広島教採塾さんの「ヴォイストレーニングで教採面接に備える」のツイート

レトリカ教採学院（教採塾）河野正夫 @kyousaijuku

今日は、「教採面接と模擬授業のためのヴォイス・トレーニング」と題して、お話をしますね。面接で高印象・高評価を勝ち取り、模擬授業で見る人（面接官・生徒）の興味関心を勝ち取るための声の出し方、話し方についてのお話です。

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私は、アメリカでも日本でも、高校と大学で教鞭をとった経験があります。アメリカでも日本でもコミュニケーションの重要性や表現することの大切さは強調されています。でも、日本の表現力トレーニングで見過ごされがちなものがあります。それが、声のトレーニング、ヴォイス・トレーニングです。

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このツイ―トの読者の皆さんの多くは、既に面接や模擬授業の練習をした経験があると思います。では、その練習の光景を思い出してください。どのような点に気を付けて練習していますか？　話す内容や表情、姿勢や視線などには比較的、注意を払っていらっしゃるのではないでしょうか？　

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市販されている面接対策本や模擬授業の対策本も、そのほとんどが、話す内容や表情、姿勢、視線等には触れています。でも、声の出し方、発声法について、しっかりと触れている本は少ないですよね。皆さんがされている面接の練習などでも、発声法にこだわることは、まずないのではないかと思います。

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日本語は母語なので、私たちは普段、日本語で話すときに、自分の日本語の母音や子音の出し方や響きに特段の注意を払うことはあまりありません。でも、母音や子音をどのように発音するかで、自分の言葉の伝わり方や印象が大きく変化します。発声の仕方が面接での合否を決めることもあります。

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教師は語るのが仕事です。仕事の全てとは言いませんが、大きな割合を占めることは間違いありません。でも、教師はあまり発声法の訓練をしません。話すのが仕事の他の職業、例えば、アナウンサー、俳優・女優、司会者、歌手、電話のオペレーターといった職業の人は、発声法を特訓しますよね。

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なぜ、話すのが仕事である教師は、発声法の訓練を受けないのでしょうか？　不思議ですよね。不思議なのですが、これが現状のようです。でも、適切な発声法を学び、正しく母音や子音を発音し、正しいイントネーションやプロミネンスで話すと、語りがとても魅力的になります。何倍も魅力的になります。

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一昨年の教採講座で、私はある実験をしてみました。文字言語（原稿）段階で、とても優れた内容の面接回答と、ありきたりでいかにもマニュアル通りだという駄文の面接回答の二つを用意しました。その二つを優れたものは普通の受講生に、ありきたりの駄文の方はプロのアナウンサーに読んでもらいました。

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それを何十人かの人に聞いてもらい、どちらに共感するか、どちらに感動するかを調べてみました。すると、圧倒的にアナウンサーに読んでもらった方に共感するという結果になりました。内容ではなく、文章そのものではなく、発声法や読み方で聞き手の印象は全く異なるということが分かりました。

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たとえ、ありきたりの駄文でも、アナウンサーレベルの発声法で語れば、素敵な語りに聞こえるのです。もちろん、駄文ではなく、優れた面接の語りにしていくことは必要であり重要であるのですが、同じ内容レベルならば、発声法を中心とした語りの方法で優劣は確実に決まるのです。

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そして、教師志望者（教採受験者）のほとんどが、プロによる発声法の訓練を受けないのですから、ヴォイス・トレーニング（発声の訓練）を本格的に受けた人の合格可能性は飛躍的に高くなります。語りのレベルが飛躍的に向上するのですから、面接だけではなく、模擬授業でも驚くべき高評価をもらえます。

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また、教採は相対的に優れた人を選ぶ試験ですから、ヴォイス・トレーニングを受けた人は、集団討論や集団面接では圧倒的な強さを発揮します。それもただ話すだけで断然有利なのです。発声の美しさ、綺麗さが人を魅了する力は計り知れないほどの威力があります。ただ話し始めるだけで、高評価なのです。

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いつまでたっても面接の原稿を文字で書き、それを丸暗記し、思い出しながら話すという練習をしている人は、正しく美しい発声法を身に付けた人には勝てません。話し始めた瞬間に優劣が決まります。教採は教師になるための試験です。語るのが仕事である教師になるための試験なのです。

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演劇部や放送部の経験がある人はラッキーです。そこで学んだことを面接に活かすことができるからです。でも、せっかく演劇部や放送部の経験があるのに、その実力を教採の面接や模擬授業に応用しない人もいるようですね。それはとてももったいないことです。是非、身につけた技を活用してください。

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子どもの前に立って話すことを職業にしようとする人は、正しい日本語の発声法を身に付けてください。美しい日本語の音を出せるようになってください。それが教師の仕事ですし、職責でもあります。そして、美しい声で語れることは、教採の2次試験の必勝法でもあるのです。

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広島教採塾では、プロのヴォイストレーナーやプロのアナウンサーによる指導の時間も可能な限り確保するようにしています。私が指導する際も演習を始めてから2カ月目くらいからは、発声法に対する助言もできるだけ行い、ヴォイス・トレーニングをしながらの面接演習になるように特訓していきます。

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このツイートだけでは、発声法やヴォイス・トレーニングの重要性がよく分からないという人は、次の2冊の本を読むことを奨めます。この2冊を読むだけでも、教採の面接での合格に大きく近付くことができるでしょう。普段の話し方から、面接での語り、そして、模擬授業での語りも大きく改善できます。

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まず、一冊目です。『言葉と声の磨き方』http://t.co/5JRnesqW　です。上記URLのアマゾンのページの商品の説明（内容紹介）を読んでみるだけでも、発声法やヴォイス・トレーニングの重要性が分かります。

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2冊目は『発声と身体のレッスン 増補新版 ─ 魅力的な「こえ」と「からだ」を作るために 』http://t.co/TDrb5qxq　ですが、むしろ、DVD版の『鴻上尚史の「声」のレッスン ～魅力的な「こえ」の作り方～ 』http://t.co/p2BNQTnN　をお奨めします。

レトリカ教採学院（教採塾）河野正夫 @kyousaijuku

以上2冊と、1つのDVDで、2次試験の合格可能性を飛躍的に伸ばせるはずです。教採に合格し、併せて、魅力ある教師になりたい方は、是非、手にとってみてください。