「白昼夢—松本俊夫の世界」@久万美術館のまとめ
- MatsumotoToshio
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作品解説:『安保条約』(日本労働組合総評議会映画製作委員会/1959年/白黒/スタンダード/16mm/18分)1960年に締結されることになる日米安保条約に反対する宣伝映画として製作された。製作依頼者は総評であったが、当時の社会主義リアリズムの方法論とは全く異なる映画となった。
2012-10-01 22:45:18(『安保条約』つづき)安保が締結されようとしている社会状況を、固定化した政治的視点によって表現するのではなく、前衛記録映画の方法論によって、主体にとってそれが一体何であるのかを突き詰める。それを映画において形象化する。
2012-10-01 23:04:05(『安保条約』つづき)シュルレアリスム映画のような衝撃的なイメージの操作(コラージュ)が、当時の社会状況を背景として展開してゆく前衛記録映画。今回の展覧会ではSDでの展示となります。
2012-10-01 23:04:15@MatsumotoToshio 手伝います!笑 そして「安保条約」には随所に電子音響的な表現も含むショッキングな音が付けられている。こうした音の表現はテレビ・アニメーション「鉄腕アトム」の音響構成で知られる、音響デザイナーの大野松雄によって手掛けられたようである。
2012-10-01 23:33:2314日の日曜日の以下のイベント http://t.co/JOtb1rwH では湯浅譲二の「ホワイト・ノイズによる『イコン』」を5チャンネルで上演します!!!一柳慧のロックと電子音による「エクスパンジョン」も新規マスターの使用によってかなりの高音質化が実現してます!
2012-10-09 20:52:40「松本俊夫の映画音楽」、いよいよ今週末です。残念ながら、今回作家は来場しませんが、電子音楽愛好家の方々には興味深いプログラムになっていると思いますので、是非お越し下さい!
2012-10-10 18:35:41作品解説:『白い長い線の記録』(日本映画新社/1960年/カラー/シネスコ/35mm/12分)関西電力から依頼主とする企業PR映画。戦後の経済発展を、『銀輪』と同じく特撮手法をふんだんに使用することで描く。説明的なナレーション等はなく、グラフィカルな視覚表現が追求されている。
2012-10-10 18:55:08これは個人的な感想ですが、『白い長い線の記録』については、現在の社会がおかれた状況から、戦後の経済発展を振り返るにあたっての、ひとつの材料になるかもしれません。(管)
2012-10-10 19:01:08作品解説:『イコンのためのプロジェクション』(松本プロダクション/1969年/カラー/インターメディア)代々木体育館で69年に開催された、現代音楽と映像などによるインターメディアのイベント、「クロス・トーク/インターメディア」にて上演された作品。
2012-10-10 19:06:14(『イコンのためのプロジェクション』つづき)複数の巨大なバルーンに対して、複数の映写機から映像をプロジェクションする作品で、上演の際には人の手でバルーンを動かしたりもしたらしい。記録映像は、当時の美術手帖特集に掲載された写真くらいしか残っていない。
2012-10-10 19:10:08作品解説:『スペース・プロジェクション・アコ』(日本繊維館協力会/1970年/カラー/スタンダード/35mm/15分)大阪万博せんい館の映像ドームに設置されたマルチプロジェクション作品。10台の35mm映写機、8台のスライド投影機、多数の照明によって、
2012-10-10 19:20:41(『スペース・プロジェクション・アコ』つづき)観客を包み込む環境化された映像空間を作り出した。一人の少女の映像を、ドーム壁面に取り付けられた巨大な女性の彫像に向けて、全方位的に投影する。音楽は湯浅譲二の作曲による「スペース・プロジェクションのための音楽」であり、
2012-10-10 19:21:37(『スペース・プロジェクション・アコ』つづき)複数のスピーカーによる音像移動がおこなわれた。せんい館の外観は工事中のようなデザインとなっており、実物大の足場や作業員の人形が設置された。館内では四谷シモン、吉村益信による造形の展示がおこなわれた。福田繁雄は企画の初期段階のみ参加。
2012-10-10 19:22:43『スペース・プロジェクション・アコ』には湯浅譲二に今井直次という、実験工房メンバーが関わっている点でも面白いです。ちなみに山口勝弘は一柳慧と組んで、三井グループ館を担当しています。(管)
2012-10-10 19:25:28