2012年11月2日開催 第4回東大エネルギー・環境シンポジウム『日本のエネルギーの今後と持続する発展』
今日はこんなシンポが!→第4回東大エネルギー・環境シンポジウム (09/28掲載) 「日本のエネルギーの今後と持続する発展」11月2日(金)13:00~@安田講堂(主催:エネルギー工学連携研究センター(CEE)) http://t.co/Qj0dF3ah
2012-11-02 12:32:38第4回東大エネルギー・環境シンポジウム 「日本のエネルギーの今後と持続する発展」http://t.co/CPTrfPRM | 一応ハッシュタグを #1102_UT で設定。電波の届く限り実況・・・ #1102_UT
2012-11-02 13:05:10#1102_UT 橘川武郎「一番ホットな話題。9月14日の政府の原発ゼロ方針について。不思議な事が起きている、原発ゼロの瞬間にい逆方向の動き、六ケ所の継続、大間建設が決定」
2012-11-02 13:08:14#1102_UT 橘川武郎「期限付きでゼロというからには2つの当事者、つまり青森県知事という立地県、そしてもう一つ、プルトニウムの関連、平和的利用の認知から米国政府との事前調整が必要。その流れでプルボックスとして大間が出てきた構造だと」
2012-11-02 13:10:47#1102_UT 橘川武郎「正しいかどうか別として拙速であったのは少なくとも明らか。選挙の近い中支持率を下げないための必要な手段だと。政治がらみの方針なので正直気にしなくていいと。総選挙を経ておちついて決めるべきだと。選挙のためにというのは間違っている、仕切り直しになると」
2012-11-02 13:11:57#1102_UT 橘川武郎「また再稼働などでの規制委員会との決定権限の関連もある。野党としての提案ならとても素晴らしいものがあるが」
2012-11-02 13:12:46#1102_UT 橘川武郎「基本問題委員会。国民的議論では2010年のコジェネ実績値3%がいずれの選択でも15%になっている点が忘れられている。エネルギー・環境会議では出てない、火力扱いになっている」
2012-11-02 13:14:19#1102_UT 橘川武郎「原子力委員会と中央環境審議会でのものでも再処理の継続の点でねじれが出ている。そして2030年のco2排出量、0シナリオでも-23%、それ以外-25%と、非常に不思議な数字となっている。これは対策の違いによるもの」
2012-11-02 13:16:07#1102_UT 橘川武郎「例えば0シナリオでの想定されている対策は非常に厳しいもの。ガソリン業界が全て飛んでしまいそうなところもある。」
2012-11-02 13:17:01#1102_UT 橘川武郎「0シナリオでは0という看板を掲げているが実際には非常に怪しい。再生可能エネルギーも3000kwhと15シナリオと同値で、中身は15シナリオと同じ。これが政府のシナリオの問題点にある」
2012-11-02 13:18:06#1102_UT 橘川武郎「大局観でエネルギーを考えてみたい。日本はエネルギー小国だが、ここまでこれたのは、エネルギーの選択肢の多さとベストミックスの追求の賜だと。1973年前後で石炭から石油へのものすごいシフトが起きているが、これを行ったは日本とイタリアぐらい」
2012-11-02 13:20:25#1102_UT 橘川武郎「石炭火力の割合が7割から1桁%まで下がった。これは原子力、LNG火力などがあるが、原子力以外は基本的には日本考案のもの。LNG発電を始めたのは東電。高コストだったが当時の社長の英断で始められた」
2012-11-02 13:22:01#1102_UT 橘川武郎「つまりは、まとめると311があったからといって原子力を直ぐ捨てるべきではないというのが私の立場。また化石燃料の購入時、原発の有無では大きく背景が異なってくる。化石燃料は高値買いと言われているが、実際には下がってきている」
2012-11-02 13:23:39#1102_UT 橘川武郎「ただ原発問題はそれでは済まない。やはり原子力のバックエンド問題が解決困難になる可能性がある。社会科学的に見ても、ゴミが出てくるというのは明らか。また危険とされる1万年もどのように対処するか、という点からバックエンド問題は困難だと」
2012-11-02 13:25:17#1102_UT 橘川武郎「つまりは原子力は過渡的なエネルギーとして考えるべきではないかと思われる。トイレとマンションの話が出されるが、これまではトイレがなくともマンションを立ててきた。電気のない人が大勢いるのが世界の実情、従って当分は使い続けることにはなる」
2012-11-02 13:26:54#1102_UT 橘川武郎「長期的に必要なのは、リアルでポジティブな原発のたたみ方。推進反対どちらにも欠如している考え。対案の欠如が被曝国にかかわらずこれまで動きがなかった理由でもあると」
2012-11-02 13:28:25#1102_UT 橘川武郎「2030年のエネルギーミックスを考える時、原子力を独立変数にするべきではない。再生可能エネルギー、省エネ、石炭火力という独立変数の上で、原子力のウエイトを決めるべき。残る不確実性は将来再決定する」
2012-11-02 13:29:30#1102_UT 橘川武郎「再生可能エネルギーについて。大幅拡充を前提に制度的技術的ネックの解決が必要。これには2タイプ、地熱小水力バイオマスという高稼働率のもの、風力太陽光という変動の大きいもの。」
2012-11-02 13:32:40#1102_UT 橘川武郎「安価かつ安定的な供給、ここで重要になるのがシェールガス革命。天然ガス価格が例えば12ドルになるだけで大きく変わる。基本問題委員会の報告書にもある。天然ガスをいかに安く買うかが焦点」
2012-11-02 13:38:53#1102_UT 橘川武郎「最大の問題はビジネスレベルの話。例えば日本の場合は電力ガス各社がバラバラに購入している。勿論まとめ買いのリスクもあるが、こういう点の改善が必要」
2012-11-02 13:41:48#1102_UT 橘川武郎「温暖化について。Co2を国内原子力で減らすのではなく、二国間クレジットで減らすのが妥当になってくる。例えばドイツは国内炭での石炭火力の存在が大きい、中国インドも大半が石炭火力がこれがポイントになる。世界の問題であるので、二国間で減らすのが重要」
2012-11-02 13:44:48#1102_UT 橘川武郎「システム改革について。311前から言っているが、全面的な電力の競争をするべきだが発送電分離には慎重。例えば東電、嘘はついてないと思うが、それ以上に間違った情報が出てきていたと。5兆円4万人の企業、しかし競争がないがためだと」
2012-11-02 13:46:27#1102_UT 橘川武郎「しかし日本の電力の強みの系統運用能力が毀損する可能性がある。国の介入を求める声もあるが財政状況的に不透明。」
2012-11-02 13:47:20#1102_UT 橘川武郎「昨年の311で東電管内の原子力900万kw、火力900万kwが喪失した。しかし今では回復している、これはまさに現場の努力の賜物。高い現場の能力を毀損してはいけない。ただ一方で低い経営力があるのが今日の電力問題の本質」
2012-11-02 13:48:56