20130204 #NHK クローズアップ現代「原発と活断層 規制委調査の波紋」

ほんのこ @shbttsy74

#NHK クロ現「原発と活断層 規制委調査の波紋」原子力規制委員会の専門家会議で、5人の専門家が全員一致で報告書をまとめた。「敦賀原発2号機の真下に活断層がある可能性が高い」これに電力業界が反発、活断層調査を続行し、運転再開を目指す。

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#NHK クロ現。福井県の敦賀原発。2号機の真下に「D-1断層」がある。これが活断層かどうか。原子炉の下は直接調べられないので、D-1の延長線上の場所で調査。活断層の基準となる、12万〜13万年前より新しい時に堆積した地層があるのか。

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#NHK クロ現。調査で見つかった断層を見ると、地層の途中で切れ、10数万年前より新しい地層には伸びていない＝活断層ではないと思われた。しかし、すぐ近くに別の断層が発見される。新しい地層まで断層が続いており、専門家は活断層と認定。どちらがD-1とつながっているのか。

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#NHK クロ現。日本原電はD-1は活断層ではない（可能性にすぎず、確定したわけではない）と主張。専門家はD-1は活断層である可能性があるとした。日本原電は活断層でないことを証明しようと、調査を続行。

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#NHK クロ現。規制委は、D-1が活断層である可能性が高いと、全員一致で結論。敦賀原発では、敷地内に活断層があることが20年以上前から指摘されていた。浦底断層。多くの専門家が活断層だとして一致。原子炉の真下を通っていないため、ただちに運転停止とはならないが対策は必要。

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#NHK クロ現。しかし日本原電は、浦底断層を活断層とは認めなかった。専門家の度重なる指摘を受け、平成17年に国が日本原電に浦底断層の調査を命じ、平成20年に日本原電は断層と認めた。規制委・田中俊一委員長「少なくとも国民や環境に被害を及ぼすことは絶対にさせない」

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#NHK クロ現。ゲスト、福島原発事故独立検証委員会委員長・北澤宏一氏「昨年9月に、制度が完全に変わった。これまでは原子力を推進する側の都合を考えて安全規制をしていた面があったが、原子力規制委員会は推進側のことを一切考えず。規制側と推進側を行ったり来たりすることもない」

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#NHK クロ現。北澤氏「これまでは、安全でないということが証明できなかったら、原子炉はそのまま動き続けた。これからは、危険ではないと思えるレベルにならないと、大丈夫というお墨付きは出ない」

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#NHK クロ現。NHK岡田記者「運転再開のハードルが高くなる。今年7月にできる新たな基準によって、古い原発の場合は大規模な改修が必要。場合によっては動かなくなったり、廃炉を余儀なくされたりする原発が出てくる可能性もある」

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#NHK クロ現。1月28日、関西電力、電力料金値上げについての公聴会。議論の俎上に上がったのは、日本原電の敦賀原発。関電は日本原電の敦賀原発から電力を購入し、対価を払う。しかし原発が止まっているにも関わらず、電気代を払っている状態。

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#NHK クロ現。関西電力は、（原子力で）発電しなくても支払をやめるわけにはいかない、特別な事情があると説明。建設費、維持管理費、これらを基本料金として毎年支払っている。基本料金の割合が、火力と比べて突出している。原発が停止していても、基本料金は消費者が一部負担。

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#NHK クロ現。東京大学・松村敏弘教授「今の枠組みだと、基本料金のなかに最終的に含まれ、最終的に消費者が負担することにならざるをえない」規制委が運転を認めないとしても、廃炉の判断は事業社に委ねられる。判断を先送りしても、基本料金の支払は続く。

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#NHK クロ現。松村氏「ツケを消費者に回すという仕組みを変える必要がある」廃炉費用は、40年間運転することを想定して、毎年積み立てられている。電気事業連合会、八木誠会長「必要な廃炉の費用は積み立てているが、政策的な面で廃炉となったら、国との協議もしなくてはならない」

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#NHK クロ現。北澤氏「規制委は原子炉が続けられるかの都合を考えて、結論を変えるわけにはいかない。誰かが負担しなければならない。最後は国民に回ってくるが、最も皆が納得できる形で。専門家の会議などを積み重ねて、皆が合理的に納得できるように」

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#NHK クロ現。北澤氏「廃炉の費用も莫大。1基あたり1000億円近くかかるとされる。次の代、次の代と、次々とつないでいくコストも相当にある。規制委は、とにかく国民の安全が守れないようでは話にならないから、安全かそうでないかを考えて、外の声に左右されずにやってほしい」

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#NHK クロ現。北澤氏「原子力も一定程度のエネルギーを生み出し、日本を豊かにすることに役立ってきた。その効果も見つめながら、解決していかなければならない。皆がある程度の負担を覚悟してやっていく必要があると思う。一番合理的な道を探していくことになる」