- kinoboriyagi
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フタ屋さん辞めてもう二年は経つのに、ペットボトル開けたときの手応えで、「あ、このフタ、あの会社のだ」って思ってしまった…。なんという。
2012-11-06 10:13:51@ogimiyuki ふ、フタ屋さんがあるんですか! ペットボトルのフタってそんなにバリエーションがあるんですか?
2012-11-06 11:51:36@kinoboriyagi ええ、フタ専門で作ってるメーカーがあるんですよ!! そしてバリエーションも、実は驚くくらいありますw 基本は、耐熱と耐圧機能の有無ですが、中身によって、いろいろ違うんですよー。ペット飲料買った時に、じっくり見てみてください^^
2012-11-06 11:57:01一見同じように見えるペットボトルのキャップだけど、実は種類があります。 基本は、耐熱のもの、耐圧のもの、両方ある耐熱圧のもの、どれもないもの。 これらを中身の種類と、ペットボトルへの詰め方で使い分けてるのです◆
2012-11-06 19:02:38◆まず耐熱。あったかいお茶とか用…?っておもいますよね。違うんです。コールド用です。 お茶やオレンジジュースって、ボトリング時、すごく熱いんです。80度以上あります。それを詰めるときにフタが変形しないよう、耐熱になってます◆
2012-11-06 19:03:12◆このキャップは詰めるとき、ついでにボトルの口ごと熱湯消毒できます。ペットボトルのキャップの側面をよーーーく見ると、細いスリットがある事があります。これはかけた熱湯を抜くための隙間ですね◆
2012-11-06 19:05:08◆次に、耐圧。これは主に炭酸用です。内容物の圧力が上がっても、飛ばないよう丈夫に作られています。 ただし、これはボトルの首もととリングで繋がってる時の話。一度開封すると、耐圧機能は保証されません。絶対ドライアイスとか入れないように!!◆
2012-11-06 19:05:52◆じゃあ何もないのは手抜き…ではありません。 熱で味が落ちる飲料を、常温でボトリングする施設があります。ここは中身の熱湯消毒もできないので、他よりも厳重な品質管理が行われてます。 そこに納品するキャップも同様です◆
2012-11-06 19:07:02◆種類わけには、理由があるんです。 実は、中身の腐敗によるフタとび防止機能というものがあります。 一定以上の内圧がかかると、フタが割れて、圧力を逃がし、飛びません。この機能、耐圧とは同居できないので分けてるんですね◆
2012-11-06 19:09:26◆大まかにはこんな感じですが、プラスチックの使用量が少ないとか、開けやすいとか、手応えがいいとか、細かい機能別にまだまだ種類があったりします◆
2012-11-06 19:09:55他にも、よーく見ると、ペットボトルの首とキャップの両方に小さいくぼみがあって、これは機械でキャップを締める時、どれだけ締まったかの目印になります。 あんな小さいモノでも、知恵と工夫が詰まってます。すごい。
2012-11-06 19:14:20@ogimiyuki 非常に面白いです。締めるときはあまり力がいらないのに、開けようとするとしっかり締まってるフタは構造によるものなんですか?
2012-11-06 19:14:28@kinoboriyagi ありがとうございますー! それはたぶん、ネジ部についた液体が乾いてこびりつくことに由来すると思います。 ネジ部が途切れ途切れになってるものがあるんですが、くっつく部分が少ないぶん開けやすいです。
2012-11-06 19:21:34@ogimiyuki なるほど。キャップとペットボトル本体との互換性はどうなんですか? このキャップにはこのボトル、てある程度決まった組み合わせがあるのか、どれとどれを組み合わせても問題なく使えるのか。もちろん例えば耐熱容器なら耐熱キャップでしょうけど、他の条件はあるのかなと。
2012-11-06 19:25:04@kinoboriyagi 仕様が決まってるので、基本はどれも合うはずですー! …が、相性くらいなら、あるかもしれません。キャッピングする機械との相性があるくらいですし。
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