大野更紗さん(@wsary)が語る、障害にもとづく差別禁止法案

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Saori Watanabe @wsary

障害にもとづく差別禁止法案が「合理的配慮の不提供」をまなざしたことの意義は、たとえば「投票することができない」という最も基本的な権利保障の欠如を実態として指摘したところにある。障害の有無にかかわらず、選挙権および被選挙権が保障されるべきであるという「当然」について、〈続

2012-11-23 23:43:36
Saori Watanabe @wsary

差別禁止法は、障害のある人のおかれた現実の状況をふまえ、その権利行使に際して社会的障壁を除去するよう申し立てを行うことを可能とし、障害にもとづく差別を社会的に規制する方途として重要な機能を持つ。福祉法のようにサービス提供の「障害」を特定し対象を限定するという傾向とは異なり、〈続

2012-11-23 23:48:31
Saori Watanabe @wsary

差別の社会的規制法という性格からして、広く障害をとらえ、障害のある人のみならずその関係者まで範疇に入れる構成をとる。従来の日本の障害施策が、財政的理由のみならず管理的観点から、機能障害の種類や程度などでその対象者を絞る傾向があったことからすれば、差別禁止法案のまなざしたことは〈続

2012-11-23 23:55:52
Saori Watanabe @wsary

国連の権利条約に規定された「合理的配慮」の具体を含蓄し、合理的であっても負担から対応できないという場合には、特別な措置を講ずる社会政策の一環として、国の財政補助の仕組みなども引き出してゆく可能性をもつ。個別支援のみならず、社会の環境改善を重視する、積極的意味をもっている。

2012-11-24 00:03:24
Saori Watanabe @wsary

部会委員として力及ばぬことがあまりに多かったことは、個人的には猛省しきり。

2012-11-24 00:20:11
Saori Watanabe @wsary

既に十分すぎるほど傷つき努力している人たちに、「努力が足りない」と上から垂直のスペルを投げかけることは、何もしないことと同意義かそれ以下である気がする。ちっともフェアでなく、ぜんぜん公平ではない気がして、うしろめたくて仕方が無い。

2012-11-24 00:44:00
Saori Watanabe @wsary

寛容でないリベラルに、存在意義はあるか。ないような気がする。

2012-11-24 01:01:10