渦巻く中で叫んでる。ごめんね、ごめんね、そう言いながら近づいた。kissがしたかった。あなたのすべてを私に向けさせたかった。…嘘隠し。雪があなたを隠す、私を置いて。動けぬ人魚がまた一人。忘却の彼方に…#冬の衝動 11/1 再投稿
2012-11-03 23:36:48脱がせたかった、君だけを。愛しい君の裸体を見れたなら。天舞見つめて抱き合えたなら…凍えた身心解けてたね。終えられなかった品定め。永愛願う、天午舞え。戻らば春雪、愛しの君を。十六夜、還れ私の懐に#冬の衝動 11/2再投稿
2012-11-03 23:37:46水の抵抗を受けながら前に進んでいく。流石にこの季節の海は冷たい。身体が思い通りに動かない。それでも、前へ前へと脚を動かす。胸くらいまで水がきたところで後ろを振り返る。(今なら、まだ間に合う。)今更何を考えているんだ、と再び前を向き、歩みを進めた。さよなら、世界。 #冬の衝動
2012-11-03 23:43:24空気に溺れた。閉じ込められたまま動けない僕は窒息して。ゆっくりと街は色を失くしてゆく。呼ばないでください。足掻いても沈む、没む、しずむ。灰っぽく霞んだ世界に、白い息ひとつ。泡のように漂って。澱んだ空に浮かび上がる。首元を飾る毛糸の弛い、柔らかな。絞殺。空気に溺れた。 #冬の衝動
2012-11-03 23:47:07白い息にはしゃぐ私を恥ずかしそうに、でも止めないで見てたことだとか。自分のほうがずっと寒そうな格好をしてたのに気遣ってくれたことだとか。だいじょうぶ、まだ憶えているよ。それはまだ憶えているよ。でもとっさに浮かぶ表情は、さいごにみたきみのかおなんだ。 #冬の衝動 11/1お題:忘却
2012-11-03 23:53:36悴んだ手を擦り合わせて。白い吐息。真綿は霧散して、ひとひらの温もり。切なさ。もみじのやわらかさに、冷気が針を指す。(さむいよォ、つめたいよォ、)幼い日、差し出したのは暖かな手。(おかあさぁん、ねぇ、おてて、)包んでくれた想い出に季節を重ねて。使い捨てのカイロを掴んだ。 #冬の衝動
2012-11-03 23:57:37音がない夜、無性に抱きしめたくてきみだけの体温がとても恋しくて(凍えた身体と沈んだ距離、) 耳裏の甘さ、ほどけた声色。心さえもあたたかくって。 もどかしく火照った頬、輝く夜空。 白い息を吐き出して、最終電車に滑り込んだ。 #冬の衝動
2012-11-03 23:58:52終わらせはしないと、君は笑った。 どんなに足掻いても春は来ると どれほど望んでも世界は廻ると 教えてくれた君が笑った。 二度と訪れない今日は 何度も巡りゆく冬だけど 大切な君へ想いを込めて 届きますように、と。笑って。 (偽善塗れの僕にも等しく春は来るだろうか) #冬の衝動
2012-11-03 23:59:06笑顔もハグも無防備も、あなただから見せるんだよ。弱音も傷も相談も、あなただから晒すんだよ。あなたは他に一番を持ってるね。一番の拠り所と、一番の衝動。私はあなたにとって代替可能でしょう?だからちゃんと、重くなったら切り捨てて。信じてるから縋るんだよ。 #冬の衝動 11/2お題:信頼
2012-11-03 23:59:56笑顔もハグも無防備も、あなただから見せるんだよ。弱音も傷も相談も、あなただから晒すんだよ。あなたは他に一番を持ってるね。一番の拠り所と、一番の衝動。私はあなたにとって代替可能でしょう?だからちゃんと、重くなったら切り捨てて。信じてるから縋るんだよ。 #冬の衝動 11/2お題:信頼
2012-11-03 23:59:56鮮やかな世界を無慈悲に白く染め上げて、全ての生命を無に還す。連れて行ってと頼む間もなく、渡り鳥は南へと旅立っていく。さあ、お別れをすませておいで。もうじき冬がやってくる。 #冬の衝動
2012-11-04 00:02:34鮮やかな世界を無慈悲に白く染め上げて、全ての生命を無に還す。連れて行ってと頼む間もなく、渡り鳥は南へと旅立っていく。さあ、お別れをすませておいで。もうじき冬がやってくる。 #冬の衝動
2012-11-04 00:02:34企画終了後……
三日間の『冬の衝動』とても楽しかったー◎ 冬は静のイメージを抱きがちなので、衝動な感じをどう出せばいいのか悩みながら。上手く表現できたかはすっごい微妙ですけど← 毎日お題が出ていたのが余計に意欲湧きました(*´ω`*)
2012-11-04 00:10:48参加ありがとうございました。作品数、100近いのではないでしょうか。皆さんの衝動が垣間見れて楽しかったです、また機会がありましたら! #冬の衝動
2012-11-04 00:29:33@home 知らなかった。それは眼を焼く零度の光が暴き出した幻聴。地を写す鏡の空。粉々にして。その上に隔てて遠ざけた世界が。君が息をしている世界。境界を越え、壊して。君が来る。知らなかった。降り頻る欠片が頬を切った。望んでいたなんて。冬がこんなにあたたかいこと。 冬の衝動 回帰
2012-11-04 00:29:45貴方の吐く嘘なんて、隠してしまえばいいと思った。 あったかい。と言った君の、口元が隠れていることに酷く安堵したわたしの息は、真っ白で冷たかった。 そのくちびるを隠すのがわたしのくちびるだったなら、違う未来があった? 君への最後の贈り物は、白と対象的な色のマフラー。 #冬の衝動
2012-11-04 00:30:04@RAIN_CAGE 企画おつかれさまでした、参加させていただいてありがとうございましたー!! もうちょっと続く勘違いをしてて、「あ、あれ終わっちゃったの!?」ってなってます、笑
2012-11-04 00:36:10