ビワ黒バスプラス

ビワ @twelve_hmrbw

【バンドマン今吉】「お願い！な？」と今吉に懇願されて観に来たライブ。四弦を華麗に捌く指使い、攻撃的な眼に、不覚にもドキッとして。「この曲久々だね」と言うボーカルに対し「ベースかっこええからやりたくてな」と笑う彼。「俺に惚れたやろ？」それは、私に言っているようで。 #黒バスプラス

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強風の中を歩いていれば、「びゅーーー」なんて、風のように横を通り過ぎる紫原。その瞬間、スカートがひらり。ちょっと！と睨めば、「きいろー」へらっと笑って。バカ！と殴りかかる私の手を掴み、「彼氏なんだからいいじゃん」って。「明日は俺の色にしてよ」またスカートがひらり。 #黒バスプラス

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射し込むトワイライト。カーテン閉めて電気付けようか、と立ち上がれば、「いいよ」辰也が私を包み込む。「薄明かりの中も悪くないよ」彼の唇が首筋を駆け降り、「まっさらな君がよく見える」私の開かれた胸元に赤い花を添えた。そのまま溶けていくように、戯れて。 #黒バスプラス #氷室プラス

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乳白色に浮かぶ花びら。花の香りに包まれた浴槽で至福の時を過ごす。「長くない？」突然開かれた扉に、慌てて肩まで体を沈めた。えっち！とお湯を撒けば、「心配したんだよ」辰也は笑った。「あわよくばそのまま、なんてね」熱っぽい眼で、私の逆上せそうな頬を一撫で。 #黒バスプラス #氷室プラス

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実渕先輩こんにちは、と廊下で会った先輩に言えば、「んもう！レオちゃんって呼んでって言ったじゃない」私の手を握る先輩。いや…、と遠慮がちに言うと、「私はもっと仲良くなりたいのにな」と苦笑い。「好きなのよ、色んな意味でね」それは、私が先輩を意識するには十分過ぎる程で。 #黒バスプラス

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【バンドマン氷室】恒例の背面弾き。いつもは辰也が客席を向くのに、この日はギターを向けて。MCで問われると「弾く姿を観てもらいたくてね」必殺辰也スマイル。まさか私の写真がギターの裏に貼られているとは、誰が思うだろうか。この日は偶然にも、私達の記念日で。 #黒バスプラス #氷室プラス

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嫌い、と言えば、「は？！」焦る真太郎。真太郎大嫌い！と言えば、「ななな何なのだよ」超焦ってて。思ってる事と逆を言うゲーム、と種明かし。彼は呆れ顔で溜め息。「本当に嫌われたかと思ったのだよ」私を睨み、「俺もお前が大嫌いなのだよ」言葉とは裏腹な、熱っぽい接吻。 #黒バスプラス

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【バンドマン高尾】「お前らもっと来いよ！」ボーカルの高尾が煽れば、ハコが揺れる。私は端っこでその熱に付いていくのに精一杯で。彼はそんな私を見つけたのか、「楽しんでねーヤツは、お仕置きしちゃうぞ」銃のようにマイクを私に向け「ばーん」なんて、見事にハートを撃ち抜いた。 #黒バスプラス

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『辰也、早く！』スカートを翻す彼女。南風に乗って、石鹸の香りが彼女の髪から、ふわり。「はいはい」彼女の元へ駆け寄れば、２人示し合わせたように指が絡まり合って。『真似しないでよ』「そっちこそ」なんて。何気ない幸せに頬を緩め、彼女の手をぎゅっ、と握った。 #黒バスプラス #氷室プラス

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辰也に名前を呼ばれ、肩が跳ねる。「何でそんなに怯えてるの？」不機嫌そうな彼。ごめん、伏し目がちに言えば、「いや、いいけど」ふっ、と溜め息。いつしか笑わなくなった彼に、いつ別れを切り出されるかと思うと。私もまた、笑えなくなっていて。「あのさ、」これで、おしまい。 #黒バスマイナス

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【バンドマン緑間】私を見つけたら合図して、と言えば、「気が向いたらな」と返す緑間。今日のライブで私が陣取ったのは、彼の定位置の前。キーボードの前に立った彼は目を見開く。すると彼は客席と見せかけ、私に向かって投げキッス。頬を染める彼に、黄色い声援が更に大きくなって。 #黒バスプラス

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【バンドマン宮地】ライブ中のMCで。「お前もたまにはファンサービスせぇや」メンバーにからかわれる、ツンデレドラマーの宮地。「やりゃいいんだろ！」彼は勢い良く椅子の上に立ち上がり、ドラムスティックで客席を指す。ぐるっとそれを巡らせ、その先を、「愛してる」私へ向けた。 #黒バスプラス

