「映画監督・渡辺護の時代」反響まとめ

2013年2月8日~12日に神戸映像資料館にて開催された「ピンクリンク編集部 企画 ピンク映画50周年 特別上映会 〜映画監督・渡辺 護の時代〜」 http://www.kobe-eiga.net/program/2013/02/post_222.php についての感想ツイートをまとめました。
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kiyoshi murakami @travelinswallow

『三日三晩裏表』:ぐいぐいどかどか系ノワール。ガミさんとザキ(津崎公平)さんの異常な愛憎関係の描写が強烈すぎて、「女」の存在がまったく印象に残らない怪作。強迫観念と妄執が、荒削りで陰影の濃い人物描写に刻印され、脈絡のない風景の断片の連続によって、逃げ場のない精神状況を描き出す。

2013-02-10 00:50:54
kiyoshi murakami @travelinswallow

『紅壺』:真山ひとみさんはまさにプレ・美保純。「都会に出てきた田舎娘」っぽさはより強い。ファッション業界の設定だからということもあるだろうが、真山さんの衣装はかなりキュートでセンス良い。本作はとにかく「音」使いがおもしろい。遊び心の表れでもあり、展開を補強する効果も。かなり斬新。

2013-02-10 00:59:17
kiyoshi murakami @travelinswallow

『紅壺』:知識人・業界人のゲイコミュニティー的な要素も描かれていて興味深かった。

2013-02-10 01:13:59
kiyoshi murakami @travelinswallow

『紅壺』:渡辺監督によれば、真山ひとみさんが踊っているのは“スイムスイム”。“ゴーゴー”とはちがう。

2013-02-10 02:31:57
kiyoshi murakami @travelinswallow

渡辺護監督トークより。大杉漣さんは、『~不起訴』の撮影中、監督にシナリオでひっぱたかれた。理由は「芝居にユーモアがなかったから」。ガイラさんの脚本にはユーモア、滑稽さがある。それを表現しなければならない。監督は大杉さんが好きだった。だからどうしても思ったとおりにやってほしかった。

2013-02-10 02:56:48
kiyoshi murakami @travelinswallow

渡辺護監督トークより。監督は、飲み屋で女優に突き飛ばされたことがある。同じ2万円のギャラで、演技してほとんどオーケーが出る役者もいれば、厳しくされる役者もいるから。監督が女優の演出で厳しくする際の理由は、「相手を“女優さん”だと思って撮っているから」。

2013-02-10 03:01:15
kiyoshi murakami @travelinswallow

渡辺護監督トークより。『~不起訴』を横須賀で撮ろうと思った理由。山本晋也さんが助監督についた、岩波映画の羽仁進監督の作品で印象的なシーンがあって、それはどこかと山本さんに訊いて、横須賀だと教えてもらった。どぶ板通りをすごく気に入って、ここでやろうと。

2013-02-10 03:06:19
kiyoshi murakami @travelinswallow

渡辺護監督トークより。〔『紅壺』には動物園のシーンが出てくるが――という井川監督の振りに答えて〕「昔、若松孝二に、「ナベさん、動物が好きだね」とばかにされたことがある(笑)」。

2013-02-10 03:09:27
kiyoshi murakami @travelinswallow

渡辺護監督、若い頃あんなに男前で、さぞモテモテだったろうに、女優さんに失恋して傷ついたりしちゃうナイーブな一面が愛らしいです。

2013-02-10 03:14:35
kiyoshi murakami @travelinswallow

メモ:『~不起訴』:上野淳さんのお調子者キャラ、すでに確立してました。

2013-02-10 03:56:48
kiyoshi murakami @travelinswallow

メモ:『紅壺』:この作品でよかったはずだけど、ミラーボールの使い方が非常に秀逸。

2013-02-10 03:58:54
𝘺𝘰𝘴𝘩𝘪𝘯𝘰___ @CinemaKinema

渡辺護監督×井川耕一郎監督トーク@神戸映画資料館。大和屋竺氏のお話をたっぷりと伺え大満足でありました。一言だけ抜粋するならば「立派じゃつまらない」(渡)。しかし大和屋氏脚本の『おんな地獄唄 尺八弁天』は立派な映画なのでござんす(「んなバカな」を通過した立派さが、また素晴らしや)!

