映画撮影監督の木村大作氏・談

砂手紙 @sandletter1

石渡均編『キャメラマン魂』（フィルムアート社）の中の、木村大作の話が男前すぎて泣ける。ざっくり要約してみるよ。

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撮影監督木村大作・談「映画『駅STATION』シナリオ・倉本聡のでは絵にならないんで、駅にいい場所を、小樽から歩いて「銭函」と「上砂川」に決めた。10日かかった」

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撮影監督木村大作・談「映画『夜叉』田中裕子が高倉健に過去を告白するシーンをシケの海にしたのは俺。田中裕子「木村さん、私、この絵の中だったら言えるわ！」」

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撮影監督木村大作・談「東映の三角マークのタイトルバックを映画『火宅の人』でセピア色にしようとしたら、社長に絶対駄目と言われた。『八甲田山』の東宝マークは変えさせた」

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撮影監督木村大作・談「映画『八甲田山』撮影をはじめたときのスタッフは11人」「毎日３時間もかけてロケ現場まで行って撮った」

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撮影監督木村大作・談「映画『あ・うん』は春の花々のファーストシーンにしたくって、勝手に甲府から伊豆まで一か月間春の野花を撮ってきた。まごまごしているとみんな散っちゃうから」

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撮影監督木村大作・談「俺にとって理想の映画は『アラビアのロレンス』『七人の侍』『第三の男』『風と共に去りぬ』だよ。こういう作品が撮れたら…俺はキャメラマンとして一生を賭けても悔いはないと思う」