-10-27 18:38:12
すける @sukerut

ブランキは、過去のバリケード戦について、相互の陣地の連絡がなく、個別に奮闘しては各個撃破されていったと論じる。こうしたバリケードの敗北は『レ・ミゼラブル』でも描かれている。教範では、ブランキはあくまでバリケードを補助的な手段としている。

2012-10-27 18:41:04
すける @sukerut

側面からの攻撃や、状況によっては、援軍も含めて背後に回って挟撃するという展開を想定しており、これも連絡と機動力が前提になっている。タイトルの直接的な印象とはずいぶん違うので、時間のある人は読んでみると面白いと思うけど、まあ岩波にはいくらなんでも入らないよね。

2012-10-27 18:44:18
すける @sukerut

長坂の戦いって、戦いというより劉備が追いまくられてるようにしか見えない。にもかかわらず、あそこにこそ張飛や趙雲の最大の見せ場があり、劉美にとっても負けに負けまくることで建国の礎を築くという奇跡のような展開なんだけど、関羽はあそこで不思議なほどなにもしてないように見える。(続)

2012-10-27 18:59:12