副赤氏の「パンダ先生から学ぶ我が社の階級制度」

興味深かったのでまとめました。
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副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

幹部候補生は教育を受けた後に部隊配属、すぐに3尉に任官します。しかもそこから2年勤務。最終階級は3曹ではなく3尉でなければなりません。

2013-01-26 22:05:46
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

また前述の通り、幹部候補生になると階級は曹長まで上がります。仮に幹部候補生資格を喪失したとしても、階級は曹長のままで据え置かれ、幹部候補生徽章だけが外される事となります。 よって、仮に幹部候補生の時点で資格を喪失したとしても階級は曹長となる筈です。

2013-01-26 22:06:42
@MINORANU

@ATOR86 幹部候補生資格を喪失してただの曹長になった場合、どういう仕事をすることになるんでしょうか?二士から昇任した曹長とは同じ仕事はできないですよね。

2013-01-26 22:09:41
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

にも関わらず、3曹で退職というのは全く意味が分かりません。降格という可能性も考えましたが、3〜4階級も降格するようなヘマやらかしたら普通一発で懲戒免職です。

2013-01-26 22:09:50
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

これが①の仮説を否定する理由その1です。

2013-01-26 22:11:39

検証2

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

次に「MOS」について説明します。先に言っておきますがMicrosoftは関係ありません。

2013-01-26 22:12:36
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

MOSとは「Military Occupational Spesiality」の頭文字を取った略語で、訳すると「軍用特技区分」。平たく表現すると自衛隊内で使用できる特技、資格となります。

2013-01-26 22:13:12
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

種類は車両操縦から爆発物の取り扱いまで多岐に渡り、ラッパ吹奏の資格なんてのもあります。 ちなみに私も「初級軽火器」という、MOSを取得しています。

2013-01-26 22:14:30
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

このMOSを取得する為には、当然ではありますが一定の教育を受け、試験に合格する必要があります。 そしてその教育ですが、自分が所属している部隊の勤務から完全に外され、場合によっては別の駐屯地や学校に移動し、そこで数日〜数週間、資格によっては数ヶ月間集中的に教育を受けます。

2013-01-26 22:15:21
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

さて。ここで篠山さんの経歴ですが…この人の主張する経歴に見合うMOSを取得するのには大量の時間が必要です。 具体的な日数をある方が纏めてくれたので紹介したいと思います。 尚、ご本人の意向によりHNは伏せ、オリジナルのツイートをコピーしての掲載になります。

2013-01-26 22:16:25
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

某ラノベ作家の自称の経歴をまとめてみます。OCS-Uが40週、隊付教育12週、BOC施設科36週、施設学校幹部特技課程土木11週~建築17週、基本降下課程で5週、上級英語20週、空挺レンジャー幹部12週、旧情報幹部特技課程で19週。計155週ざっくり3年、在隊も3年、無理ぢゃ

2013-01-26 22:17:39
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

このまとめは各種休暇や移動日、書類などを考慮に入れてませんので、それを考慮に入れると一度も部隊に戻らず教育をハシゴしてもアウトですね。 そもそもこれだけ大規模な教育のハシゴ自体があり得ませんが。

2013-01-26 22:21:43
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

しかしながら、篠山さんは「上級語学MOSを持っている」と明言しました。つまりこの過密スケジュールに上級語学教育の為の45週がプラスされる事になります。

2013-01-26 22:23:02
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

更に。MOSというのは飛び級が出来ません。上級語学を取る為には「初級語学」のMOSを取得する必要があります。つまり45週に初級語学の教育期間がプラスされます。…ダメ押しですね。もう時間的にアウトです。 これが仮説①を否定する理由その2です。

2013-01-26 22:23:51

検証3

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

尚、この初級、上級語学MOSの問題は後述する各種制度でも焦点になるので頭の片隅に入れておいて下さい。

2013-01-26 22:24:42
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

次に我が社におけるMOSという制度そのものの扱いを解説します。 MOSというのは「俺この資格取りたいんスけど。」「はいよ行ってらー」的なお手軽なものではありません。

2013-01-26 22:26:37
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

各中隊毎に年度ごとの人数の枠が割り振られ、中隊長や先任上級曹長などの偉い人達が中隊の業務や訓練のスケジュール等を考え、調整した上で決定されます。

2013-01-26 22:28:24
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

またその枠はMOSの種類に依らずかなり少なく、大体1〜3人くらいです。そして確実に「順番待ち」が存在します。

2013-01-26 22:29:55
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

その中隊に先に配属され、教育の機会を待っている先輩です。よってMOSの枠は、概ね序列の上の人から埋められて行きます。幹部とは言え部隊配属された新人がいきなりMOS教育に送られる事はまずあり得ません。

2013-01-26 22:31:26
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

というかそもそも、実務を一切知らないのにMOSだけ取って来られても使い物になりません。新配置隊員は通常1年ほど部隊勤務をして中隊の業務を学ぶのが普通です。階級にかかわらず。

2013-01-26 22:32:34
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

ましてやその新人が、一度も部隊に戻る事なく、しかも先輩を差し置いて次々と教育をハシゴしていく事など、もはやファンタジーの領域です。 仕事もせんのに資格だけ取ってるんでは、中隊は何のためにコイツに資格を取らせてるのか分かりません。

2013-01-26 22:33:41
副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

これらが仮説①を否定する理由その3です。 …連投規制回避の為一時休憩。

2013-01-26 22:35:20
名無し整備兵 @seibihei

@ATOR86 ちょっと訂正。英語については飛び級があります(経験者)

2013-01-26 22:32:22