妄想兎虎２

まるる @kbtml

そっか。 でもでも、孤独になった二人だけど、幼い頃から一人で孤独だったバニーの影となり、同時に光を与えた虎徹さんは、孤独になってまだ短くて、その孤独がどこか居心地よくて、寄り添うだけならいいけれど、手を伸ばされるのは怖いのね。 おじさんだから、また失ったらと思うと動けない。

まるる @kbtml

虎徹さんはイロコイごとには無意識にフィルターがかかっちゃって、俺なんかを誰かが好きになるわけがないって思ってて、だからこそ好意には気付かず、手籠めにしようとしてきたヤツらには時には口で、時には拳を使って説得して、離れていってて。 なのにバーナビーからの言葉と手は振りほどけなくて。

まるる @kbtml

だって俺もバニーのこと好きだもん。でも、それはお前のとは違うんだって、泣きそうになりながら言って、けど、バニーだって譲れなくて。僕は、あなたの傍にずっといたくて、でも、それ以上も望んでしまったんです。僕を選んでください、虎徹さんって。真摯な言葉と、懇願を振り払えるわけがなくて。

まるる @kbtml

最初は同情と罪悪感に苛まれる虎徹さんが、でもやっぱりバニーに惹かれていることに気付いていって、そんな自分に戸惑って、どうしよ俺……これって二股になんねぇかな……ってなってるという王道兎虎の長編映画とかないんですかね？みたいなー映画