『氷菓』(アニメ)視聴三回目のつぶやき(第12話から17話まで)

恒例アニメ例会課題は『氷菓』。長丁場なので、適宜切っていきます。今回はその第3回。第12話から第17話までです。致命的なネタバレはありません(よね?)が、原作かアニメを視聴した後が望ましいと思います。
1
じねん @jinensai

【ゆるバレ】『氷菓』第12話視聴。原作は『クドリャフカの順番』の「1 眠れない夜」から「2 限りなく積まれた例のあれ」のクイズトライアル直前までにあたる。原作もアニメも力の入れようがハンパない。特にノウハウのある京都アニメーションにとっては「待ってました」といった所か。(続

2013-01-19 01:13:23
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)以前、伊原はスタッフに愛されているとつぶやいたが、あながち根拠がないわけでもない。例えばOPをキャンセルした冒頭の文化祭前夜は原作では人物登場順が最後だった伊原が千反田の次の2番手に繰り上がっている。(続

2013-01-19 01:22:38
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)今回はとにかく伏線のオンパレードでパンフレットとサイトは既に出ており、原作・アニメとも用意周到。ざっくり言うと文化祭の描写の差異は、例の2000年と2012年問題に帰結出来る。ドカベンとは違い律儀なことに原作では第42回なのが第54回に改変されている。(続

2013-01-19 02:43:36
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)それらを割り引くと残る差異で最大の物はやはり千反田だろう。アニメでは圧倒的に自らの好奇心に歯止めが効かなくなっており、各部のアトラクションやパフォーマンスに引っ掛かりまくり本来の役割に戻れない危ない人になってしまっている。いささかやりすぎ(写真撮影とか)。(続

2013-01-19 02:51:02
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)思うに、これも役割り分担なのだろう。京アニはもとより角川書店など出資する「神山高校古典部OB会」も黒字は確保しなくてはならない。入須先輩ではないが「プロジェクトを失敗させるわけにはいかない」人々の圧力を千反田はほぼ一手に引き受けている。(続

2013-01-19 02:56:06
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)今回は一連の事件の内、アカペラ部からアップルジュースが盗難される事件が既に行われているが、数件顕在化しないとその結び付きはあらわれない。まずまず静かな立ち上がりと言えよう。原作ではアクエリアスなのだが、コカ・コーラ社の了解が得られなかったのかなあ?(続

2013-01-19 03:01:53
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)原作ではこれまでほぼ折木視点だった物語を古典部メンバーをトランプのスートに見立て(スペード=折木、クラブ=里志、ダイヤ=伊原、ハート=千反田)て多視点とし、小見出しにスートを明示し現在誰の視点で物語っているか視覚的に分かるよう工夫されている。(続

2013-01-19 03:09:48
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)また「氷菓」の残部カウントも節目で示され「現在」というより「現在進行形」を巧く表現している。小説でここまでやれたモノにはなかなかお目にかかれない。あの「山」を乗り越える願掛けをする千反田と重なるが、アニメともども本エピソードはこのシリーズの大きな山である。(続

2013-01-19 03:24:09
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)伊原の漫研のくだりはほぼ印象通り、里志は以前にひまわりの扮装をさせていたお陰で、土星のコスチュームが唐突ではない。アニメの改変もこの辺りはさすがと言える。そしてEDが今回から新しくなり、怪盗vs名探偵に擬した楽しい内容となっている。

2013-01-19 03:34:56
じねん @jinensai

今宵はここまでにいたしとう御座います。

2013-01-19 03:35:53
じねん @jinensai

【ゆるバレ】『氷菓』第13話視聴。原作の「2 限りなく積まれた例のあれ」のクイズトライアルから「3 「十文字」事件」の『夕べには骸に』伊原の回想までにあたる。トライアル7は(なぜか)原作通り。33年→45年への改変より「セブン」と「じゅうく」の語呂合わせで前者に転んだものか?(続

2013-01-20 23:46:38
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)原作は前にも触れたが折木1人称だったものが、本作は古典部4人各々の視点から1人称4視点という形式で各々の内面にまで踏み込んでいる。アニメでは4人が一同に会するシーンでは折木の視点なのは従来通りだが、4人が別々の時は各々の1人称という変則的な書式を採っている。(続

