2012/11/23「甲状腺被曝をめぐる放射能リテラシー」(TGF主催)

北海道がんセンターの西尾正道医師が甲状腺被曝と内部被曝について講演したものを主にまとめました。 ツイートのほかにTGFの島薗進教授、共催のヒューマンライツナウ、双葉町・井戸川町長のご挨拶がありました。 補足:主催のTGFとは、東京大学原発災害支援フォーラムhttp://311tgf.org/です。
震災 原発 tgf 西尾正道 甲状腺
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クリエネ(@逃げ切りに躍起な首相が居座る不幸な社会) @morecleanenergy
今日はTGF主催の「甲状腺被曝をめぐる放射能リテラシー」に参加。その内容を一部ツイートする。北海道がんセンターの西尾正道医師の講演。
前半 西尾正道氏(北海道がんセンター)の講演

被曝による甲状腺ガンについて

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【11/23TGF】西尾正道:甲状腺はチロキシンやトリヨードチロニンなどのホルモンを分泌するが、そのためにはヨウ素が必要。だからヨウ素が甲状腺に集まる。今回の事故影響で問題なのは正確な甲状腺の被曝線量が不明であること。サーベイメーターによる測定で「問題なし」としているのは論外。
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【11/23TGF】西尾:被曝について混乱するのは、単位の混乱がもと。全身の実効線量と組織等価線量が同じSvで語られることがあるが、全然違う。10Sv全身に浴びれば人間は必ず死ぬが、放射線治療では肺に6Sv浴びせることは当たり前にある。
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【11/23TGF】西尾:チェルノ笹川プロジェクトで報告されている小児甲状腺がんの特徴。結節患者の細胞診で7%に甲状腺がんを発見。遠隔転移が多い。病理学的には硬化型、繊維化病変が多くに見られ、砂粒状石灰化や浸潤傾向が強い。
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【11/23TGF】西尾:山下報告によると、放射線誘発性の甲状腺がんはすべて乳頭がん。1センチ以下、数ミリの結節の段階で発見してもリンパ節に転移があるケースも。主として20歳未満の人たちで、10~100mSvの間で過剰に被曝すると、発がんが起こりうる、というリスクは否定できない。

福島県県民健康調査の甲状腺検査の問題点

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【11/23TGF】西尾:福島県の甲状腺検査の問題は、検査技師が行い、画像を後で評価する点。本来なら、専門医が動かしながらリアルタイムで診ないとちゃんと検査できない。結節とのう胞のみに分類するのも問題。のう胞の壁が厚い、形が異常などの点からがんになりやすいか疑うべき。
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【11/23TGF】西尾:さらに、採血によるT3,T4,TSHなどの機能異常チェックが行われていないのも問題。被曝影響があるならこれらの機能が低下するから。また、検査画像を患者に渡さないのはとんでもない、と批判(患者がもらうには煩雑な手続きが必要)。
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【11/23TGF】西尾:のう胞は、1mm以下のものは大したことはないし、自分でもわざわざカルテには書かない。3mm以上のものが問題になってくる。5mm以上ののう胞保有率を比較すると、チェルノブイリ(事故10年後)で0.5%、福島(事故1年後)で2.5%。結節はどちらも0.5%
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【11/23TGF】西尾:人体にある甲状腺ののう胞は減ることはなく、増えていく一方。異常をもたらさないのう胞もあるが、形状不整のものは問題が多い。例えば、石灰化を伴ったりするし、妙な血流が内部に貫通してい時はがんであることを疑うべき。
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【11/23TGF】西尾:一般的な甲状腺がんは他のがんよりもゆっくり進行する。増殖分画が6%、倍加時間が83日(リンパ腫では90%、27日)。だが、被曝による小児甲状腺がんの増殖スピードは明らかにこれにあてはまらず、natural historyは不明。

内部被曝について

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【11/23TGF】西尾:被曝は細胞分裂の盛んな組織が影響を受けやすい。眼の水晶体、腸上皮、骨髄、皮膚など。
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【11/23TGF】西尾:南相馬市のホールボディカウンターに関して上、坪倉両医師から相談を受けたが、バックグランド線量が高く、なかなか難しい。内部被曝を測定するのはバイオアッセイ法(間接法、便や尿などの生体試料を測定)の方が正確。
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【11/23TGF】西尾:ICRPは内部被曝のことを考慮に入れないようにしてきた。ICRPの内部被曝委員会は1951年に廃止。初代委員長のカール・モーガンが「ICRPは原子力産業の支配から自由ではない…この組織がかつて持っていた崇高な立場を失いつつある理由がわかる」と告発。

医療従事者被曝量の統計

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【11/23TGF】西尾:医療従事者の被曝について。ガラスバッジ計測による平均年間被曝実効線量は0.21mSv。50μSv以上は81.5%、年間1mSv以上の人は13587人(5.5%)。年間50mSv越えは1名(全て平成21年度)。

被曝関連のトピック紹介

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【11/23TGF】西尾氏が駆け足で紹介したトピック。ABCCの広島被爆者調査は、2km以遠の内部被曝した人を調査対象としなかった/日本の医療被曝量は世界でダントツ。CTが儲かるため/X線検査のがんリスク、10~40mSvでも増加/CT検査の50mSv被曝で有意な白血病リスク
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【11/23TGF】西尾:急性被曝と慢性被曝について。細胞周期にはDNA合成準備期、合成期、分裂準備期、分裂期の四つあり、後ろ二つが放射線に弱い。内部被曝による連続照射では弱い時期にも確実に照射されて影響が大きいのでは。

その他

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【11/23TGF】以上、西尾正道氏はおそらく日本で最も多くのがん患者を治療してきた体験・知識をもとに、内部被曝の危険性を訴えた。「 市民のためのがん治療の会」http://t.co/FkC0vk00に参加しているので、こちらも覗いてください、とのこと。
クリエネ(@逃げ切りに躍起な首相が居座る不幸な社会) @morecleanenergy
【11/23TGF】西尾:食品基準について。放射性物質の基準は500bq/kgから100bq/kgに下げられたが、作付け制限値の5000bq/kgは変わらず。これは欺瞞。基準値以上汚染された作物がたくさん作られてしまう。
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