2012年12月20日

浮動票はどこへ行った?または彼らは如何にして考えるのを止めて陰謀論を唱えるようになったのか

衆議院選挙における得票率から見る浮動票の行方に関する考察とおまけの雑感。 なお、文章中の%はポイント(%の数字の変動を表す単位)と読み替えてください
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小川靖浩 @olfey0506

さて、昼休みだから少し頭の体操を

2012-12-20 12:48:30
小川靖浩 @olfey0506

この前の日曜まで続いた第46回衆議院選挙、結果を見ればおおよその予想通り自民党の圧勝に終わった。だが、一部の党支持者がなぜか「不正選挙」と叫ばれて来ている。まぁ、与党から逃げ出した離党者だからしょうがないとは言え、本当に「不正が起きる状況だったか」の考察をしてみる。

2012-12-20 12:52:13
小川靖浩 @olfey0506

時事通信に衆院選挙得票数と率が纏められているからこれを参考に。http://t.co/SOXrytm4

2012-12-20 12:54:26
リンク www.jiji.com 時事ドットコム:衆院党派別得票数・率(選挙区) 【時事通信社調べ】(選管確定)党派名 当選数 女 性 重 複 得 票 数 得票率 前 回自 民 237( 16)228 25,643,309 43.0 38.6民 主 27(

今回の浮動票となるもの

小川靖浩 @olfey0506

今回これで注目するのは政党別得票総数ではなく得票率の方を注視して頂きたい。衆院選後の報道において散々言われている「自民党は過半数を取っていない」と負け惜しみとして使われるように確かに自民党の支持率は50%を超えていない。43%に留まっている。

2012-12-20 12:57:06
小川靖浩 @olfey0506

しかし、この数字だけでは意味はないが実はこれに意味をもたせる数字もセットでおかれている。それが「前回」と書かれている「前回政党別得票率」である。

2012-12-20 12:59:19
小川靖浩 @olfey0506

まずは一番最初に注目すべきは民主党の獲得割合であるが、みんなのご存知のとおり今回壊滅状態に陥った(22.8%)が、実は前々回の郵政選挙の得票割合(36.44%)を大きく下回る(郵政選挙における数字はwikipedia「第44回衆議院議員総選挙」より)。これが民主の鉄板票と思われる

2012-12-20 13:06:43
小川靖浩 @olfey0506

今回激減した票は総数でどのくらいかとすればこれも前回(47.4%)から今回の得票割合(22.8%)を差し引いた24.6%分であることがわかる。これが今回逃した票であり、郵政選挙の際の底と思われていた36.4%をも下回っており、これが支持者すら逃がしたといわれるゆえんである。

2012-12-20 13:13:03

浮動票獲得順位

小川靖浩 @olfey0506

さて、この流出票がどこに行ったのかの検算をしてみよう。まず前回から得票率を伸ばしたのが自民公明共産んなであり、さらには新党の維新未来が獲得している。問題はどのくらいを獲得しているかという点である。

2012-12-20 13:16:55
小川靖浩 @olfey0506

まず流出票を最大限かき集めることができたのが維新であり、11.6%という得票率である。選挙区と照らし合わせるとこの多くが大阪であることは間違いがないだろう。比例でも14議席を得ているだけにそれなりに支持を得たことは間違いがない。

2012-12-20 13:22:32
小川靖浩 @olfey0506

さて、流出捕捕獲率第2位は実のところ未来である。獲得票割合で行くと5.0%。だが、残念なことに維新と明暗を分けた結果になったのはこれが日本全国に散らばったということにある。そのため当選したのは2名のみ、という結果であった。

2012-12-20 13:27:02
小川靖浩 @olfey0506

捕獲率3位はここで出てくる自民党。先の2党と比べて既存政党であることから前回との差を差し引く必要があるがその差4.7%。実はそれなりに支持を広げているというのが実情である。この数字が前回の38.6%に加算されるため結果的に第一党に返り咲くほどの議席数を増やせたわけだ。

2012-12-20 13:32:13
小川靖浩 @olfey0506

第4位はみんなの党、捕獲率3.9%。5位が共産の3.6%でここまでで大体の流出分が確保されたことになる。公明もそれなりに集めてはいたが上位の票補正分程度といっていい数である。なお、社民や国民新党他は票を減らしたところが多い。この分も大体は共産までが集めたといえる。

