「そこにあるのはあくまでも被害発生を認めないでおこうという意志だけで、そんなのは科学でもなんでもないと思うわけ。」

東工大牧野さんによる、チェルノブイリ・福島の教訓/日本の原発/科学について、2012年秋、深夜のツイート。短くて数も少ないですが、シンプルかつ明晰に本質を突く内容だと思い、個人的メモの意味も含めてまとめました。前後のやりとりは、あえて拾っていません。 ご利用上の注意:コメント欄はいつも通りにS/N比が低下しておりますので、ご注意ください。
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Jun Makino @jun_makino

http://t.co/WqM2Rh00 科学主義的リスク言説が置き去るもの

2012-11-23 01:50:17
まとめ 科学主義的リスク言説が置き去るもの 事実、規範、実存、をめぐる、らら美さんと平川先生のツイートをまとめました。 17392 pv 290 40 users 12
Jun Makino @jun_makino

引用 13) 『チェルノブイリの記憶の最たるもの。それは、どんなに最善の知識と技術を集めても備えきれず贖うこともできない悲劇は起こりうるということではないか。事故の発生確率として科学的に見積もり、技術で制御可能な「リスク」ではなく、不意をついて襲ってくる正体不明の不幸に対する恐

2012-11-23 01:50:22
Jun Makino @jun_makino

福島の事故の教訓はこんなものでは絶対にない。日本で大きな地震や津波 が起これば原発がこける可能性は高いということは十分科学的に予測されてい たことで、それに真面目に対応する気がまるでなかったので事故が起きた、と いうだけ。

2012-11-23 01:50:25
Jun Makino @jun_makino

真面目に対応する気がなかったのは、 ( 今でもそうだけど ) 真面目に対応し ようとしたら原発動かすなんておよそ無理というのがわかるからである。

2012-11-23 01:50:27
Jun Makino @jun_makino

過酷事故にまともに対応した避難計画を全ての原発について作るなら、 30km なんてふざけた話ではなく首都県全部避難とか近畿圏全部とかいう計画が 必要なわけで。

2012-11-23 01:50:29
Jun Makino @jun_makino

まあ、チェルノブイリの「教訓」に、被害の規模を桁でごまかすことはで きる、というのがあるとは思われる。唯一被曝との関係を認める羽目になった 甲状腺がんについては意図的かどうかはともかく実際そういうごまかしをしているし、それ以外について はそもそも存在を認めてないわけで。

2012-11-23 01:50:31
Jun Makino @jun_makino

そこにあるのはあくまでも被害発生を認めないでおこうとい う意志だけで、そんなのは科学でもなんでもないと思うわけ。

2012-11-23 01:50:33