第17回現在建築史研究会議事録

第17回現在建築史研究会議事録です。発表チームは史観史、建築生産。
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[dajiba] @403architecture

藤原:GAdocumentの1、2、3号はフランプトンの論文なので読んでみて。プルーヴェの限界を内田祥哉から捉えること。 #p_history

2012-11-25 17:10:12
[dajiba] @403architecture

次は史観史。403辻の発表です。 #p_history

2012-11-25 17:17:14
[dajiba] @403architecture

辻:目的は歴史観の薄れた現代に、歴史性を見出す。手法としては歴史的に繰り返される「反復キーワード」によって、その論じられかたの違いを俯瞰する。 #p_history

2012-11-25 17:21:29
[dajiba] @403architecture

辻:各国の主要雑誌を対象としている。今回はサンプルとしてフランスはAA、イギリスはAR、日本は建築雑誌。反復キーワードの長期性と短期性を整理。今回は全世界でに現れる「グローバルワード」と雑誌ごとに頻出する「オリジナルワード」を例示。 #p_history

2012-11-25 17:24:36
[dajiba] @403architecture

グローバルワードはコルビュジエ。今回は建築雑誌で3つの論考をみてみる。1つ目は1978年3月の伊東さんの論考。ベンチューリとの比較をしている。内容としても「建築における複合と対立」に沿わせているもので、べンチューリに肯定的。 #p_history

2012-11-25 17:30:11
[dajiba] @403architecture

辻:コルビュジエの初期作(サヴォア邸)までは「複合性」が見られるという一定の評価をしている。ベンチューリ的な記号操作に肯定的で、コルビュジエはクラシックな建築とのハイブリッドであった時代がよかったのではないか、という内容。 #p_history

2012-11-25 17:35:17
[dajiba] @403architecture

辻:2つ目は八束さんの「ル・コルビュジエにおける両義性と「転向」」。コルビュジエを近代建築の巨匠としてその価値を認めながらも、典型例かというと疑問視している。機能主義と表現主義、抽象性と有機性という両義的な振れ幅のある建築家であるとしている。 #p_history

2012-11-25 17:38:02
[dajiba] @403architecture

辻:詩学によって両義性がバランスされていたので、バランスが悪かった。次に五十嵐太郎の「ルクーからコルビュジエまで」。カフマンの「ルドゥーから〜」をもじって、神秘主義者としてのコルビュジエ像を扱っている。 #p_history

2012-11-25 17:41:20
[dajiba] @403architecture

辻:3つの論考の共通点、つまり建築文化的コルビュジエ像は、ギーディオン的なフィリップ・ジョンソン的な一様なコルビュジエ像への批判がある。 #p_history

2012-11-25 17:43:18
[dajiba] @403architecture

辻:このような受容のされ方の比較をAA、ARでもやってみる。 #p_history

2012-11-25 17:45:03
[dajiba] @403architecture

藤原:さっき倉方さんが言ってた、モダニズムは様式建築から見ると「解体」の作業だったとして、統合の方法論はほとんど組み立てられていないのではないか。 #p_history

2012-11-25 17:47:21
[dajiba] @403architecture

勝矢:産業革命以降の建設量の増加を考えれば、1つ1つの建築が労力と時間をかけられなくなるのは当然。 #p_history

2012-11-25 17:49:25
[dajiba] @403architecture

藤原:丹下健三はコルブをミケランジェロと同様に見ていた。 勝矢:両義的というフレームが70年代以降の論考には、そもそも用意されている。 #p_history

2012-11-25 17:54:38
[dajiba] @403architecture

倉方:特集名とか巻頭言とか、内容に踏み込みすぎないほうが、比較分析の精度が上がってくるのでは。組み合わせた固有名をキーワードにして比較してみるとか。 #p_history

2012-11-25 17:58:48
ASAKO @ASAKO_tweet

RT @403architecture: 藤原:原広司によるコメント「個別の多様性を追うためにビルディングエレメントはあるという考えで内田と共通していた。」が肝か。赤松:ファブラボのような生産手段と建築家の関係も出てきているし、建築家が生産にコミットする現在的な可能性があるのではないか。 #p_history

2012-11-25 18:02:52
[dajiba] @403architecture

藤原:史観史だから、歴史観のフレームを示さなければいけない。何年代とかっていう断絶で構造化するのではない方法を探したほうがいい。 #p_history

2012-11-25 18:16:31
[dajiba] @403architecture

連:メタ視点に立つ方法は、現状である優勢な論理を取り込んでいることが多い。そういう論理自体を見いだせるようなものになってほしい。 倉方:直接的に過去の雑誌にアクセスできる回路をつくりあげるだけでも価値がる。 #p_history

2012-11-25 18:20:31
[dajiba] @403architecture

藤原:70から80年代は連続し過ぎている。60年代も調べるとカーンとか 勝矢:スターリングが出てくるはず。彼の世界での需要のされ方は日本ではどうもピンと来ない。モダニズムが様式化されていないときで、おもしろいことがあるはず。 #p_history

2012-11-25 18:27:10
[dajiba] @403architecture

倉方:マニエリスムみたいにルネッサンスが自己運動していた中で、当時は矛盾していなかったように、モダニズムが自己運動していた中でのブルータリズムやメタボリズムが見れないか。 #p_history

2012-11-25 18:33:21
[dajiba] @403architecture

ということで、今日はこのくらいで終了です。 #p_history

2012-11-25 18:36:13
玉井 淳 @atsushi_9

RT @403architecture: 藤原:70から80年代は連続し過ぎている。60年代も調べるとカーンとか 勝矢:スターリングが出てくるはず。彼の世界での需要のされ方は日本ではどうもピンと来ない。モダニズムが様式化されていないときで、おもしろいことがあるはず。 #p_history

2012-11-25 20:59:53