メモ:「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五百日」を読んで

★死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日   門田 隆将 (著) の個人の感想メモツイートをまとめました。
5
コアジサシ @mtx8mg

@mtx8mg 単位が記されてないけど、こちらによると⇒ サーベイメータの取り扱いについて - 緊急被ばく医療研修 http://t.co/7t0KZakq 電離箱サーベイメータの測定範囲は1μSv/h~1Sv/hとなっている。1Sv/h超か?

2012-12-24 14:03:33
コアジサシ @mtx8mg

メモ:1号機ベント、第2班の被曝線量は遠藤英由氏(51才) 89mSv、紺野和夫氏(52才) 95mSv。のち二人は1Fで最初の100mSv超えとなりオフサイトセンターに移動になっている。

2012-12-24 14:09:03
コアジサシ @mtx8mg

メモ:東電事故報告書 p.130 " 12日2時24分、ベントの現場操作に関する作業時間の評価結果が発電所対策本部に報告される。300mSv/hの雰囲気であれば緊急時対応の線量限度(100mSv/h)で17分の作業時間と報告した。"

2012-12-24 14:11:41
コアジサシ @mtx8mg

メモ:東電事故報告書p.131 " 12日9時24分、第2班の運転員は原子炉建屋地下1階にある空気作動弁を開操作するために現場に出発したが、トーラス室内の通路(キャットウォーク)を半分程度進んだところで持っていた線量計が振り切れ、現場の放射線量が高く(中略)引き返した。"

2012-12-24 14:14:00
コアジサシ @mtx8mg

メモ:300mSv/hなら線量限度内(100mSv)で作業可能と評価していて、それを超える線量ということだから、第2班の電離箱式サーベイメータの「1000」は1000mSv/hだった?

2012-12-24 14:17:20

◆安定ヨウ素剤

コアジサシ @mtx8mg

メモ:3月12日 "実は、このころ放出されている放射性ヨウ素には、後日注目されるI-131だけではなく、半減期の短いI-132、I-133、I-134、I-135も大量に含まれていたと考えられる":国会事故報告書 http://t.co/c1FEo6Hl

2012-12-24 11:07:07
コアジサシ @mtx8mg

〔キャプチャ〕250mSv超過作業員6名のうち4名は放射ヨウ素を吸着する、チャコールフィルタマスク着用時期が1号機爆発以降。ヨウ素剤服用も遅い・・。 http://t.co/aYcGDbGg #SnapCrab http://t.co/SWWgNYHo

2012-12-23 11:00:44
拡大
コアジサシ @mtx8mg

〔キャプチャ〕チャコールフィルタとダストフィルタ http://t.co/pq47kUgR #SnapCrab http://t.co/KZkVlNhW

2012-12-23 11:03:03
拡大
コアジサシ @mtx8mg

メモ:一刻を争うベント操作ではあったが、近隣住民の避難を確認してから実行するものとされ、これを行うために1、2号機中央制御室で結成された運転員特別チームのメンバーは、あらかじめヨウ化カリウムの錠剤を服用して待機していた:国会事故調報告書 http://t.co/tE7uHqlF

2012-12-24 10:31:53
コアジサシ @mtx8mg

@mtx8mg (1号機ベント作業班は安定ヨウ素剤は服用していたようだホッ)

2012-12-24 10:40:32

 焦る政府と進まない1号機ベント 国会事故調報告書 (書籍p.147,148 web版本編p.153,154) http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3856371/naiic.go.jp/pdf/naiic_honpen.pdf

これに先立って東電は、1号機格納容器ベントの実施について経済産業大臣からの命令を受けており、続いて菅総理が現地を訪れている。既に格納容器の圧力はピークを超えており、爆発性ガス(水素、一酸化炭素)の漏出により、原子炉建屋は次第に危険な環境に変わっていった。一刻を争うベント操作ではあったが、近隣住民の避難を確認してから実行するものとされ、これを行うために1、2号機中央制御室で結成された運転員特別チームのメンバーは、あらかじめヨウ化カリウムの錠剤を服用して待機していた。しかし、いざ許可が下りて実行に移ったものの、その操作は思いの外に難航した。結局、エアー・コンプレッサーを手配するなど、さらに時間が割かれ、ようやく遂行できたのは14時30分であった。

◆吉田所長が40歳以上の作業員の安定ヨウ素剤服用を強く求めた。

コアジサシ @mtx8mg

死の淵を見た男p.97 によると、東電は当初40歳以上の作業員にはヨウ素剤を飲ませない方針だった。吉田所長が反対して40歳以上も本人の意思により服用させることになったという。根拠が安全委員会が「安定ヨウ素剤の服用は、40歳未満の者を対象とする」としているからだというのだが

