『初めてのtwnovel』

人に歴史あり。あなたの「初めてのtwnovel」覚えてますか?今と変わらぬ作風の人、180度方向が違う人。ちょっと初心を思い出してみませんか?
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あおば@トライナックル @aoba_s

#twnovel 「翼をなくしたんです」と言って少年は宝石を差し出した。食うために奇妙な調査を始めた俺は、数日で白い翼を見つけた。 少年に渡すと「帰らないことにしたから」と、翼を夜の街に投げ捨てて去っていった。いつか後悔しないといいが。俺は、踏みにじられていく翼を眺めつつ思った。

2009-09-30 15:02:34
@hikarux_x

彼とデェトで温泉テーマパーク。キャハv くびれの消失しつつあるこの身で、ピンクのフリフリビキニは犯罪的? 「おいでよ~」と、手をつないでくれる彼も、ビキニ。 ブーメラ~ンvではなく女性用。 焼けた肌にぱっつんぱっつんのピンクのフリフリが眩しい・・・わ・・・ #twnovel

2009-10-02 19:52:51
よしのちほ @chiho_yoshino

腹八分目。親に言われて心がけてきた。健康を保つため、食事を美味しく味わうため。三つ子の魂百までか、いつしかそれを生活全般でも実践するようになった。そう、あなたのことも腹八分目。2人の距離を保つため、あなたを美味しく味わうため。だからきっと、まだ愛じゃない。 #twnovel

2009-10-03 20:20:13
あQ (CTT) @aquall

#twnovel 「月、見えないね」彼女は寂しそうに呟いた。十五夜、雨雲に阻まれた空に月は無い。「明日も雨らしい」私の言葉を聞き、彼女は何を思いついたのか「そこから見ていて」とお気に入りの傘を持ち家を出た。あぁ、確かにベランダから見下ろす君のその黄色い傘はまるで満月のようだよ

2009-10-05 11:41:34
ぐるぐる @hitoriguruguru

#twnovel 人生は上手くいかないことの連続だった。ほら、終電は乗り逃がす。信号は赤になる。辺りはすっかり暗闇だ。おまけに石に躓いた。――仰向けに転がると空には満天の星。僕は石に感謝して歩き出す。上を向いて。

2009-10-29 00:06:26
TAG @bttftag

#twnovel 男はランプの魔神に願った。「全宇宙の叡智を私に!」「その願い叶えよう」。言葉と同時に、男はこの世の全ての理を手に入れ、そして悟った。たとえ全宇宙の叡智を手に入れようと、限度額一杯まで使い切ったクレジットカードで支払いはできないのだと。

2009-11-09 14:21:21
たかこ@引っ込み中 @takatoyataka

#twnovel 背中に衝撃。野球ボールであったかと拾い上げ、驚愕する。あれはもう10年も前のこと、どこまでも飛んでいけとがむしゃらに投じた夏の日の一球。背に感じた僅かな痛みとボールに刻まれた初恋の名前が、あの日の若さで僕の目を焼いた。

2009-11-11 06:58:13
リコ @riconv

#twnovel いつもより早く目が覚めた。僕は窓を開け放ち、ひんやりした空気を胸いっぱいに吸いこむ。生ゴミの匂いが肺を満たす。老人が咳込み、全力で痰を吐く。どこかで赤ん坊が泣いている。とても激しく。この世の終わりみたいに。

2009-11-14 14:25:36
@_140

光と闇が旅人の道を照らす競争をした。まず、光は明るく、そしてさらに明るく旅人の道を照らした。旅人は始めこそ足元を良くみることができたが、やがて目が眩んでしまった。次に、闇は旅人から太陽と地上の光を全て奪った。おかげでようやく旅人は星へ向かう道を知ることができた。090822

2009-11-15 09:04:18
なおもふ @naomof

覗く金網の向こう、砂煙たつ放課後の運動場のただ一人を目に映す。私が唯一知らない、私がいないときの彼。真剣な姿は凛として気高い、あれが私のもの。誇らしくて、どうしようもなくぞくぞくする。なんて、誰にも言えないから。「買い出し遅いよマネージャー。買い食いか」「違う!」#twnovel

2009-11-16 00:21:46
朋子 @tomokomoto

#twnovel 「死なば無に帰すまで」と言い切ったあと下唇と共に噛み縛ったのは涙であろう。 素直に泣けば良いと誘えば、 「どうせ流すなら歓喜の涙でなければ意味がないさ。殿下が拓かれた世の未来が永劫たらんと覚った時にこそ俺は泣きたい」 と、彼は微笑んで言い切った。

2009-11-16 15:38:04
rime @prhymethyme

「防犯カメラ映像に、何も異状はないか?」「ハイ、見てみます」「あっ、ダメよ」「だって我慢できない。職場では何もできないんだから」「ダメよ、エレベーターが開いちゃう。誰かに見られたらおしまい……ああっ」「えーと、異状はないようです」「うん、ふだん通りだな」#twnovel