2012-12-20 13:39:19

陰謀論に関する考察

小川靖浩 @olfey0506

さて、最初に述べた「不正選挙」の陰謀論はツイッター上においてはおおよそ未来の党支持者に見受けられる。だが、もともと選挙前から「次の選挙では自民返り咲き」という雰囲気も出ていた上に未来の党は結党自体が解散後であるため組織作りができていないという背景がある。

2012-12-20 13:43:53
小川靖浩 @olfey0506

そのため公示直前まで「未来の党」ではなく合流以前の「国民の生活が第一」などのポスターが張ってあるような始末である。これでは陰謀を使うことすら労力の無駄と言えるくらいに勢力として弱くなるわけで、結果的に壊滅的大敗を招くこととなる。

2012-12-20 13:47:49
小川靖浩 @olfey0506

…まぁ、結論を纏めれば信用を失った民主党はもとより、未来の党も自民・維新・みんなの草刈場となって当然といえば当然の結果であり、ことさら陰謀論が入る余地がなかったのである。

2012-12-20 13:51:27
小川靖浩 @olfey0506

なお未来の党がもし流出票のほとんどを得ていたとしても結果的には状況としては大きく変わらなかったりする。なんせ、維新分まで分捕っても25%弱を全国均等にいきわたらせたところで自民に勝てるだけの票を得ることはできないためである。

2012-12-20 14:05:53
小川靖浩 @olfey0506

維新が小選挙区で議席を獲得したのも結局は大阪ローカル性の強さが物を行ったからということを忘れてはならない。

2012-12-20 14:06:52

追伸

小川靖浩 @olfey0506

追伸。比例に関しては考察をするつもりはない。なんせ自公自体選挙協力を行っていて自民の票のどれくらいが公明に入れられているのかがわからないからである。

2012-12-20 14:08:15

コメント

謎の男 パーマン @nonenoname01 2012年12月20日
比例に関する考察は某所(某民主党研究スレ)にて行われていました。 2005比例67.46%・6781万 自民党:2588万 民主党:2103万 その他:2090万 2009比例69.27%・7037万 自民党:1881万 民主党:2984万 みんな:300万 その他:1872万 2012比例59.31%・6017万 自民党:1662万 民主党:926万 みんな:524万 日維新:1226万 その他:1679万
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謎の男 パーマン @nonenoname01 2012年12月20日
見辛くて申し訳ないが、そのままでは元の票数が違うので単純比較できないので票数比率を統一します。 2005比例59.31%・6017万 自民党:2296万 民主党:1866万 その他:1854万 2009比例59.31%・6017万 自民党:2551万 民主党:1608万 みんな:256万 その他:1600万 2012比例59.31%・6017万 自民党:1662万 民主党:926万 みんな:524万 日維新:1226万 その他:1679万
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謎の男 パーマン @nonenoname01 2012年12月20日
統一した結果、自民と民主の差から約600万票が浮遊票。また、民主党の2009年から減った分と未来の分を引くと民主を見限った人の票が約600万票。この浮遊票が集まった合計が維新のベースとなる1200万票になります。
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謎の男 パーマン @nonenoname01 2012年12月20日
2005自民-2009自民=688万で、2009民主-2005民主=685万です。結論としては自民は前と変わらない、維新にとっては「浮遊票の取り込みに成功した」、民主党は「見限られた」、未来は浮遊票の取り込みに失敗した。
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謎の男 パーマン @nonenoname01 2012年12月20日
不正不正とは言いますが、陰謀論が通用する数値とはとても思えませんね。「半分近く取ってるなら尊重すべき」?そういうのは前回の衆院選で言って実行していれば通用したかもしれません。
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謎の男 パーマン @nonenoname01 2012年12月20日
何か丸コピペに近いので、間違いがあるかもしれませんが浮遊票がほとんど維新に行ったというのが正しいでしょう。…じつはみんなの党が比例ほぼ倍増というのも見逃せないのですが。
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謎の男 パーマン @nonenoname01 2012年12月20日
四番目にミスが…計算式の数値は「投票率が今回並なら」なので、実数とは違う分が出ますのでご注意下さい。
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