- lotusredcat
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@lotusredcat 次に大変僭越ですが、紅蓮さんの書評に対して各論として見解を申し上げたいのですが、その旨ご了解いただけますでしょうか?
2013-01-05 18:06:52@lotusredcat 私が気になったのは、「>「お飾りとしての議論」を演出したかったのではと思っている。だとすればクーデターの理由付けとしても補強されるし、作品全体の傾向として十分に説明がつく」 と紅蓮さん自身がご認識されている点です。
2013-01-05 18:11:08@lotusredcat ということは逆説的に繭川総統のクーデターと人民党の武力行使も、こう捉えられるのではないでしょうか?
2013-01-05 18:13:02@lotusredcat 「>クーデターが簡単に起こりうる可能性を示すことで、『民主主義の重要性』を演出したかったのではと思っている。だとすればあまりに脆いクーデターの理由付けとしても補強されるし、作品全体の傾向として十分に説明がつく」
2013-01-05 18:13:13@lotusredcat もちろんクーデターの「脆さ」は、「繭川巴」という一個人が「黒幕」だったからこそ一夜で成立したことです。そのあたりの説明が不十分であったことは、こちらに非ありと認めます。
2013-01-05 18:14:40@lotusredcat 「>簡単にクーデターが起きるというのはあまりに過程を排除しすぎだと考えている」 紅蓮さんご指摘の通り、「繭川巴」という黒幕がいたからこそ「過程の排除」は成立しました。その説明のさじ加減に失敗したことで構成にほころびが生じてしまったと、私は考えております。
2013-01-05 18:16:25@lotusredcat 「>民主主義的な様相を描いているとは思えなかった」 このあたりは議会における内閣法制局の見解修正シーンに顕著に出ております。「銃口は政権から生まれる」という有名な一節に対する、私なりのアイロニーです。即ち、「我が国において、政権は口から生まれるべき」です
2013-01-05 18:19:20@lotusredcat お疲れ様です。先日のツイートを見直していて、誤植を発見したので訂正ツイートをお許し下さい。 ×「銃口は政権から生まれる」 ○「政権は銃口から生まれる」 宜しく御高配くださいませ。
2013-01-06 11:08:06後日訂正
@lotusredcat 最大の誤算は、「説明不足」と「読者層のミスマッチ」ではないかと分析しております。池上さんになったつもりで法律や政治のことを語ろうとしましたが、力及びませんでした。
2013-01-05 18:20:25@lotusredcat 分かりました。「>クーデターの下りは評価を下げる要因だと考えられる。」 この点は全面的に反論いたします。「テロやクーデターの異常さを描くことで、民主主義の価値を浮き彫りにする」という表現手法があります。
2013-01-05 18:23:20@lotusredcat 「>民主主義とは、対立項がそれぞれの主張を交えるディベートのみに関わることではない」 この点は慧眼。「利害、打算、対立、調和、連立、調整――」民主主義にはあらゆる要素がありますが、こと九条については改憲護憲の二校対立が描きやすかったので、そう書きました。
2013-01-05 18:25:58@lotusredcat 「>観客の様子や、実際にディベートがどのように進んでいくかが描かれるシーンは少ない」 この点は私に全面的に非があります。配慮不足でした。「鍵」となりうるシーンでしたから、もっと力を注ぐべきでした。
2013-01-05 18:27:12@lotusredcat ゆえに、「>この点はもっと別な意図や作用があったと考えるのが自然だと考えられる。」という書評を頂戴するに至りました。この点について弁解する気はございません。
2013-01-05 18:28:08@lotusredcat 「>「お飾りとしての議論」を演出したかったのではと思っている。だとすればクーデターの理由付けとしても補強されるし、作品全体の傾向として十分に説明がつく。」 この点に関しては、私の意図そのものです。
2013-01-05 18:29:00@lotusredcat 「>ディベートが途中で中断される演出というのも「重要でないもの」「民主主義の破壊」といった印象を抱かせる演出としてはむしろ適当なのだ。」 この点については、「重要ではあるが脆い」という演出を企図しておりましたが、誤差の範囲内と認識しております。
2013-01-05 18:30:32@lotusredcat 「>「対立する意見も取り上げ、その上で自らの正当性を訴える」」 仰るとおりです。ですのでアマゾンのレビューも踏まえると、「改憲護憲に関しては作者の意図は断定できない」と解釈するのが自然と思料致します。
2013-01-05 18:32:07@lotusredcat 「>それを民主主義の崩壊/破壊」 この点については、「崩壊し、破壊されつつある民主主義」を描くことで、逆説的に「民主主義の価値」を訴えていると読み解くことも可能です。喜劇王チャップリンの「モダン・タイムス」のように。
2013-01-05 18:34:27@lotusredcat 「>この作品が主張できていることは少ないので、そう言った意味で一義的にどちらにも偏らない」 完全同意。作中で登場人物の「主張」が「作者の主張」と断ずることは不可能です。ただし、「民主主義」について「ありうる最低のケース」を意図的に示したことは認めます。
2013-01-05 18:37:39@lotusredcat 「>読者は常に置いてけぼりである」 私の演出力不足によるところ大であります。ここは非を認めます。
2013-01-05 18:38:17