2013-01-20 23:59:26
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)この語り口の違いは原作では個々のパーソナリティの違いとして文章にリズムを生じさせているのだが、アニメではそうもいかない。古典部4名の主観描写は客観的スケッチに改変され、場面転換がリズムを生じさせている。これはむしろ漫画の技法に近いものだ。(続

2013-01-21 02:46:44
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)かくて、クイズで一緒だった谷から、里志は彼の所属する囲碁部から碁石が盗まれたことを、家同士付き合いのある十文字かほさんから、千反田は彼女の所属する占い研からタロットの「運命の輪」が盗まれたことを各々別々に聞くことになる。(続

2013-01-21 03:00:53
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)一方、折木の「わらしべプロトコル」は万年筆→招待ワッペン→水鉄砲と1つ原作が前倒しされている。この1冊分アニメは多く売れており14冊初日で売り上げたこととなっている(原作は13冊)。これは改変された千反田の萌え写真プリントを折木が盗み見る場面に流用されている。(続

2013-01-21 03:10:04
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)そして『夕べには骸に』が伊原と漫研の河内先輩との遣り取りの内に取り沙汰される。売り言葉に買い言葉で『夕べには骸に』を翌日持ってくると啖呵を切る伊原だが、部屋のどこを捜しても見つからない。ここは翌朝の回想から前夜の捜す描写に改変され、嘆息する伊原で「引き」。(続

2013-01-21 03:17:59
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)総じて4人の内面描写は原作より控えめだが、要所要所で各人の「心の声」が入り、これまでの折木目線からの作りとは明らかに描き方は違っている。また、新OPは今回からだが、これは前回初めて登場の田名辺先輩、陸山生徒会長もOPに出ているための配慮だろう。(続

2013-01-21 03:25:56
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)前回イキナリ新OPでは、OPに登場する彼らに対して視聴する側が「誰?」と疑念を抱くことは必定だからだ。この辺りの配慮は以前触れたエロいED登場の伊原にも同様の措置が採られており、京アニの細部へのこだわりの一環と考えられる。(続

2013-01-21 03:30:01
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)当然ながら写真を盗み見た折木と、それを知って動揺を隠せない千反田の気まずいシーンはアニメオリジナル。高校生活の「今」と、明るさへの志向であると共に、プロジェクトを失敗させないための制作側の「保険」でもあろう。しかし、そんなに「萌え」は必要だったのか疑問ではある。

2013-01-21 03:45:46
じねん @jinensai

今宵はここまでにいたしとう御座います。

2013-01-21 03:46:24
じねん @jinensai

コタツで寝て…いや、眠ってた…。

2013-01-22 03:50:48
じねん @jinensai

脳味噌が意外にスーッとしてるので、少々つぶやこう。

2013-01-22 03:52:16
じねん @jinensai

【ゆるバレ】『氷菓』第14話視聴。原作では「3 「十文字」事件」前半、伊原謝罪シーンから「ワイルドファイア」決着まで。アバンで河内先輩に謝罪するシーンで先輩が『夕べには骸に』のタイトルを自ら話題に出し、伊原がそれに気づくという改変がなされている。(続

2013-01-22 04:05:09
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)が、これは視聴者向けのアニメオリジナル伏線だろう(題名は前回出てる)。そして新OPと良い入り。今回は原作に忠実な作りだが、これも2000年と2012年問題として「ワイルドファイア」が「料理の鉄人」のパロディとしてインパクトがやや弱まっているように思える。(続

2013-01-22 04:17:08
じねん @jinensai

【ゆるバレ】承)今回は一連の盗難事件が徐々にその全貌を顕すことになる。里志は総務委員長・田名辺からアカペラ部でもドリンクが盗まれメモが遺されていたことを聞く。折木はプロトコルが1つ前倒しされたので、製菓研究会との遣り取りから。ここで水鉄砲は小麦粉に交換される。(続

2013-01-22 04:26:22
1 ・・ 4 次へ