妖怪掌編競作集『へんぐえ -翡翠- 』感想まとめ

第15回文学フリマで頒布した妖怪掌編競作集『へんぐえ -翡翠- 』の感想をまとめています。 (2012/11/30 14:45までのまとめ) ツイートを使わせていただいた方々へ。 問題ありましたら対応しますので、お手数ですがご連絡願います。
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表紙

岩里藁人 @taro_amani

#へんぐえ感想 「へんぐえ~翡翠~」、表紙と扉、小カットを描かせていただきました。実は扉の絵がいちばん気に入っていたり。(笑)

2012-11-20 01:06:52
楠沢 @ephed

岩里藁人さん『表紙・中表紙』これ以上申し上げることはないで賞。岩里さんのイラストへはさんざん愛を囁いているので。海坊主のかわいいような哀愁だだ酔うような狙っているような複雑な瞳が引きつけられます。 #へんぐえ感想

2012-11-23 19:32:10
楠沢 @ephed

高橋史絵さん『裏表紙』カメの日常にほっこりしたで賞。線はシンプルなんだけど妖怪らしいこの世のものではない表情を出せるというのは腕がないと出来ませんね。つんつんしたくなるようなカメ公です。 #へんぐえ感想

2012-11-23 19:32:20
道三 @dousan_san

へんぐえは毎回表裏表紙&扉絵が良いのだけれど、今回のが一番好きです。怪しさや愛嬌に満ちた表紙はとくにGJ。そして一般部門各作品のイラストも力作ぞろいだけど、個人的には拙作につけていただいたしげおか先生の竜宮童子に大感激。なんて素敵なご褒美でしょう。参加してヨカッタ #へんぐえ感想

2012-11-24 22:16:01

特集①【おばけのたまご ―もののけ誕生秘録―】

浅丼健一 @asai1920

へんぐえ特集のその1は、ものが妖怪になるのを描くものになっている。もののけ誕生秘録、という面白いテーマ。元々、物怪は現象のようなもので、妖怪とはまた違う意味合いがあったらしいけれど、そこは詳しくは突っ込まない方向で。このあたりの語源を調べるのは楽しいなぁと思った。

2012-11-20 13:26:01
浅丼健一 @asai1920

#へんぐえ感想 特集1『おばけのたまご もののけ誕生秘録』の全レビューやったった!個人的ベスト3は、岩里藁人さん『チェシャ猫神社縁起』、高柴三聞さん『懲りない奴』、加上鈴子さんの『オヘツリ様』です。超短編なので、僕の感性に合うかどうかで選びました!そして、どれも上手い作品でした。

2012-11-20 16:35:44
浅丼健一 @asai1920

#へんぐえ感想 読んで気付いたのは、小説の流れにかなり気を使っているなぁと思いました。編集者の意図がとても良く出ていると思います。さて、続いて、特集2に移ります。

2012-11-20 16:37:49
立花腑楽 @Flack1980

@asai1920 はじめまして。『へんぐえ』の編集を担当している立花腑楽と申します。『へんぐえ -翡翠- 』のご感想、ありがとうございます。ご指摘の通り、特集①は作品の配列に気を配りました。そのあたりにも言及していただけて、とても嬉しく思います。

2012-11-20 21:14:55
楠沢 @ephed

総評3:特集①は作品の並べ方にしてやられました。これは本当に上手い編集です。とにかく読んで全体見るべし。 #へんぐえ感想

2012-11-23 17:30:15
まあぷる @nemu_tatibana

皆さん、猫大好きなのねえ>へんぐえ

2012-11-27 12:45:05

うたかたカンブリア (作:佐手英緒)

浅丼健一 @asai1920

#へんぐえ感想 佐手英緒さんの『うたかたカンブリア』は巻頭に相応しい物語。エロティックな描写から、産道から這い出る百鬼夜行。ラストはちょっと取ってつけた感があったけれども、異形のものを孕み、産み落とすというのは、妖怪小説の執筆にも繋がる……ように思えた。

2012-11-20 13:38:27
楠沢 @ephed

佐手英緒さん『うたかたカンブリア』トップバッターにふさわしいで賞。前半の描写はへんぐえならでは。魑魅魍魎が飛び出す瞬間の描写は圧巻。ここが地味にあいうえお順に並んでいたらもっと面白かったかなと余計なことを考えてみたり。 #へんぐえ感想

2012-11-23 19:46:41
まあぷる @nemu_tatibana

「うたかたカンブリア」佐手英緒さん 懐胎した百鬼夜行が産まれる瞬間の描写が生々しいけれどもある意味美しい。と思ったら、産んだのはそれでしたか。なるほど。恥ずかしながら鳥山石燕を知らずにwikiで調べました。大変勉強になりました。 #へんぐえ感想 

2012-11-26 11:02:49

産怪 (作:ねこまた)

浅丼健一 @asai1920

#へんぐえ感想 ねこまたさんの『産怪』はもののけ(?)を産んだ女の出来事。前の『うたかたカンブリア』と対で読むと面白いかも。奇形児を「もののけ」として処分することというのは、かつては普通にあったことなのだろうなぁと思った。あと、件のことを連想したりした。

2012-11-20 13:48:59
楠沢 @ephed

ねこまたさん『産怪』一歩引いて事実だけを淡々と書いているので逆に残虐さが出ているで賞。『うたかた~』にも産怪 に通じる描写がありますが、これはその後の話。テーマがおばけのたまごなのでたまごがその後どうなったか描かれてい るとよかったような。 #へんぐえ感想

2012-11-23 20:53:49
まあぷる @nemu_tatibana

「産怪」ねこまたさん 妖怪は何処で産まれるのかの一つの回答。神隠しにはあるいはそういう意味もあるのかもしれません。同時にかつてそういった形での間引きが行われていたことも伺わせて読後感は重いです。#へんぐえ感想

2012-11-26 11:50:47

妖器誕生 (作:青懸巣)

浅丼健一 @asai1920

#へんぐえ感想 青懸巣さんの『妖器誕生』は、古い器が九十九神のようなものになる瞬間が描かれている。前半で、いわくのような伏線が書かれていると、後半で、もののけになった器のオチの面白さが増したと思う。でも、もののけの、もののけっぽさが良く表現できていて面白かった。

2012-11-20 13:54:19
楠沢 @ephed

青懸素さん『妖器誕生』裏切った男の行く末で賞。器に魂が宿ったのはもっと前のような気も。器と主人公は言葉のない 関係でつながっていて、器を使うことに反対しなかった主人公に裏切られたと思っている器の行動と思うと何とももの悲 しい話。 #へんぐえ感想

2012-11-23 21:20:40
まあぷる @nemu_tatibana

「妖器誕生」青懸巣さん これは一種のもののけか、それとも化け猫なのだろうか。古い陶器には要注意ですね。しかしこの人の彼女、何でも勝手に決めすぎで嫌です。ラスト一行が怖い。#へんぐえ感想

2012-11-26 12:13:41

鞍座奇譚 (作:込宮宴)

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