ストロンチウム90について (2)

武谷三男著『科学大予言』(1983) から 抜き書き。
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seki_yo @seki_yo

「これは一般にはほとんど知られていないことであるが、地球全体はすでに、放射能によってそうとう汚染されている。武谷三男 (1983)

2012-12-02 09:38:01
seki_yo @seki_yo

「現在でも微量ではあるが、放射性物質は、われわれの頭の上に降りつづいている。恐ろしいのはしかし、現在降っているそれではなく、もう十何年も降りつづけ、すでに地上に蓄積された放射性物質である。武谷三男 (1983)

2012-12-02 09:40:59
seki_yo @seki_yo

「ストロンチウム90という放射性物質がある。この物質の科学的性質は、カルシウムに非常によく似ている。そのため植物→動物→人間などという食物連鎖を通じて、人体に非常に取り込まれやすい。『科学大予言』武谷三男 (1983)

2012-11-29 19:50:23
seki_yo @seki_yo

(訂正) 「この厄介な放射性物質が、1平方マイルに 55ミリキュリー以上積もり、カルシウムとともに人体に入れば、何かしら目立つ害を与えることになる。体内組織の中に入って、ゆっくりと放射線を出しつづけ、人によってはガンや白血病などの原因になる。武谷三男 (1983)

2012-11-29 22:22:37
seki_yo @seki_yo

「さらに危険なのは、ストロンチウム90の放出している放射線が、半分に減るまで (半減期) には、28年もかかることだ。武谷三男 (1983)

2012-11-29 19:51:59
seki_yo @seki_yo

「それも、ストロンチウム90が体内に入ってから、20年以上もあとになって発病することも、充分にありうるのである。武谷三男 (1983)

2012-11-29 20:05:22
seki_yo @seki_yo

「ストロンチウム90は、1970年で少なくとも日本にすでに20ミリキュリー、アメリカに30ミリキュリー積もっている。現在では、55ミリキュリーに達している場所もあることだろう。武谷三男 (1983)

2012-12-02 09:43:15
seki_yo @seki_yo

「そして放射能によって発ガンしているとしても、20年も前に体内に取り込まれた微量の物質との因果関係など、医学的に証明することは、実際はほとんど不可能なのである。武谷三男 (1983)

2012-11-29 21:28:08
seki_yo @seki_yo

「しかもストロンチウム90ばかりでなく、セシウム137という、ストロンチウムと同じように恐ろしい放射性物質も、今もしずかに地球に降り積もっている。地球の未来は、この事実を除いて考えることはできない。武谷三男 (1983)

2012-12-02 09:45:53
seki_yo @seki_yo

「もちろん、放射能元素は天然の形で人体内にも地中にも存在し、これも天然のガンなどのもとになっている。しかし、だから人工のものなど無視してよいと考えるのは、たいへんなまちがいである。武谷三男 (1983)

2012-11-29 21:30:34
seki_yo @seki_yo

「人工の放射性元素は、追加的に白血病やガンを発生させ、そのうえ、長い歴史の間にできた天然のバランスを、くずしてしまうことになる。まさに、何が起こるかわからないような状態が、人工の放射能によって、自然界につくり出されようとしている。(了) 武谷三男 (1983)

2012-11-29 21:34:01