『C』（アニメ）視聴一回目のつぶやき

じねん @jinensai

さて週末アニメ例会『C』を見ていくお！ 実はニコ生一挙で３話までは見てるので、序盤は確認しつつ復習にあてて行きます。

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『C』３話までは流し見、４話から未知の領域へ。今宵はここまでにいたしとうございます。大枠は『欠如感と補完』（参照；皆川ゆか先生の「藤田和日郎先生に聞いた物語の作り方『欠如感と補完』」 http://t.co/qajyko0c）だが、主人公の魅力がイマイチなのが私、気になります！

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後半の「大技」のための布石なのかは、引き続き注視せねば。三国の言ってることはマクロでは正しいが、ミクロでは必ずしもそうではないようにも思うし。ミダス・マネーのミダスが触ったものが金に変わっちゃうアノお話が元ネタならアイロニカルな展開が来ることは予想出来る。

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『C』今夜は第７話まで。確かに面白いテーマなんだけど、落ち着かない原因がおぼろげに分かった。視点が散漫にすぎる。正直感情移入出来るキャラクターが１人もいないのは観てる側として猛烈にツラい。妄想世界（？）の勝ち負けが現実世界に甚大な影響が云々は手垢がついているから要はやりようだ。

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おまけに主人公が弱い（いろんな意味で）。頭も肝も心臓もダメダメだ。王道狙いなら成長譚、邪道狙いなら転落譚にすればいい。三国がちょっかい出す理由はなんとなく察した。つまり意識的か無意識的か、彼は「罪滅ぼし」がしたいのだろう。（違ってたらゴメン）

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多視点なのは別に悪いことだとは思わないが、それはメイン・ストーリーがあってこそで、今の場合そこが全く分からない。せっかくジェニファーがいるんだからツッコミは彼女で統一してくれた方が良かったのでは？

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ただ、アセットの役が戸松さんなのは大いに買っている。『アスラクライン』や『かんなぎ』など、人外・霊的存在として主人公をののしる役をあの声質で演じられると全て許せてしまいそうになるのが曲者だ。さて、どう展開してどう着地点を見出すのか、印象はそこで大きく変わる気はしている。

じねん @jinensai

まあ『C』について言及し損ねていたが「自分をキチンと計ることで相手を計ることも出来る」（←うろ覚え）という三国に「孫子かっ！」とツッコミを入れたのは私だけではあるまい。

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『C』第８話。いよいよ動き出したが、遅いよ！ 未来を担保にした今の幸せというと国債かとツッコミを入れたくなるが我慢我慢。今がなければ未来もないという三国、未来を犠牲にした今を否定する主人公。そして主人公の未来・真朱の正体が示唆される。一方東南アジア金融街が破綻・崩壊し始める――。

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『C』第９話。消失するシンガポール。余波は香港、上海、そして日本へ…。三国は禁断の一線を越え、膨大なミダスマネーで買い支える。だが恐るべき「決済」の反動が社会を蝕み、全国で新生児３人という事態に。「未来を取り戻そう」というジェニファーの呼びかけに主人公は（やっと）呼応する。

じねん @jinensai

「君も将来僕の娘として」云々と未来への希望を描く主人公と「今のままでなぜいけない」と、「今」一緒にいることに幸福を求める真朱。すわ、本気ちゅうかと思ったらデコちゅうだったでござる。（うん、やはり戸松さんで救われるなあ…。）

じねん @jinensai

『C』第10話。北米金融街がCの連鎖を弾き返し再び余波が日本を襲う。ミダス・マネーの輪転機を再び回す三国を止めるべくダークネス・カードを奪い「決済」前に未来を買い戻そうとジェニファーがディールを申し込む。竹田崎も「信用」のドミノ倒しで三国の資産を紙クズにすべく暗躍する。

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主人公は堀井とのディールに際どく勝利するが駆けつけた時は既に遅く想像を絶する三国の前にジェニファーは…。もはや打つ手なしかと思われたがジェニファーがアセットを託し、主人公のカードはダークネス・カードに。輪転機を回そうとする三国と逆回転させようとする主人公。対決の舞台は整った。

じねん @jinensai

羽奈日とは何だったのか…（もう真朱だけでええやん）。

じねん @jinensai

まあ金とは信用だという竹田崎の言うことが一番まっとうに思える。力の源が金だという三国の言い分が金の価値が暴落するすることで失われるという仕組みは面白いが、見せ方はこれで良かったのだろうか…。まだ何か出来たような気がする。

じねん @jinensai

『C』第11話（最終話）。もっとも分かり辛いのは結局主人公が守りたいモノが何だったのかストンと腑に落ちてくれない点だ。ものの見方の違いで両方正しいことなど世の中に腐るほど溢れており、そこに新味はない。戦闘という名の説得合戦が続くが、見てる側としてはどうにも感情移入できない。

じねん @jinensai

金というテーマが、辛うじて作品と視聴者をつなぐ「よすが」なのだが、竹田崎ではないがそこに少し負い過ぎた感は否めない。卑近なことに置き換えればとりあえず分かったつもりにはなれる。派手な戦闘や未来改竄という手垢のついた技法以外で何かやれたようにも思えるのだが。

じねん @jinensai

あと本作に限った話ではないが、「血」の表現は赤色でいいのではないのか？ 肝心のシリアスシーンで『侵略イカ娘』かとツッコミそうになるくらい墨汁を吐かれたのでは興ざめも甚だしい。BDでは赤くなります商法は不誠実で、それこそ「信用」を落とすことに直結してる由々しき問題だと憂えている。

じねん @jinensai

恐らくテーマはこの際脇へ置いといて、主人公と真朱のやり取りを生温かく見守り、愛でるというのが最良の楽しみ方なのかも知れない。ともあれ、第６回アニメ例会（不肖私めのため就職祝いも兼ねていただけることになりましたが）準備ととのいますたー。

じねん @jinensai

あ、言い忘れてたけど第１話のおっちゃんの発音、何で「金融ガ（↑）イ（→）へ（↓）」なんだろう？（確かに違和感で記憶には残ったけど…。）