日本よ、これがFFSだ
- dangeroustrial
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これだけ気の狂ったヘッズやダンゲ勢がいながら……あのファイナルファンタジーSについて語れる人間が一人もいないというのか!?
2013-01-13 18:13:00MTG勢にのみ分かりやすい例えをすると、べリュルは明らかにプレインズウォーカー。しかも死亡に対する置換効果としてプレインズウォークする。
2013-01-13 18:15:27【魔界マミトゥリブルパ将軍】 第171話初登場。異世界の城に鎮座し、べリュル一行を付け狙う将軍。爆弾魔獣ボムベロスを筆頭とした数々の配下を送り込み、べリュル抹殺計画を指揮する恐るべき黒幕。
2013-01-13 18:22:06まあこう書くと(ネーミングセンス以外は)普通の作品にも出てきそうな設定の敵なんですけど、マミトゥリブルパ将軍が凡百の黒幕キャラと一線を画すところは、とにかく、送り出す配下の数が尋常では無い。
2013-01-13 18:23:17毎話の引きで「ボムベロスめ・・・失態を犯して失敗しおった・・お前は失敗するなよ・・ベリュルを殺すのだ」「お前たちなら安心して任せられる・・さあ行くがよい、素晴らしいモンスター面構えだな・・」「あっ貴方は四天王の一人だが、齢2500歳にして最高の賢者、ベストガッグ婆!」などと
2013-01-13 18:24:38しかもこの作戦、当然の結果としてどんどん城の戦力が苦しくなっていく点が克明に描写される。四天王が尽きた→「四天王の隠し玉」が登場→「四天王を統括するリーダー」が登場→「一人で四天王五十万人分」の戦力を持つ三蛇頭が登場→三蛇頭も尽きた……と来て、
2013-01-13 18:29:16さらに将軍の右腕を名乗る実力者が差し向けられ→将軍の左腕を名乗る実力者が登場→秘密兵器が登場→たまたま城にいた「お客様」に向かわせる→将軍の息子が登場→上司の「あの方」の部下が勝手に向かってくれる→なんと暗黒城自体が敵に……と、インフレ無理矢理感共にとんでもない展開になっていく。
2013-01-13 18:31:46将軍の言動も、回を追うごとにどんどん余裕がなくなってきて、配下を差し向けるときのセリフも「次」「次は」みたいなぞんざいな感じになっていく。「お客様」とか「あの方の部下」への対応なんて卑屈そのものだ。最後のセリフなんて、「ついにワシ一人・・・」なのだ。
2013-01-13 18:33:27FFSの魅力……それは無敵のべリュルに付け狙われる敵は「基本的に悲惨」ということなのだ!そんな魔界マミトゥリブルパ将軍には、衝撃のラストが待ち受けている!皆も是非その目で読んで確認しよう! http://t.co/6bUm4Y82
2013-01-13 18:35:19ちなみにFFSにはメイン級ヒロインが3人ほどいるが、私はファンニャー姉さん派だ。(作中では知性派設定だが)だいぶ行動が突飛で頭のおかしいところが良い。
2013-01-13 18:36:45FFSの基本設定として、「無数の多元世界が存在し、べリュルは『ふと気づくと』その世界達を渡り歩いている」という設定があります。そしてこれらの世界は、基本的にはネオサイタマかそれ以上に頭のおかしいディストピアだ。
2013-01-13 18:38:25ディストピア世界には、常に恐るべきパワーや陰謀で強力に世界を支配する『支配者』が存在する。ニンジャめいた支配存在だ。主人公べリュルは半ば昆虫めいた攻撃本能に従い、無敵の戦闘能力でこの『支配者』を抹殺する。べリュル自身はなんだか頼りない小物めいた性格だが、その行動原理だけは不変だ。
2013-01-13 18:40:53「霧でなにも見えない」 そう、ベリュルは霧で何も見えないのだがそうではないのがいた 「兄者、生贄が来たみたいだがね」 「我ら白装束2人衆の力でささげてしまう」
2013-01-13 18:37:48ちなみに「兄者、生贄が来たみたいだがね」より先にも後にも、この2人が「べリュルに襲いかかる理由」は全く説明されない!基本的にディストピア世界のすべての事象はべリュル一行を殺害・排除する方向へと働くのだ!「異物を排除する世界」vs「支配者殺害マシーン」というスピーディーな展開!
2013-01-13 18:43:56もう一つ重要な基本設定がある。支配者を抹殺された世界は、基本的に『崩壊』する!べリュルは悪の支配者を抹殺する支配者スレイヤーだが、支配者によって維持されてきた世界も巻き添えというシビアな世界観なのだ。
2013-01-13 18:45:39新たな世界に流れ着く→支配者の攻撃→支配者殺す→世界が崩壊→(プレインズウォーク発動)→また新たな世界 という、悪夢のようなサイクルが実現するのだ。そしてべリュルは……基本的に、世界に流れ着くたび「新たなレアアイテムや魔法」のことしか考えていない!
2013-01-13 18:46:39ちなみにFFSの筆者はこの壮大なストーリーのゲーム化を想定しているためか、文章中にちょくちょく「ゲーム的なシステム」や「コンプリート要素」などの説明が挿入される事も特徴。FFSの異常性……もといユニークさをさらに際立たせている。
2013-01-13 18:48:43