2013-02-11 00:48:50
𝘺𝘰𝘴𝘩𝘪𝘯𝘰___ @CinemaKinema

『糸の切れた凧 渡辺護が語る渡辺護』は「理屈ではない」ものを語り倒す映画。『雪之丞変化』を語る場面で用いられている手法は…編集作業で行き詰まった時、使いたいといつも思っているものです。今日も、思ったのでした…。

2013-02-11 00:59:40
𝘺𝘰𝘴𝘩𝘪𝘯𝘰___ @CinemaKinema

『糸の切れた凧 渡辺護が語る渡辺護』。構成の井川耕一郎監督がなぜ『あばずれ』にここまでフォーカスされたのかを考えるのも一興かもしれません(自分は、まだ考え中です…)!

2013-02-12 16:48:59
パラパラ映画手帖 @paraparaeiga

神戸映画資料館‏での渡辺護監督の語り、おもしろいし、楽しいです。男性の役者には 厳しいけど女性には甘いんだといいつつ『糸の切れる凧』での現場での監督、迫力ありました。「動きが魅力的にならないんだよ!」長~い映画現場のお話、もっと聞きたいくらいで、明日1時 からもトークあり。ぜひ!

2013-02-09 22:59:56
パラパラ映画手帖 @paraparaeiga

渡辺護監督のお話やドキュメンタリーを思い出していると、神戸映画資料館さんのツイートのとおり、監督の映画の中に、これまでの日本映画の歴史が息づいている、気がしました。

2013-02-11 01:54:27
旦 雄二 DAN Yuji @yujidan

渡辺護映画 神戸上映会 ご参加報告「渡辺護監督のこと~伊藤大輔監督から息づくもの…遠く離れても通じ合う思い~」 パラパラ・鳴滝@paraparaeigaさんのブログ『パラパラ映画手帖』より http://t.co/yyfFCjuC

2013-02-14 15:41:52
星一徹 @marrnmari

2/12「糸の切れた凧 渡辺護が語る渡辺護」神戸映画資料館にて。ワシ、ひとりで、観る。こんな日にくるわけねえよなぁ(爆)。みんな、土、日、祝、に観てるもんなぁ、他のもんといっしょに。予定組むとこうなちゃったのよ。ちなみに、他の6本のピンク映画も、違う日に、もちろん、観ております。

2013-02-18 01:13:35
旦 雄二 DAN Yuji @yujidan

ドキュメンタリー映画『糸の切れた凧 渡辺護が語る渡辺護』のご感想レポート 「農男」さんのブログ『晴耕雨読な日々』より http://t.co/rWJZqlMp

2013-02-18 02:39:25

渡辺護監督からの、今回の神戸上映の感想です。

井川耕一郎 @wmd1931

(渡辺)渡辺護「神戸ではいろんなひとと会って話ができて楽しかった。それに神戸映画資料館ってとこはいいじゃないですか。また、行きたいね。

2013-02-11 18:38:21
井川耕一郎 @wmd1931

(渡辺)感想読んで恐縮したよ。うれしいけどさ……。『紅壺』の評判がバカにいいんで、ええっ、本当かよ、と思ったよ。おれの記憶じゃ、なっちゃいねえよって出来なんだ。でも、感想読んでたら、こりゃ、見直さないといけないのか、と思ったよ。

2013-02-11 18:39:01
井川耕一郎 @wmd1931

(渡辺)おれのいいかげんな話を面白がってくれたみたいで、本当に恐縮するね。次はもっと中身のある話をしないとな。それから、(お土産の)神戸のパン、うまいな! 毎食パンでもいいよ。年だから疲れたけどさ、神戸は楽しかった。みなさん、ありがとう、と書いておいて下さい」

2013-02-11 18:39:41

最後に、現在も渡辺護ドキュメンタリーの続編を作成中の、井川耕一郎監督の感想です。