私的メモ:「新しい市場のつくりかた」の感想つぶやき

「新しい市場のつくりかた」の感想つぶやき。
3
next49 @next49

1章の感想で1時間かかっとる。

2012-11-01 00:26:28
next49 @next49

2章については全般的に同意。工学というのは科学の成果を使って世の中を幸せにするのが大目的だ思っているので、商品(サービス含む)とは幸せに寄与するものであるというのはそのとおりだと思う。そして、幸せは多様な形があり、それは歴史的、文化的背景によって異なるというのもそのとおりだと思う

2012-11-01 00:29:15
next49 @next49

そ著者のいう文化開発とは、みんなが認識していなかった幸せを新たに生み出すことであるというのはとても面白いし、それこそ「幸せ」になるような認識だと思う。

2012-11-01 00:31:22
next49 @next49

3章は問題開発の話。この章は自然科学の研究者の人はちょっと頭に来るかも。この章では、ある理想に向けて足りない事柄を見出すことを「問題発見」。理想自体を創造することを「問題発明」と定義している。

2012-11-01 00:42:52
next49 @next49

(承前) なので、自然科学は自然(世界)を明らかにするという理想へ向けてコツコツ進めているものなので、典型的な「問題発見」の例として登場する。そして、この本の主題は問題解決(問題発明)に目を向けようというものなので、問題発見の典型例である自然科学にちょっとからい表現になっている

2012-11-01 00:44:04
next49 @next49

私の「問題」定義に関する認識は、この本の問題発見と問題発明の定義と似ているようで微妙に違う。理想と現状のギャップが問題であるというのが私の問題の定義。この本でいう理想は「幸せ」と置き換えて良いと思う。

2012-11-01 01:06:16
next49 @next49

(承前)「問題」の定義は違うけれども、正解を探しにいくなという点には心から賛同。研究において「問題」が問題として成立するというところから説明できないといけないと思っているので、この話に通ずるところは非常に多いと思っている。

2012-11-01 01:12:54
next49 @next49

私の「問題」の認識はこのエントリーの中盤の図で示しているとおり。 → 妄想:会社がコミュニケーション能力を求める理由 http://t.co/19Ku7vDA

2012-11-01 01:13:52
next49 @next49

4章は文化創造の例としての水泳帽の事例の紹介。純粋に読み物として面白かった。プールで水泳帽というの水泳が体育に導入されたときに生み出されたとは実に面白い。

2012-11-01 01:16:10
next49 @next49

5章は、なぜ文化創造が大企業ではできないのかの分析。イノベーションのジレンマで死なない方法 in USAも紹介されている。

2012-11-01 01:18:18
next49 @next49

6章は人工物製造時の設計情報処理プロセスの紹介とその設計情報処理プロセスからみた、新商品の開発の分析~水中運動用水着の開発の事例通して~。この設計情報処理プロセスと文化創造の4ステップの対応がほしいところ。

2012-11-01 01:22:50
next49 @next49

p. 163 から166にかけて、オフショア開発がうまくいきにくい理由について書いてある。

2012-11-01 01:24:28
next49 @next49

6章後半の新水着の開発事例は「デザイン思考が世界を変える」でいうデザイン思考の話に近いと感じた。本当に新しいものはその価値を誰もわからないというところが肝。

2012-11-01 01:27:09
next49 @next49

7章は商品というのは単独で存在しているのではなく、ある商品が生み出されたことによって、環境や状況が変わり、環境や状況が変わったので新たな商品が生まれる(新たな幸せが生まれる)という幸せのエコシステムが存在するよというのを事例つきで紹介している。阪急電鉄話は面白かった

2012-11-01 01:30:40
next49 @next49

7章での提案「文化人類学者を育てよう」という提言が「デザイン思考が世界を変える」で登場するIDEOという会社で実際に行われているのが面白い。ものづくりを真剣に考えると到達点が同じになるのかも。 → 「デザイン思考が世界を変える」の読書感想 http://t.co/vwnq9PAW

2012-11-01 01:32:49
next49 @next49

8章は生活必需品でないぜいたく品というものの本質は物語を売っているという話。ぜいたく品を売るとき、物語を成立させるための最低限の機能は必要だが、それ以上の機能については物語に寄与するかを考えるべきだよというのが技術者に向けてのメッセージだと思う。

2012-11-01 01:36:30
next49 @next49

ハーレーが売れた理由に、ハーレー所有者に物語を与えたというだけでなく、主たる購入者である旦那さんがハーレーを買うのを許す理由を奥さんに与えたという分析が面白い。

2012-11-01 01:39:06
next49 @next49

9章は、文化創造のスタートである問題発明が行える環境をどうやって作ればよいのかという提言としての「産官学連携」の話。技術の供給源としてだけ「学」を使うのではなく、問題の供給源として「学」を使ったらどうですかという話。これなら理系の応用分野だけでなく、人文学分野もすごい供給源

2012-11-01 01:44:28
next49 @next49

10章は「役に立つこと」「効率が良いこと」をフィルターとして使った情報収集活動の限界についての話。このあたりは、検索エンジンの発達によるほしい情報だけ手に入れられる状況やSNSによる類友の強化が問題になりつつあるWebサービスにおいても興味深い問題。

2012-11-01 01:48:14
next49 @next49

10章はうまくまとめられない。強いていうなら、著者が考える問題発明ができる人の特徴について書いてある。

2012-11-01 02:00:34
next49 @next49

p. 358の"「知らない人と最後に仲良くなったのはいつですか?」"という問いにドキッとするとともに、この問いはずっと自分に問いかけないといけないなと思った。知らない人に会うのはおっくうでコストが高く、時に不快だけど、そう感じる自分だからこそ気を付けないといけない。

2012-11-01 02:02:30
next49 @next49

感想書きながらざっと再読した感想として、この本で述べられている主張は私にとって納得できる。私が計算機科学というか知識工学の分野が好きな理由と市場の作り方はちょっと似ている。 → このエントリーの中ほど http://t.co/ujQeAxyq

2012-11-01 02:09:33
next49 @next49

社会が求める人材に合わせるというのは、ある意味で既存の商品の改良をしているようなもの。自分に社会を合わせてしまう(自分がそのまま存在できる余地を見つけて入り込んでしまう)というのが市場を作るという感じで面白い。

2012-11-01 02:11:10
next49 @next49

この市場をつくるという考え方を就職活動に適用したものを読んでみたい。

2012-11-01 02:11:56
next49 @next49

とりあえず感想つぶやきここまで。

2012-11-01 02:12:13