『小鳥の休日』『籠の中』

犬子 @27000hz

なんかちょっと可愛い夢を見たけど①某ステージ設定　②結局自PC話　③ファンシーなのは某ステージじゃないという人からはジョゼ踏みされる　ので放出するのはどうかなと思ったなど

犬子 @27000hz

満遍なくNPCの類で妄想できるのはいいステージです。読み物でもシステムでも「こいつとはからみたくない」というキャラは必ずいるものだが、誰でもOKかもんかもんという気持ちを持てるNPCばっかりってすごいことだよ全く

犬子 @27000hz

小鳥の休日：普段娼館でかごの鳥、リアル世界は開けた窓の向こうしか見ずに数年間。だけど目を貸してくれる生き物も、音を共有してくれる生き物もいる。空を飛び風を『感じる』事だって出来る誰かさんの休日　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

横で寝ていたひとの体温のなごりだけでも、とその場所にすくだまって眠るのも飽きる頃合になって（どんなに想おうが、そこにいないものは影響力は低いものなのだ。悲しいことに）、情報屋、としてではなく、ただ昼間のあのひとを追いかけてみたくて窓を開ける。体はおきざりに　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

高い壁をこともなく乗り越え、人の姿ではとても無事では出られないでだろう、その内側へ。その人の姿があるべき所を探す。今日は『外遊』しない、はずだ。目当ての窓辺にとまる。閉じたままの窓がうらめしい。その先にあまり近づいて欲しくない相手と一緒にいるならなおさらだ（きいい）　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

あの人は何か書類を書かされていて、いて欲しくないその人は待たされているらしく、さっきからあくびが３度目だ。あの人がそもそも利き手じゃないその手でサインすらも書きたがらないことは知っている。それを強制的に書かせる立場の相手だ。しかし距離が近い。やめてほしい　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

気持ちは行いに出るものらしく、気がつくと窓ガラスをこつこつつついてしまっていた。音に気がついた、その人と目が合う。にっこり笑ってくるが、全く目が笑っていない。いや嗤っている。#小鳥の休日

犬子 @27000hz

あからさまに上位者としての圧力を視線という形で見せつけられて、今すぐ手も視線も届かない上空に飛び立ってしまいたい気になったが、耐える。羽毛を逆立てて、おののきを押し殺して窓辺にとどまる。しばらくその人はこちらを観察していたが「ふうん？」という顔をして視線をそらした　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

正直ほっとした。あんな恐ろしいひととよくもまあ同じ部屋どころか接近していられるものだ。いや向こうが近づいてくるのであってあの人には拒否権はないだろう。窓ガラスごしに会話は聞こえないが、あの怖いひとに頭をわしわしされている。どうやら書き物がひと段落したようだ　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

ああそんなに遠慮なしに髪とかかきまわして、ずるい。時々ちらっとこっちに視線をよこすのは「分かってる」という意思表示だ。ああもうこの窓さえ開いたらつつきまくって血まみれにしてやるのに、と窓ガラスをつついているうちに、あの人は退室してしまったようだった。おいかけなければ　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

せわしなく羽毛を逆立てては毬のようになっていた小さな小鳥が窓辺から飛び去るのを見届けたその人はくすくすと笑っていた。隻腕の裁定者と入れ違いにやってきた仮面の裁定者は不思議そうに小首をかしげた。「猫の授業参観に小鳥が来ていたんだよ。あ、悪いんだけど」#小鳥の休日

犬子 @27000hz

「なんですか？」と聞きつつ、どうせいたぶって遊んだんだろうな、と仮面の裁定者は思う。だってこんなに機嫌がいいのだ。「悪いんだけど猫君のこれ、清書してくれないかな？やっぱ綺麗な字でよみたいじゃない。ね？」と紙束を押し付けて、その人は部屋から出て行ってしまった。#小鳥の休日

犬子 @27000hz

残された仮面の彼は一通り紙束に目を通して「はあああああ」とため息をつく。「さすがに３回目で慣れてはきましたけど」何故この職場には文明の機器が存在しないのだろう。何故猫のひとは面倒な漢字を多用して書き記すのだろう。そして何故自分がこうやって清書することになるのだろう…　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

