しらさぎ会広島死闘編（最終日）

keita @odonianist

ルールのない取引についてどう処理するか？の悩みについて。 日本版 ESOP #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

信託型従業員持株制度。。。従業員はプラスのオプションのみを負う（解散時）、会社はマイナスのオプションを負う（信託から銀行に返済できない場合。。。債務保証） 企業の利点；市場で売れない規模の自己株式を持っている会社が一時的なキャッシュを得ることが可能 #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

さらに流動性の低い株の場合、持株会が買う日だけ株価が上がる（25日）株もある。それを防ぐことができる。会社が潰れたらどうするか？。。。銀行のリスクあり。 （メモ 従業員にとっては通常の持株会と変わらない感覚（購入時の会社補助もあり）） #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

現状では当該スキームに対する公表された会計基準は存在していない。 #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

論点1 企業と信託型の関係性は？経済的実態と法的側面はどうか？ 論点2 従業員持株会の残余財産分配をどう捉える？引当金計上の要否は？ 1 企業のBSに信託を取り込んだとき、表示はどうなる？時価評価する自己株式？ 切り離すと考える（第三者）とき、その要件？ #しらさぎ会

keita @odonianist

信託が銀行からの借り入れだけに依っており、銀行に対して債務保証もしている状態で、はたしてこれは自己株式の処分といえるのか？法的形式はともあれ、経済実態は企業に取り込むべきなのでは？ #しらさぎ会 #広島死闘編

山田一也@マネーフォワード @kzy_y

ESOPの会計処理は今だと大手監査法人間での協議会で実質決められてるけど、その昔ばらばらだった頃、某大手監査法人は今とは違う会計処理を推奨してしまっていたという黒歴史が

すらじろう @sura_jiro

ESOPはすら師匠も詳しいかと #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

考え方1）法的側面；「信託は外部」経済的実態；「企業と一体」→じつはこの間がある。「子会社とみなして個別でオフ、連結でオン」会社法上の規制のため不可！（子会社は原則として親会社の株式は持てない） #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

実際に会計処理を検討してみる。（一体としてみるとバージョンと、外部としてみるとバージョン） #しらさぎ会 #広島死闘編

blanknote @blanknote

これは面白そうなテーマですね。ESOP信託導入会社でIFRS任意適用をしている会社はSBIホールディングスとDeNAですが、2社とも従来から一体とした会計処理を採用しており、IFRS適用後も組替えらしきものは確か見当たりませんでした。 #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

一体としてみたときの会計処理；1信託が銀行から借り入れたとき→借入金（ただし、銀行への返済プランは存在しない（予測不可））そのため長短期分類できない。（実務上、全額長期） 2 自己株式消滅をいつ認識するか。（信託へ売却 か 持株会へ売却 か） #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

3 信託へ配当したときの会計処理（けいたろう驚き；配当できるんか！そうやな！）仮に経済的実態を重視して配当として表示しないと、株主総会等で決議した額と相違がでてきてしまう。 #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

こたえ；信託に配当してよい＋会計処理は配当総額のうち信託への配当を戻す。；配当OK（法的側面の会社法；これは自己株式にあたらない）配当決議と株主資本変動計算書に乗ってくる配当金はことなっていてもよい（経済的実態の会計、法的実態の会社法） #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

開示例；全日空有報 提出会社の状況に書かれた配当金額と株主資本変動計算書関係の注記に書かれた配当金額が違う！（注として「従業員持株会信託口を自己株式として認識しているためである。） #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

信託から持株会へ売却時の処理（100→150（信託売却時）→200（持株会へ売却時）；処理例1 100すべてその他資本剰余金 処理例2 50はその他資本剰余金、残りの50は。。。「将来従業員に分配する予定としての信託にプールされた部分」→負債 #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

逆に100→150→130のとき。負債のマイナス、その他資本剰余金のマイナスなどさまざま。 #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

信託解散時、従業員持株会持株会はの残余財産分配をどう捉えるか？→持株会への売却時に負債を認識している場合はそれでOK。全額をその他資本剰余金にした場合、そもそも持株会への売却時に引当金を認識すべきだった？さて、そのときの相手科目は？#しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

費用だよ派と費用じゃないよ派の議論。；結局、最終的に従業員信託から従業員への残余財産分配をどのように捉えるのか？を費用とみるか費用でないと考えるのではないか派の議論。；一般的な処理→「福利厚生費」（従業員購入の際の補助も福利厚生費という整合性） #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

こういった基準のない取引を考えるとき、法的側面からと経済的実態側面から考えるという手法は（ESOPだけでなく）有効。また、こういうときに税務はどうなるんだろう？から始めて考えてはいけない（法的ー経済的から考えては、税務は最後の差額で考える） #しらさぎ会 #広島死闘編

山田一也@マネーフォワード @kzy_y

そうして従業員持株会型の会計処理はほぼ統一されてきたものの、退職給付型の会計処理にはまだばらつきがあって、おそらくまた黒歴史がくりかえされそう

keita @odonianist

さて、200その他資本剰余金＆引当金方式を採用したとき、いくら引き当てるべきなのか？引当金の4要件のうち、金額の合理的な見積もりをどうとるか？実務上は、「将来の株価は合理的に見積れない」とみて信託口にプールされた金額のみ（例なら50）を積み上げる方式 #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

でも、合理的に本当に見積もりはできないんだろうか？→モンテカルロ法等の統計手法を利用して将来の株価を予想することが可能という考え方を採用して、その額を計上するという考え方もある。 #しらさぎ会 #広島死闘編

blanknote @blanknote

事業会社経理はモンテカルロ法というカタカナ用語を聞いたら拒絶反応で死にます。 QT @odonianist (引用略)モンテカルロ法等の統計手法を利用して将来の株価を予想することが可能という考え方を採用して、その額を計上するという考え方もある。 #しらさぎ会 #広島死闘編

keita @odonianist

引当金といっているが、実態はデリバティブ（負のオプションしかないデリバティブ） #しらさぎ会 #広島死闘編