茂木健一郎（@kenichiromogi）さんの連続ツイート第８４７回「東京に、オリンピックが来る」

茂木健一郎 @kenichiromogi

しゅりんくっ！　ぷれいりーどっぐくん、おはよう！

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連続ツイート第８４７回をお送りします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、ふりかえり系、ニッポン前へ系ツイート！

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とお（１）ゼミのJournal Clubを途中で抜けて、新宿の都庁に向かった。丹下健三さん設計。都議会との間にヨーロッパを思い起こさせる広場がある（本当は、その間の道路がないのが丹下さんの構想だった）。７階に上がって、http://t.co/3gJFwjWF のスタッフと合流。

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とお（２）初めて入る大会議室。歴代の都知事の写真が掲げてある。私の記憶にあるのは、美濃部亮吉さんから。このところ、青島幸男さん、石原慎太郎さん、そして今回当選された猪瀬直樹さん（@inosenaoki）と、三代続けて作家が首都の顔となった。世界に冠たる文化都市にはふさわしい。

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とお（３）定例記者会見を終えた猪瀬直樹知事がいらした。入るとすぐに、「君のことだから、ぼくと会うってツイートしたんじゃない。それをＲＴしようと思って」とおっしゃる。椅子二つはツイートしたけど、お名前はまだだったので、その場で写真を撮ってツイートしたら、さっそくＲＴされている。

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とお（４）同席した東京都参与で、トーキョーワンダーサイト館長の今村有策さんもおっしゃっていたが、猪瀬直樹さんはとにかくスピード感がある。席に着くとすぐに、できあがったばかりの英文の東京紹介の冊子を見せて下さった。デザイン的にすぐれていて、東京の住人が見ても新鮮な発見がある。

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とお（５）前回の東京オリンピックの時、私は２歳だった。猪瀬さんは、１９６４年のオリンピックでは、首都高速が出来て、日本のモダニズムが完成したと見る。作家らしく、タルコフスキーの「惑星ソラリス」を引用。それに対して、２０２０年のオリンピックは、「洗練」の日本を見せたいと。

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とお（６）「日本人はよく、成熟って言うけれども、外国の人としゃべっていると、matureとはあまり言わなくても、sophisticatedと言うんだよね。これからの東京、日本はまさにそれだと思う。その魅力を世界に発信したい」と猪瀬直樹知事。オリンピック招致への、中心メッセージ。

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とお（７）オリンピックに立候補する上での、official documentにある地図を見ながら、猪瀬さんは、いかにコンパクトな開催計画か、ということを説明下さった。内陸部に向かって、伝統の日本、そして沿岸部に向かって、その後の日本。よく知っている東京の上に、オリンピックの輪。

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とお（８）強く印象に残ったのが、「日本人の心のデフレを乗り越えたい」という猪瀬直樹知事の言葉。東京には、日本には、こんなにも魅力がある。それを、世界の人に知ってもらいたい。東京でのオリンピック開催が決まれば、２０２０年まで、７年間東京が世界の注目を浴び続ける。

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とお（９）今回、猪瀬直樹さんは招致に向けて、ロンドンでもＰＲ活動をしたが、その思い、戦略をうかがうと、世界のメディア状況や、ロンドン五輪を成功させたばかりで気分が高揚している英国人の気質を考えた、まさに洗練されたものだった。東京に、オリンピックが来る。心のデフレを乗り越えよう。

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以上、連続ツイート第８４７回「東京に、オリンピックが来る」でした。