企業の危機対応とマスコミへの情報発信をどうするか 小島正美氏(毎日新聞 生活報道部編集委員)のセミナー

産業と社会部会特別セミナー リスクコミュニケーション(バイオを事例として)「困難・危機時の企業、メディアの発信と課題」(http://bit.ly/SE0czm) での 「企業の危機対応とマスコミへの情報発信をどうするか」小島正美氏(毎日新聞 生活報道部編集委員)の講演 について、@hiromiaownさんが呟いて下さったものをまとめました。
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Hiromi K. @hiromiaown

今日は花王のエコナ問題とリスクコミュニケーションに関するセミナーに来ております。毎日新聞の編集委員の小島正美さんのプレゼンです。とても話が面白い。

2012-11-08 16:16:19
Hiromi K. @hiromiaown

リスクコミュニケーションの目的は「説得」でも「合意」でもない。企業は少しでもリスクがあるなら公表しなければだめだそうです。

2012-11-08 16:20:35
Hiromi K. @hiromiaown

動物実験についてはどうなんだろうね。隠してるところ多いけど。

2012-11-08 16:24:31
Hiromi K. @hiromiaown

記者は俗説を信じている。たとえば伝統野菜,有機野菜,地産地消はよい,フードマイレージは短い方がよい…キーワードで記事を作るので,それが国の農業政策にプラスかどうか無関心。「メディアのメディアが必要だ」なるほどね。

2012-11-08 16:35:05
Hiromi K. @hiromiaown

記者にはあらかじめストーリーがあってそこに当てはめるために専門家の意見も都合のいい部分だけ抜粋することがある。メディアには天敵がいないのは問題。特にNHK。絶対つぶれないから。

2012-11-08 16:43:28
Hiromi K. @hiromiaown

TVは,まじめではない。TVは,おもしろければ,なんでも流す。TVは,科学的で正確なニュースを流そうとしていない。間違ったニュースを流しても,心の痛みを感じていない。間違っても訂正はしない。たとえばためしてガッテンとか。だそうです。

2012-11-08 16:45:51
Hiromi K. @hiromiaown

マウスの実験はおもしろく報道できる。エビデンスが高くなるほど(臨床に進んでヒトへの効果がないことがわかっていくほど),ニュースとしての面白さや感動がなくなる。だから「ネズミの実験で何々が~」「がんに効く」という記事になる。その結果,読者にジャンク情報が届く…トマトで痩せるとか。

2012-11-08 16:49:19
Hiromi K. @hiromiaown

いまの報道は,失敗,不安,やる気の喪失,抑うつをもたらすようなネガティブ報道が多い。メディアに接したばかりに不安になって人生が暗くなる。社会も暗くなる。社会に対して否定的になって「不幸な気持ち」になる。いまの社会にはポジティブ報道を増やすことが必要。

2012-11-08 16:58:10
Hiromi K. @hiromiaown

「記者がわかっていない」というだけじゃなくて,情報を発信する側は記者にわかってもらうような努力をすべき。心臓学会(?)は記者が全日程参加できないのがわかっているから,学会の前に記者ブリーフィングを行っている。

2012-11-08 17:07:21
Hiromi K. @hiromiaown

動物実験代替法学会もブリーフィングやればいいのに。

2012-11-08 17:07:50
Hiromi K. @hiromiaown

今日は花王の話を聞きに行ったはずが、すっかり小島さんにしてやられた感じ。面白かった。

2012-11-08 18:02:38
Hiromi K. @hiromiaown

小島さん、ネガティブ報道批判の中で、反原発報道で菊池寛賞受賞した東京新聞を批判してたけど、いままでの大手メディアが原発利権の片棒かついでたことを考えれば、それはそれで必要なんじゃないの?って思いました。

2012-11-08 18:06:04
Hiromi K. @hiromiaown

それにしても「テレビはできるだけ見ない方がいい」って言ってました、長年大手マスコミにいる人がいうんだから間違いないでしょう。小島さんは机の上にカメラをおいていて、変なTV番組があったらすぐ撮影するんだそうです。メディアパトロール。

2012-11-08 18:09:06