2012/12/20インディペンデントゲームジャパン・九大松隈さん講演まとめ

アクロス福岡で開催されたゲーム産業のカンファレンスで産学協同でリハビリ支援のゲーム開発のお話を聞いてきたのでまとめました。
1
佐竹信彦 @nobsat

松隈さん「この笑顔が大事なんですが、結果として一人でリハビリやった場合と比べ、ゲームを使った時とセラピストさんの付き添いで同程度の効果があり、安全性も確認されました」

2012-12-20 13:33:06
佐竹信彦 @nobsat

松隈さん「いい点として楽しくリハビリをやっている感覚がなく、カウントの手間がないことなどです。悪い点としてはセッティングの面倒さや複雑なゲーム性などがありました」

2012-12-20 13:34:32
佐竹信彦 @nobsat

松隈さん「二年目は改良しつつ現場に導入してビジネスになるかまでやりました。設置場所を病院よりも利用者が多くセラピストさんが少ないためニーズが多い老健施設に移しました。」

2012-12-20 13:36:41
佐竹信彦 @nobsat

松隈さん「導入に当たってのターゲットは高齢者とセラピストで、この人たちにいいと思ってもらえるように作りました。個人用として作ったが現場からは集団用を、という要望が来ましたが最初は戸惑われることもあり改良が必要でした」

2012-12-20 13:39:52
佐竹信彦 @nobsat

松隈さん「現場のセラピストさんに使いやすいようにスイッチ一発起動できるようにしました。機能の制限で妥協するところもありましたが、個人管理をバーコードでできるようにしてキネクトを採用しました」

2012-12-20 13:40:55
佐竹信彦 @nobsat

松隈さん「画面構成はいいところはのこして字が小さくて見えないようなものは排除、コレクション要素はシンプルにしていずれなくすかも。一番効果があった改善はランキングの導入で、一部の利用者がハマってランキング争いに」

2012-12-20 13:42:22
佐竹信彦 @nobsat

松隈さん「ランキングを見張るようになってベッドで寝たままにならなくなりました。コレクションのメダルを親しみのあるスタッフさんの顔にしてゲーム画面に背景をつけました。」

2012-12-20 13:44:21
佐竹信彦 @nobsat

松隈さん「安全性を高めるため補助バーなども追加しました。現在は盛り上がって使ってもらえるようになって、リハビリを周りで見ている人にもいい効果が出ているようです。」

2012-12-20 13:46:56
佐竹信彦 @nobsat

松隈さん「老健施設でも臨床調査を行い、一人でやるよりもゲームを使うことで23%の回数向上が分かりました。ゲームではセラピストさんに対する甘えがないのでさらに回数が増えます」

2012-12-20 13:48:34
佐竹信彦 @nobsat

松隈さん「セラピストさんからは賛否両論ですが効果は出て反応もいいです。今年冬にはメディカ出版さんから実際に販売することが決まりました」

2012-12-20 13:53:27
佐竹信彦 @nobsat

松隈さん「リハビリのニーズはこれからますます増え、市場規模も介護保険制度で膨らんでいて医療保険から介護保険へのシフトもありビジネスは順調ではないか。高齢者とゲームの親和性はまだ低いのですがゲームで育った人が増え、エンターテイメント性も必要になりそう。日本の独自性で海外も狙えます」

2012-12-20 13:56:29