これからの時代に必要とされる「デザイン」とは

ogawadsさんの考えに(ずれてるかもわからないけど)応える形で考えてみました。
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オガワデザイン @ogawads

高精細で端の端まで神経の行き届いたイラストや写真を、ただじっくりと眺めるための印刷物は、2012年現在でどのくらいの価値が生じるのだろうか? のようなことばかり考えている。

2012-11-10 21:47:35
オガワデザイン @ogawads

写真集が出したいとかいうのじゃないんだよね。なんというか。

2012-11-10 21:51:42
オガワデザイン @ogawads

もともとグラフィックデザインとして成立しているイラストや写真にもう一度、デザインでラッピングしちゃう、過剰包装に対する疑問みたいなもの。

2012-11-10 21:54:55
オガワデザイン @ogawads

そうは言っても、そんなもんはRetinaディスプレイで見ればいいのかとも思うし。

2012-11-10 21:56:33
へなへなQ @Braumaz

@ogawads ここ20年はUI(平面をマウス経由や指でいじる事を前提としたデザイン)が大きく表現を変えた実感があります。駅の券売機(タッチパネル画面とその切り替え〜出てくる切符のデザイン迄)とか、既存のデザイナーの考えで対応出来ないのを実感してるので

2012-11-11 07:46:47
へなへなQ @Braumaz

それが正しくもあるのかな、と思うけど、過剰包装によって得られる体験もあるのでは?とも思います。 何がしかのメディア(媒体)を通している分、いずれにせよ作者の意図には膜が貼られるしRT @ogawads: そうは言っても、そんなもんはRetinaディスプレイで見ればいい(攻略)

2012-11-10 23:09:03
オガワデザイン @ogawads

@Braumaz 問題は包装(膜の有り様)が20年前から基本的に変わってないんじゃないかって言う疑問というか、疑念というか。デザイン表現自体は進歩しているんですが、パッケージングが同じというとか…。なんかまとまってなくてスミマセン。

2012-11-10 23:14:22
へなへなQ @Braumaz

@ogawads これから20年はスマホとビッグデータで変わるような。いま我々は、脳にメディアコミュニケーションの入出力デバイスがくっついている、攻殻機動隊のような世界観で生きているし、retinaで画像見るのもコンビニでジュース買うのも同じような体験になってきてる。 以下続

2012-11-11 08:12:55
へなへなQ @Braumaz

スマホ=ユーザに自身の体験を脳内で整理させるデバイス、ビッグデータ=ユーザの体験を管理する外縁と捉えると、これ迄20年のような「コンテンツが情報である以上、その接触体験はメディアに依存しない=つまりネットでタダで良い」という価値観は変わり、体験の差異は大きく意識される。

2012-11-11 08:25:00
へなへなQ @Braumaz

つまり我々にスマホ=体験を出力する装置がくっついている状態で、我々は体験を以前よりも価値のあるものとして認識する。我々が雑誌の表紙を撮って写真をfacebookへアップする場合、雑誌の表紙はコンテンツ(なに)であり、体験(いつ、どこで)でもある。

2012-11-11 08:31:55
へなへなQ @Braumaz

そこで「ひとはデジタル情報に金は払わないのだ!紙の本とかビニール盤には味わいが〜」的な物言いは、守旧派同士が繋がるワードとは別の意味合いを持ってくる。

2012-11-11 08:48:43
へなへなQ @Braumaz

まず「デジタル情報に金は払わないのだ!」は、真であり誤。世の中にはモバマスに腐る程金を投入する人間はいるが、モバマスのカード情報自体はネットでタダで手に入る。ユーザが買っているのはカードに付着する、コミュニケーションを体験できる機能。

2012-11-11 09:12:07
へなへなQ @Braumaz

一方、らき☆すたミュージカルの出演者は「3次www」と言われていたけど、キャラがそばにくる公演を体験したユーザにとっては「3次www」と言っていた情報の価値が大きく上がりブロマイドは売り切れ。ここでも、情報よりも情報に伴う体験がユーザにとって大きな意味があることが分かる。

2012-11-11 09:17:22
へなへなQ @Braumaz

「紙の本やビニール盤の味わい」も真であり誤。味わいは守旧派の記憶を刺激するけど、結局アナログメディアに記録されるコンテンツが情報である限り、記憶よりも便利さが優先され、本屋もレコード屋もなくなっていく。

2012-11-11 09:23:36
へなへなQ @Braumaz

一方「思想地図βは重くて読んでると腕が痛くなるw」味わいは体験として価値を持つ。そこでは所有される商品の価値よりも、所有される商品の記憶=体験の価値が優越され、商品それ自体はブックオフやヤフオクで売ったり買ったりの便利さの中で処理され得る。

2012-11-11 09:36:53
へなへなQ @Braumaz

つまり僕は「高精細で端の端まで神経の行き届いたイラストや写真を、ただじっくりと眺める体験」が、2012年現在、その昔よりも価値を帯びていると考えてる。

2012-11-11 09:41:59
へなへなQ @Braumaz

例えばまどか☆マギカ新聞は、デジタルデータをレイアウト変えて紙で表示しているだけのものだけど、大判の紙で表現される点で、モニター接触とは別の体験を提供している。勿論インタビュー等新聞にしかない情報も載っているが、アニメ新聞を電子化しても、単につまらないものになる。

2012-11-11 09:54:19
へなへなQ @Braumaz

同じデータを使って額装してUDXでまどか☆マギカ展をやっても、別の体験を提供することになる。つまり今は「同じ情報よりも違う体験」に価値があると思われる時代になっている。だからヱヴァQの初日上映が盛り上がる。

2012-11-11 10:00:37
へなへなQ @Braumaz

故に「もともとグラフィックデザインとして成立しているイラストや写真にもう一度、デザインでラッピングしちゃう」行為は、同じ情報を異なる体験として感じさせる為のコーディネーションとして、以前よりも重要になってきていると思う。

2012-11-11 10:05:48
へなへなQ @Braumaz

コーディネート=co+ordinate もともと成立している情報を、集めて座標化し、別の体験とするためのデザイン、それが成功した場合、ユーザは感じた体験をスマホ経由で共有化→価値化する。そういうものが必要とされている気がしている。<以上終わり>

2012-11-11 10:16:07