20121121 #NHK クローズアップ現代「原発直下に活断層？ 問われる国の判断」

ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現「原発直下に活断層？問われる国の判断」国内で唯一運転している大飯原発。今月、原子力規制委員会が現地調査。原発の地下を走る断層が対象。関電は「活断層ではない」としてきたが、専門家グループは「活断層の可能性がある」と指摘。規制委は関電に追加調査を指示。

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#NHK クロ現。活断層＝今から12〜13万年前よりも後に動き、今後も動く可能性のある断層。大飯原発では「F6」と呼ばれる断層が問題視されている。

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#NHK クロ現。今月2日、原子力規制委員会の専門家グループが大飯原発で現地調査。トレンチ調査（地面を掘って地層の断面を見る）が行われたのは2ヶ所、F-6という断層が通っている。原子炉に近いほうではF-6を確認。問題は、断層がいつ動いたのか。関電は粘土の硬さに注目。

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#NHK クロ現。断層が長い間動かないと、粘土は固まるとされる。関電は、粘土が硬いことから、F-6は12〜13万年前より古く、活断層ではないとした。一方、専門家グループは「粘土はそれほど硬くない」と。渡辺満久さん、F-6が活断層である可能性は否定できないという。

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#NHK クロ現。原子炉から離れた海側のトレンチでも、地層のズレが見つかった。上の地層にまでズレが及んでいることから、活断層である可能性があるとされた。関電は、地滑りが原因としている。今月4日、専門家による会合。メンバーからは、地滑りでも説明がつくという意見も。

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#NHK クロ現。他のメンバーからは、活断層の可能性を指摘する意見が。評価会合は、地滑りの可能性もあるが、活断層とも考えられるという見解を示した。さらに専門家グループからは、関電の調査結果に疑問の声が。F-6は原発の安全上重要な配管付近で途切れていると関電は言うが。

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#NHK クロ現。40年近く断層の調査を行ってきた、山口大学・金折裕司教授は、さらなる調査が必要だと主張。規制委、関電に追加調査を求めた。島崎委員「F-6の実態がどういうものなのか、疑問が出ている」

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#NHK クロ現。ゲスト、東北大学教授・遠田晋次氏「3号機の近くのトレンチ調査。活断層かどうかは、新しい地層をずらしているかどうか。地滑りだと、局所的な現象になるので、ズレが延々と続くことは考えにくい」

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#NHK クロ現。今月4日、専門家グループ評価会合のなかで、専門家からこれまでの安全審査のあり方そのものに批判が起こった。F-6の調査は、昭和57年に初めて行われた。大飯原発3・4号機の建設時。トレンチ調査時、地層の断面を描いたスケッチ。黄褐色の粘土、活断層の可能性。

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#NHK クロ現。その後このスケッチは、30年近く見過ごされてきた。平成7年、阪神淡路大震災をきっかけに、全国の原発で耐震性の評価が行われた。電力会社が報告書をまとめ、原子力安全・保安院に提出。F-6の評価は一昨年。報告書のなかに、なぜかこのスケッチはなかった。

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#NHK クロ現。会議に出席していた、宇根寛氏。会議は1日2時間程度。「こんなにいちどにたくさんの資料を見ないといけないのか、とびっくりした」今年7月3日、地震・津波に関する意見聴取会。ここでもあのスケッチは提出されなかった。保安院は関電に対し、写真も提出するよう指示。

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#NHK クロ現。2週間後、関電から提出された写真は現場がブルーシートで覆われたり、影になっていたり、地層が見づらいものばかり。原子力規制庁は「委員会に電力会社に資料の提出を求める権限はない」と。大飯原発、3号機に続いて4号機が再稼働。9月、原子力規制委員会発足。

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#NHK クロ現。遠田氏「専門家の意見が直接事業者に反映され、取り入れられることが大事。もうひとつ、議論やデータの透明性。問題は、専門家の立場に立つと、性急に結論を求められること。現場で地層観察したり、考察したりするなど時間をかける必要がある」

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#NHK クロ現。遠田氏「3.11では多大な犠牲を払った。しかし断層や地震に関する認識は進んだ。それを今後原発の安全性に取り入れていく必要がある。離れたふたつの断層が、以前は一緒に動くと思われていなかったが、杓子定規に判断するのではなく、慎重に議論しなければ」