逆に言うと「装い」というのは「服」よって規定されてします。たとえばかつてのヨーロッパの貴族女性はいかにも大層なドレスを着ていて、とても働けるような格好ではなかった。そういう服を着ている時点で、女性は男性の働きに依存して生きなければならなかった。
2013-03-05 00:59:28こうした状況から女性を解放したのがココ・シャネルですね。ココがつくった「服と装い」はあまりにも多岐にわたって紹介できませんが、例えばジャージー素材を使った動きやすい女性服などをつくった。こうして服が変わることで、女性の装いが変わり、女性のワークスタイルもライフスタイルも変わった。
2013-03-05 01:02:27他にもファッションは流行と訳されることもありますが、人々の服をつくり、人々の装いをつくり、そうして人々の社会に流れをもたらす、それがファッションなのだと思います。
2013-03-05 01:06:13実は昨日はまたまた鍼灸師の若林理砂さん @asilliza さんの治療室にて、服飾デザイナーの山縣良和さん @writtenbyyoshi と哲学者の下西風澄くん @kazeto にきていただいて、勉強会をしていたんです。
2013-03-05 01:13:27ダンスも能楽もファッションも一見まったく関係ないように思えますが、ぼくの研究モティーフである渦を媒介として、僕の中ではこれらの三者がなんだかすごく密接に混じり合ってきてるんですよね。でもまだ全然言葉にはでてきません。でもいつか繋がって凄いことになりそうな予感はある。
2013-03-05 01:21:58服が揃えば装いが揃う、装いが揃えば心が揃う、心が揃えば流れが生まれる。ファッションという言葉が色々な日本語に訳されることを不思議に思っていたんだけど、神話と身体性認知科学と心の理論と勉強して、すこしだけファッションとは何かが分かった気がします。
2013-03-05 01:35:24それで、流れが生まれると、そこに存在が立上がるんですよね。それは流れというコトの中から如何にして渦という存在が立上がるのか、コトとモノの狭間に位置する渦という存在が僕の描くモティーフなんですけど、そこへと繋がってきます。
2013-03-05 01:36:55@CoYamadaUn のダンスを思わず「余りにも豊かな豊かさ」と形容してしまいましたが、この余り=剰余がそのまま神様への贈与へと繋がって、こうして神様と繋がりをもった上で行なわれた経済こそが、かつての贈与経済だったんだろうなぁと思う。今は交換経済だけど。
2013-03-05 01:59:18もちろんこの言葉遣いは、贈与経済と普通いうときの言葉使いとは違うわけだけど。でも贈与とか交換とかの繰り返しの中からどのようにして価値が生まれるのかという点から考えると、遠い話でもない。交換経済と贈与経済におけるモノと贈り物を、これからの経済を考えるうえで見直したい。
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