「家族を容れるハコ 家族を超えるハコ」上野千鶴子 を読む。
P222「近代国家の仕組みができあがっていくプロセスと、家族という単位がつくりあげられていくプロセスというのはパラレルだった」やっぱり欧米の近代家族と日本の近代家族は同種のものなんだなー。
2010-08-07 15:02:14P222[終身雇用、年功序列賃金体系、企業内組合、という日本型経営の三点セットの発祥の地は、1920年代のアメリカだということがわかっています」あ、そうなんだ。儒教的なのが定着の原因?
2010-08-07 15:11:14その後、恐慌~大戦で重厚生主義はアメリカから一度ほぼ消えたと思います。 RT @htotuka: P222[終身雇用、年功序列賃金体系、企業内組合、という日本型経営の三点セットの発祥の地は、1920年代のアメリカだということがわかっています」あ、そうなんだ。
2010-08-07 15:16:39P225「住宅というハコは家族という単位のプライバシーを守るためのハコ」と近代家族では認識されてきたが、現代では逆に「家族は闇だ、家族というブラックボックスは、公道よりもっと危険な無法地帯かも…これまでは、そこにずっとフタをしてきた…家族病理が90年代に次々と噴出してきた」と。
2010-08-07 15:19:12そういう意味で日本型といえるのでしょうねRT @gmax_jp: その後、恐慌~大戦で重厚生主義はアメリカから一度ほぼ消えたと思います。 RT「終身雇用、年功序列賃金体系、企業内組合、という日本型経営の三点セットの発祥の地は、1920年代のアメリカだということがわかっています」
2010-08-07 15:28:14戦時下は特異点ですが、生活を保障しなくても人々が働き、不満が出なければ企業福祉なんて力を入れないでしょう。 RT @htotuka: そういう意味で日本型 RT 恐慌~大戦で重厚生主義はアメリカから一度ほぼ消えた RT 日本型経営の三点セットの発祥の地は、1920年代のアメリカ
2010-08-07 15:36:54P246 「住宅がブラックボックスであったように、個室がブラックボックスだった。最大のプライバシーはベッドだったと思うんですよ。個室にベッドがあるのは当たり前だったんです。」そういう固定観念が強かった。けれども住宅の個室にラボラトリー(工房)機能があってもいいだろうという話。
2010-08-08 23:19:02P248「ミシェル・ラゴンというフランスの批評家は、…公営の集合住宅というのは子どもの生産工場だったのだといっています。住人は模範農場で卵を産む工場の鶏と何ら変わることがないって。」
2010-08-08 23:21:58「家族を容れるハコ 家族を超えるハコ」上野千鶴子読了!面白かった! @hgty_aya さんご紹介ありがとうございました!これこそ探していた本だったかも(笑。上野千鶴子さんって食わず嫌いなところもあったけど、読んでみたら面白かった。僕以外にフェミニストなんだと知りました(笑
2010-08-08 23:31:22今まで住宅が閉じすぎていて(親密な核家族の私的空間として/封じ込めるものとして)、さらにそのパッケージが半世紀何も変化がなかった。そこに個人の視点というのが求められるが、それだけではうまくいかん。世の中には一人では生きられない子どもと老人がいて、育児と介護の領域から(続
2010-08-08 23:34:43続)住宅には開くこと、他者を中に入れることが求められている。建築はそれを考える必要があるのだ、と。本書は主に上野千鶴子氏と建築家山本理顕氏の対談による。山本氏が家族を超えるハコを設計しようとしているところを深く掘り下げる上野氏という図式。育児の渦中にいる者として非常に面白かった。
2010-08-08 23:39:24