範馬勇次郎は黒鉛を握り締めてダイヤモンドに変えた。握力は３４ｔであるッッby柳田理科雄

空想科学研究所 @KUSOLAB

『バキ外伝』の花山薫は、食堂で不良がビール瓶を手刀で切って強さを誇示しているところへ現れ、切れた瓶の切り口を合わせ、両手で握って圧縮。すると瓶は元どおりにくっつき、７％ほど縮んだ。とても人間ワザではない。これに必要な力は５５０ｔだ。（柳田）

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『範馬刃牙』を読むと、範馬勇次郎がバタフライで泳いでいたのは時速20㎞の流れるプールだった。この流れに逆らっていたから、勇次郎は時速20㎞で泳いだはず。普通のプールなら100ｍを18秒！　これは世界記録の2.8倍の速度なので、パワーは３乗の21倍。

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『グラップラー刃牙』天内悠は、ジャンプしようとして鉄骨コンクリートの床を陥没させた。一瞬で力を入れすぎた結果だろう。壊した床の鉄骨が、断面の縦横３０㎝、厚さ１㎝のＨ型だったとすれば、床が壊れなければ３９０ｍ跳べたはず。今度は天井が壊れる。（柳田）

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『範馬刃牙』のピクルは、１億９千万年の眠りから覚めた古代人類。烈海王との戦いでは、突進して海王をぶっ飛ばし、厚い板壁を破って数十ｍ先のコンクリートにめり込ませた。計算してみると、ほぼ音速で激突させなければ、こうはならない。（柳田）

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１９問目。「『範馬刃牙』で主人公の範馬刃牙が柴千春の突き出した二本の指に目でぶつかって相手の指をへし折ってました。 どのくらいのスピードでぶつかればそんなことが可能ですか？ 」

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１９）『範馬刃牙』の刃牙は、紫千春が突き出した指に自らの目でぶつかって、千春の指をへし折っていた。時速４００㎞で目をぶつければ、指には１００㎏の力がかかり、おそらく折れると思うが、目も無事ではすまないはず。刃牙は目も鍛えているのだろうか。

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『バキ』烈海王は、巨漢のドイルを背負って幅１０ｍの川を走って渡った。烈は、水面を７００～８００回蹴れば、川を渡れると予測していた。２人の合計体重を２３０㎏、川を渡るのに２秒かかるとしたら、その間に水面を６７０回以上蹴れば、確かに２人の体重を支えられる。（柳田）

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『グラップラー刃牙』アレクサンダー・ガーレンは、ウラン鉱石をツルハシで採掘し、トロッコで運んでいた。トロッコには直径８０㎝のほどの塊が２０個ぐらい乗っている。ウラン鉱石は通常の岩の３倍ほど重いから、この塊１個で３ｔ。２０個だと６０ｔになる。（柳田）

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『範馬刃牙』範馬勇次郎は、タバコを一気に根元まで吸う。実験すると一息では３㎜が限界。勇次郎は肺活量が６万８千㏄ほどあるようだ。１秒で吸うとしたら、吸引力は１１㎏。スイカを口で吸いつけて持ち上げられる。ただし、３秒なら１．３㎏。時間によって大きく違うのだ。（柳田）