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【バンドマン今吉】盛り上がる曲でも無表情でベースを弾く眼鏡の男。つまんなそうな人、と思いつつも気になっていて。終演後、メンバーがファンサービス。私は彼の投げたタオルを見事キャッチ。「それ取ったかわええお嬢ちゃん、また来てな」初めて見た優しい笑顔に、ノックダウン。 #黒バスプラス

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【バンドマン実渕】実渕のバンドのステージに、超満員のライブハウスが揺れる。私も最前列で飛び跳ねる。MC中「珍しく玲央姉ギターソロ間違えたよね」といじられる彼。「大切な人が観に来てるのよ」なんて、密かに私に目配せ。どよめく会場を「アンタ達のことよ」上手く誤魔化して。 #黒バスプラス

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【バンドマン氷室】「新曲出来たんだ」部屋でギターを奏でる彼。アンプから聞こえる柔らかな音と英語の歌詞が、幸せな世界に誘う。いい曲、と感動していると、「これは世に出さない」って。何で？！と詰め寄る私を「君だけの為に書いた曲だから」彼はそっと抱きしめる。 #黒バスプラス #氷室プラス

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「何してんの？」屋上に現れた紫原の問いに、サボり、と答えた。「いけないんだー」棒読みの彼に、あんたもじゃん、と言えば、「ごめーとー」お菓子を私の掌に。「因みに俺、お菓子は好きな子にしかあげないからね」って頭を撫でてきて。不覚にも、目の前の大男を意識し始めちゃって。 #黒バスプラス

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日向の部屋。ベッドに座る２人。条件は揃った。しかし隣の彼は、目が泳いでいて。痺れを切らし、キスくらいしてよ、と溜め息と共に吐き捨てた。すると「俺、先輩だよな？」急に彼のスイッチが入る。「して下さい、だろ？」体を押され、「悪いのは、この口か」上から、熱く甘い口付け。 #黒バスプラス

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「今度の日曜ヒマだろ？」高尾が私の肩を叩く。小馬鹿にしたような態度に腹が立ち、黙秘権を行使する。「試合あるから見に来いよ」そんな私を無視する彼。面倒だから他当たって、とあしらえば、私の耳に唇を寄せ「お前じゃなきゃ意味ねーの。その意味、わかるよな？」甘酸っぱい囁き。 #黒バスプラス

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「ホワイトデー？」辰也が首を傾げる。知らないの？と問えば、「アメリカには無いからね」って。意味を教えれば、「何も用意してないな」困り顔。「あ、」何？と問う。「いや、でも…」顔を赤らめる彼に詰め寄れば、「…俺の遺伝子とか、ダメ？」開いた口が塞がらない。 #黒バスプラス #氷室プラス

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教師不在の保健室。月1の酷い腹痛に耐えられず、空いているベッドへと進む。床の窪みに躓いて倒れ込めば、人肌。「あら、大胆ね」私は実渕の上に乗っかっていて。ごめん、と慌てて退こうとすれば、腕を掴まれて。「下からってのも、悪くないわね」彼の唇が突き上げられて、ぶつかる。 #黒バスプラス

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「ちょっと」と高尾に連れて来られた空き教室。「プレゼントフォーユー」なんて、私にハートのネックレスを。あんなチョコにこれは悪いよ、と言えば、「あんな、って言うなよ」困ったように笑って、「俺にとっては、好きなヤツから貰えた大事なモンなんだよ」不意打ちの、キス。 #黒バスプラス

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「本命の子へのお返しは何が喜ばれるかな？」氷室に聞かれた。やっぱり私は本命じゃないのか、と思い知らされて。本人に聞けば？なんて、素っ気なく返せば、「じゃ、何が欲しい？」私の手をぎゅっ、て握って。青天の霹靂。「そういうこと、だよ」耳元で、まさかの告白。 #黒バスプラス #氷室プラス

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お返し目当てではないが、何も無いのは少しショックで。そんな事を考えていたら、「あ」本から目を離した花宮から、突然のキス。普段こんな事をしない彼に、まさかお返し？と問えば、「お前にしては利口だな」頭を撫でてきて。「たっぷりお返ししてやらねぇとな」私の唇を、ぺろり。 #黒バスプラス

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「急に悪ィ」卒業式以来。初めて見る私服姿の宮地に見惚れる。「チョコのお礼」リボンの髪留めを差し出す彼。ありがとう、と受け取れば、「おう」って。そわそわしてる彼に違和感を覚えれば、私を少し雑に抱き寄せてきて。鼓動の高鳴りは、彼も同じで。そして、 #黒バスプラス　「お前が好き、だ」

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「今日は化粧してるんだね」と言う辰也。わかる？と聞けば、「大人っぽい」アイラインを濃いめに引いた目元に、そっと触れる。「そんな目で見つめられたら」瞬き一つでマスカラの乗った睫毛が揺れた瞬間、「誘われてるって、勘違いしちゃうね」唇に、彼の体温。 #黒バスプラス #氷室プラス