2012-12-23 21:43:36
コアジサシ @mtx8mg

メモ:安全委 原子力施設等の防災対策についてp.108:40歳以上の防災業務関係者に対して、念のため、安定ヨウ素剤服用について、災害対策本部等において、考慮することとする。 http://t.co/Wn7h75OK  #SnapCrab http://t.co/wPTDPTSf

2012-12-23 20:57:57
拡大
コアジサシ @mtx8mg

実際は、原子力安全委の「原子力施設等の防災対策について」には、40歳以上の服用も「考慮することとする」と曖昧に記されている。 https://t.co/nnNyHgWP #安定ヨウ素剤

2012-12-23 21:44:46

◆1号機ベント第3班 危機一髪

コアジサシ @mtx8mg

メモ:東電事故報告書には、1号機ベントの第3班については「現場の放射線量が高かったため作業を断念した」と1行の記述だが、実際は原子炉建屋再突入を決行寸前だった。

2012-12-24 16:55:12
コアジサシ @mtx8mg

メモ:"「もう一度トライする」この時、中操のなかでは、そんな議論が始まっていた。再度の「トライ」、すなわち線量計が振り切れたことで、やむなく断念したAO弁のベントへの再チャレンジが話し合われていたのである。" :死の淵を見た男 p.197

2012-12-24 16:56:05
コアジサシ @mtx8mg

メモ:"二人が意を決して現場に向かった直後のことだ。緊対室からホットラインで電話が入った。「スタック(排気筒)から白い煙が出ている。中操は大丈夫か!」 スタックから白い煙? 電話を受けた伊沢の顔色が変わった。「あいつらを止めろ!」":死の淵を見た男 p.201

2012-12-24 16:56:44
コアジサシ @mtx8mg

メモ:"「本当にゾッとしました。原子炉建屋に入っちゃったら、どうなっていたかと・・・。吉田は、いきなり引っ張られ、なんでされたかわからなかったと言っていましたが、本当にぎりぎりだったと思います」伊沢はそう振り返った。" 死の淵を見た男 p.204

2012-12-24 16:57:20
コアジサシ @mtx8mg

メモ:"果たしてその白い煙は何だったのか。炉心が損傷して燃料棒が露出し、水が蒸発していったのか、それとも、どこかの水素が燃焼して白い煙を出したのか、その時の伊沢にはわからなかった。" :死の淵を見た男 p.204

2012-12-24 16:57:50
コアジサシ @mtx8mg

メモ:"しかし、この白い煙こそ、外部からのエア注入によって、一号機の弁が作動した結果、格納容器の圧力が放出されたこと、すなわち「ベントの成功」を表すものだったことがのちに判明する。" :死の淵を見た男 p.204

2012-12-24 16:58:20
コアジサシ @mtx8mg

メモ:(手動によるベントと、遠隔操作によるベントが同時並行で行われていた! 現場の混乱ぶりは、国会事故調ヒアリングの吉田所長の証言でうかがえる)

2012-12-24 17:00:38

★国会事故調 吉田昌郎東電福島第一原発所長ヒアリング

「早くしろということだったんですけど、お聞きのとおりに、電源がない、空気弁もないということで、バルブが、その、開閉できない状態で、そうすると、マニュアルでいくしかないんですね。1 号機については、もう線量が上がってきたので、非常に厳しい状態で、いただけないと。いろんなやり方考えました。コンプレッサーなんかも、もうその、ガスコンプレッサーを、ベビーコンってちっちゃいやつでやったんですが、あれじゃぁ全然動かなかったんで、協力企業さんにお願いして、土木業のほうで作業したりなんか、結局、その、動かすための手間っていうのが、すごくかかりましてですね。・・・(中略)・・・ だから、みなさんがベント、ベントとおっしゃってるんですけど、現場から言うとですね、そのベント自体がですね、本当にできてんのかどうかがですね、わからない状態です。ですから、もうそこに全力かけてましたから、あの、ディスターブされたとかですね、いう話もあるんですけど、もうパラでも現場でいろいろ考えてやれってんで、指示してやってましたから、邪魔されたっていうよりも、作業そのものが、なかなか進まなかったということですよね。・・・(中略)・・・こっちからすると、必死でやっててあれだったんですよ
」 国会事故調 報告書・書籍版p.147,148