ネルフダッシュ暫定まとめ2
- Dr_crowfake
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「ひとりはね、やっぱ寂しいんです。あたしが12番めの使徒としてサードインパクトを起こしても、そこにはあたししかいないじゃないですか。だったら、あたしが消えたほうがいい。みんなが生きてる世界のために死ぬほうが、ひとりで生きてるよりよっぽどいい。そんなふうに思えるんですよ」
2012-12-23 03:47:55「君は……人間に近すぎるな。残念だよ。私とて、君を殺したくはない。共存できるなら、そうしたかった」「そう云ってもらえるだけ、あたしは人間らしかったんですね。ありがとうございます」「何勝手に話を進めてるんですか! 司令も! 浦波さんも! まだ手はあるはずです! なんでそんなに!」
2012-12-23 03:51:04「すべての使徒殲滅が私たちの使命だ。それは彼女とて例外ではない。共存の可能性は考慮に入れたが、本人がそれを否定しているのだ。サードインパクトの阻止、それは私たちの使命であり悲願だ」「でも! 浦波さんは人間です!」「人間と使徒の区別は些細だが決定的だ。そのラインを、彼女は超えた」
2012-12-23 03:54:43「君が手を汚すことはない。罪は大人が被る。君は、何も悪くない」「そうだよ。磯波くんは何も悪くないよ。最後まで信頼してくれて、ありがとう」「ありがとうなんていわないでよ! 一緒に楽しいコト見つけようって約束したじゃないか! 世界には一杯面白いことがあるって教えてくれたじゃないか!」
2012-12-23 03:58:00「約束守れなくてごめんね。でも、君はそれを見つけられる。だから、さよなら」「浦波!」(DSSチョーカー作動)「!」(間)「……最後の使徒は私達の手で滅ぼしました。ですが、この先は?」「それは君が知るべき範囲のことではない」「全てはゼーレのシナリオのままに、ですか」(苦々しげに)
2012-12-23 04:00:48「人類と敵対する全ての使徒の撃滅――ネルフとネルフダッシュの使命は終わった。なら、彼らの目的は最終段階に入っているはず。人類補完。その全貌を解き明かし、滅びの宿命に抗い続けることこそ、我らの託された使命だ」
2012-12-23 04:03:01「……なんでそんなに自分をあきらめられるんだよ……なんで誰かのためになら死んでもいいなんて考えられるんだよ……そんなのずるいじゃないか、逃げじゃないか! どうしてみんなぼくを裏切るんだよ!」「あの娘は君に対して最大に誠実であろうとした。だから命を擲った。それを侮辱するな」
2012-12-23 04:07:06「彼女は、おそらく君のことが好きだったんだ。だから、自身か君のいずれかが滅びなければならないという宿命を背負わされた時、自身の死を選んだ。それはどちらを選んでも間違いの選択肢だった。しかし彼女を責めるな。それは彼女にとって、真実の思いだったからだ」「……」
2012-12-23 04:09:15「起こってしまったことは取り返しがつかない。しかしそれでもなお、起こってしまったことを踏み石にして天上へと昇ることは可能だ。君は、彼女の意思を、彼女が積み上げた踏み石を無意味にしないようにしてくれ。私は、このような過ちが再び起こらないように全力をつくす」「……」
2012-12-23 04:12:36「先生は、強いんですね」「弱さなど、セカンドインパクトの時に捨てた。そして、その時に、私の抱えられるものの大きさも知った。だから、過剰な期待は抱かない。希望も絶望もなく、ただ義務を果たすのみだ」「ぼくには、そんな風には思えません」「それでいい。君が違う道を見出すことを願っている」
2012-12-23 04:15:23