2009-11-17 18:35:11
とおる2nd+flu @windcreator

メロスは激怒した.メロスの攻撃力が激増した.メロスの防御力が下がった.メロスの回避力が下がった./王の「非道攻撃」.メロスは捕まった./メロスの「身代わり」! セリヌンがメロスの身代わりとなった./王の攻撃.王は「追放」を唱えた./メロスは故郷に帰ってしまった! #twnovel

2009-11-19 17:36:14
相応恣意 @aioushii

「じゃあ先輩は、恋しないんですか?」「え、私?するわけないじゃん」あっけらかんと言い放つ。意外だった。きっと、得意科目の一つだろうと思ったのに。「だってさ、恋はするものじゃなくて、落ちるものでしょ?」夕陽で朱に染まる先輩の顔を見ながら、僕は恋に落ちる音を聞いた。 #twnovel

2009-11-26 02:02:38
グラケー @gurak

あれ?どうしたんですか? #twnovel さんじゃないですか。え?住む所が無い?簡単ですよ。ハッシュタグに住めばいいんです。木だって地球の一部なのに地球に住んでいるでしょう。だから大丈夫ですよ。ちょっと狭いですけどスペースもありますから。

2009-12-06 02:14:08
さとまる @satomaru76

#twnovel いつものカフェ、いつもの席。テーブルには赤いセルフレームのメガネ。忘れ物だとそれを取りに来たのは誰かに似た女性。2時間後、カフェを出た。あ。メガネ忘れた。カフェに戻ると席にいるのは赤いセルフレームのメガネをかけた、私に似た女性。そこは「カフェ・タイムマシン」。

2009-12-06 20:58:54
clum @clum_memo

#twnovel 女の子だもん。いつも何処でも何時でも、かわいいきれいと賞賛を浴びていたいのよ。そのためなら、お風呂あがりのスキンケアも、朝のメイクとヘアセットも、辛いなんて感じない。だからあなたは、いつも何処でも何時でも、あたしをほめて。でも、あたしの努力には気づかないで。

2009-12-14 23:46:01
Pingu novel @ckpingu_nvl

お元気ですか?もう半年も経つなんて、すっかりご無沙汰しています。あなたには彼女ができたと風の便りで聞いたけど、私は…なんとフラれました。もう頭が真っ白で。ねぇ、また会いたいな。あなたの胸で泣いてると、とっても落ち着くの。あの夜は幸せだったわ。あなたもでしょう? #twnovel

2009-12-18 17:39:04
wacpre @wacpre

原稿の締切まで、あと一ヶ月。そんな時に限って、やる気が出ない。 このままではダメだと思いつつも、現実逃避に勤しむ。 あっという間に時が過ぎ、締切の日がやってきた。 机の上には、ハクシの原稿だけが残されていた。 「あの時やっていれば・・・」 #twnovel

2009-12-19 23:41:08
@namonakiuta_k

いまどうしてる?と訊いてきたから、泣いている。と応えた。また、いまどうしてる?と訊いてきたから、涙を流してる、と応えた。同じことを何度言葉を変えて応えても、いまどうしてる?と訊いてきた。あるとき急に、いま泣いている?と訊いてきた。私は応えた、泣いてない、と。 #twnovel

2009-12-27 06:08:02
@nabechy

#twnovel 私は人生を五輪に捧げてきた。39歳。来年はアラフォーのアラも取れてフォーだ。ベトナム料理か。私にも、出るんだろうかカレー臭。そんな私にライバル出現。15歳のニューヒロイン。「先輩、お昼はカレーでしたか?」「違うわ。それより私、おいしいベトナム料理屋を知ってるの」

2010-01-03 10:37:59
@aidagawa

永遠に引き伸ばされる夏休みの話。 氷河期が近いとされる未来、8月の終わりに二つ目の太陽が造られて、それが危険だということでしばらく学校が休みになる。高校生のKは家出の最中で、アコースティックギターを背負って南を目指す。

2010-01-05 11:59:03
twnovel-layback @layback7

ぐちゃぐちゃと湿った音が辺りに響く。俺は何度も銃床を足下に叩きつける。地面に転がったヘルメットの中身はすでに体を成していなかった。おい、もうそのくらいにしておけ。中尉が呟く。まだまだ足りませんよ。こいつがいったい何人の――もういい。十分だ。さぁお前ら伍長がついてくれた餅を食うぞ。

2010-01-10 15:58:05
ひらばるまなぶ(平原学)@もの書き・ドラガリアン @chocolatesity

路上で商売する百発百中の占い師。「あなたの明日を占います。この水晶をご覧ください」だが水晶は何も映し出さない。「やぶ占い師め!」客の男は声を荒げて金も払わず立ち去った。しかし道路を渡ろうとしたところで世界が一転。飲酒運転のトラックが突っ込んできて、男に激突した。#twnovel

2010-04-23 18:18:08

--以下、話の発端。。。

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