多分仮面のひとが清書していると他の裁定者が覗き込んでは「うわあ古文書？それとも古代文字？」というLVの悪筆だと思われます。後天的左利きなので、筆記用具もカトラリーもどっか持ち方がおかしいはず。でも動作が優雅なのでそうと認識されない得な赤猫　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

小鳥こんこんの最中の窓の内側：「ああいうあしらいされると人は傷つくものなんですけどねぇ」と呆れつつ事態打開を図るひとと「だってすごくむきになってくるから面白すぎて。あ、ものすごく怒ってるなー！」とわざわざおさわりしたりしていやがらせに励むひと。そう二人とも分かってる　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

見失ったあの人を探して窓から窓へ姿をうかがいながら滑空するうちに妙なものを見かける。どうやらアリスよろしくティーパーティーのようなのだが、テーブルがどうみても棺桶だ。お茶を注ぐ執事のような男と、困ったようにお茶菓子が棺桶盛りなテーブルをなでさする若者の姿が目に入る　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

彼等が何者かは知っている。目の前の姿がたとえ穏やかで和やかなそれであっても、ある意味その存在は脅威であるのを知っている。とりあえず自分もあの人も彼等のお世話になるような立場でないことは幸運なことだ。２回旋回している間に通用門で待てばいいと思いついた　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

小鳥はこの前後に珍しがった裁定者（人間外の生き物が入り込むのは珍しいかなと）のアレとかコレとかに遊び半分で攻撃されたりしていますが、幸運の守護で避けます。そして仕返しにフ★（倫理上伏字）投下とか勿論します。やられっぱなしのかわい子ちゃんではありません　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

小鳥本体は普通のそこら辺の小鳥なのですが、憑依している人が絶叫するので、飛びながら無意識に脱★とか、口を開けたまま飛行しつつお食事はしないのです。「虫とか、食べないんだから…！」でも攻撃の時は身体機能は思い切り利用するわけですよ　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

（記すか悩んだがやっぱ書く）中途で小鳥をいたぶろうとして逆襲された裁定者はテオさんとトウヤさんです。他に名もなきモブ養成スクール出身の裁定者が数人と、何もしていないのにたまたま古文書解読（爆）の気分転換に庭先に出てきた仮面の人も巻き添えを喰いました…（不幸過ぎ）#小鳥の休日

犬子 @27000hz

@sakutarou_o 小鳥（略）はDOCは基本シリアスがふさわしいと考えているので、ファニーな要素だけ詰め込んだ感じになっています（ファニーでセッションって、もうアプローズがヒロインかボスやらないとマキナるとしか思えなかった…）対比的に笑っていただければのっけもり幸いです

犬子 @27000hz

眼下に骨や肉の引っかかった茨を眺めやる。本体より嗅覚に劣る、距離を自在に取れる端末であったことをこれほどありがたく思った事はない。「知るなとは言わないが、『ここ』を実感するためくらいに出るのは勧められない」というあの人の言を思い出す　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

そんな勘違いさせる優しいことを、欲しい強さで思ってもくれないのに、ゆるゆると吐き出すのだ。しかもそれがどんなに残酷かなんて考えもしないのだろう、あの人は。眼下の彼等は遊び半分でああだが、並の個人であそこまでいたぶるのはそれなりの想いあってのことだろう。#小鳥の休日

犬子 @27000hz

いっそあのくらいに嬲って殺してくれるくらい、嫌われてみるのもいいかもしれない。だが「時節の花」とより分けられて終る予感が強すぎて、結局今の中途半端さにすがるのだろうが。そんなもの思いの先に目指す門とあの人が見えてきたが、突進するわけにもいかず、距離をうかがう　#小鳥の休日

犬子 @27000hz

「今日は戻らないから」と門を守る歩兵に言い捨て、あの人は街に出て行く。城塞の中では小動物は珍しいらしく（あれほど死の気配が満ちているのだ、当然だろう）散々な目にあったが、この先はうまく紛れることができるだろう。本物の小鳥の『あいさつ』を尻目に嬉々として後を追う　#小鳥の休日