壱萬呟き感謝企画「神官殿の日常」

@len_kogyoku_nr

@home 昨日は少し魘されていたわね…あの小さなマギの魔法の後遺症かしらぁ(まだ隣で寝息を立てる顔を眺めて)夢ぐらい…安らかなものであって欲しいのにね…(さらさらと相手の髪を梳けば、握り返された手をそっと解いてことと寝台から降りた)

... @judar_nr

@home (布団に包まりつつ鏡台の前で身支度をする相手をぼうと見つめ)…もう、行くのか。(寂しげな声が空を切って)ンな憂いた顔してっと更に老けちまうっての…たまにはココに戻って来いよ(緩やかな弧を描いた口許はすぐ真一文字に結ばれた)裾踏んづけて転ぶなよ、細脚縺れねえようにな。

@len_kogyoku_nr

@home 何よぉ…起きてたのぉ？(視線と声に気づけば手を止めて相手を見)別に物思いなんかしてないわぁ…(それは貴方の方でしょと言わんばかりに)…寂しいなんて不釣合いなんだから。(つつと近寄れば隣に腰掛けて頭をゆるゆる撫で)今日は私が髪、結ってあげる。

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@home (髪を遊ばれる指に悪い気はせず)…まだ時間あるのかよ。うるせぇ…冬はキライなんだ。闇夜に溶けちまいたくなる。(虚空を見つめてから、相手の顔に視線落として)変な髪型にしねえってンなら結わせてやってもイイ…あ、桜の香油を使ってくれ。少しでも春を見たい。

@len_kogyoku_nr

@home 不思議ねぇ、冬が一番好きそうなのに。(袂に忍ばせていた柘植櫛で相手の髪を梳きながら)…行方知れずになっちゃ嫌よぉ。ちゃんと居場所はあるんだから戻ってくるの。(こつんと叩いて)…じゃあ、山桜のを私持ってるから使ってあげるわねぇ。(髪になじませ)綺麗な髪ね、いつ見ても。

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@home 冬は俺の故郷を思い出すからキライなんだ…あのチビの置き土産だ。ったくよォ…(顔顰め)…イッテぇな。居場所ってお前ンとこかよ。あっはははは！だったら、もぉっと強くなって俺を驚かすこった。(でこぴん)…今は梅の時期だけどさァ、恋しくなるよな。花に溺れるのがよォ。

@len_kogyoku_nr

@home ねぇ…何をされたのよぉ。心配だわぁ。(声を曇らせ)だから鍛錬に励んでるんじゃない！武人として…名を上げるのが私の夢だもの。今日の夕方、付き合いなさいよ。(相手の言葉に頷いて)そうねぇ、散り際に私の息も取られてしまうような…あの沈み行く感覚はたまに恋しくなるわね。

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@home べっつに…ちょっと頭ン中覗かれただけだって。手止めてないでさっさと結えっての。…ハイハイ、俺のオツトメが一段落したらなァ。(ぽんぽん)…そうそう、お前もわかってんじゃん。山桜もイイけど責め立てるように散るあの未練がましさをさァ、一身に受けてぇンだわ。(目を細め)

@len_kogyoku_nr

@home そぉ…手は止めてないわよぅ、文句ばっかり言ってるとぶちってしちゃうわよぉ？(くすくす笑いながら丁寧に三つ編みをして)…私は桃の花も好きよ。李の花もねぇ。桃は彼を縛り付けるのに、李は彼を選ぶなんて気儘な故事よねぇ。桃は惑わすのが好きなのかしら。(意味ありげに見つめて)

... @judar_nr

@home ぶちってしたら脳天に氷槍ぶっさすからな？(ぎろと睨みながら)ソレは俺のコトかよ。ま、間違っちゃいねーな。惑わされて十数年ってヤツか。でもよォ、マギ様なんだから李の木でもあるンだぜ？宮の中庭も春になりゃ鮮やかになるワケだし、今から楽しみだなァ。また、花冠作るンだろ？

@len_kogyoku_nr

@home …はい、できたわぁ。今日は頂いたっていう髪紐で結ったのよ。黒髪に映える色ねぇ…お花のお話してたから、花結びにしてあげたわぁ。可愛いわよぅ。(にこにこ)ふふ。自分でもわかってるじゃない。うん、とびっきり可愛いお花で冠作ってあげるわねぇ。楽しみになさいよぅ。

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@home お…さんきゅ。っつーか、カワイイは余計だっての。似合ってんなら文句は言わねーけど。ハイハイ、楽しみにしてるなァ。ンなコトより、俺はさっさと強くなって欲しいワケだけどなァ〜。んじゃ、昼餉食いに行こうぜ。まだだろ？ @len_kogyoku_nr

@len_kogyoku_nr

@home お似合いよぅ。艶やかな髪には何でも。…花材は何がいいかしらねぇ。蒲公英や白詰草、蓮華草は定番だけれどぉ。中庭のお花次第ね、でも何でも似合いそうだわぁ(にこ)…そうね、昼餉はまだだよ。紅明お兄様に見つからないように一緒に食べましょぉ。 @judar_nr

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@home さむ…オーサマの出迎えナシじゃココまでやる気起きねえっての…へくしっ…うー、さむっ。今から書庫か…頑張らねえと。明日までに祭事のイロイロ洗い出さねえとだっけ。あー、オーサマとあっそびてえ…(反故に小さく落書きして)…はァ。やらなきゃ、か。(むすっとしながら筆執り)

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@home 手が悴んで滲んだらダメなんだよな…掠れても。めんどっくせえ…できるトコまで夜の内にこなして…朝一で書写すっか。文献、文献っと…(祭事に伴う食儀礼、衣服儀礼、舞作法等々の巻物をごそっと)

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@home あ…あいつの本。なーんかおっもしろそうなのねーかなァ。(課されたコトそっちのけにして)どーせ、ココ使うのなんて歴史書と古文書を読む紅炎、地誌と戦記を読む紅明、本草書と農書読む白龍、祭事の秘伝と魔道書漁る俺ぐらいだもんなァ。あ、鍛錬の時に秘伝と奥義書見るか。

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@home ったく、変な本読んじまったぜ。ありゃ誰の蔵書やら。(知らぬ素振りを決めて)面白かったからイイけど。…ココロのイツダツねぇ。イロイロ書いてあったけど、手短に言やぁ…堕転も入るンだろ？一種の狂気、月の魔力に絆されたっていうさァ。

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@home (薄暗い書庫に行燈の光が茫と揺らめく。文机には無防備な手燭が一つ。膨大な資料に目を通し疲れたのか、目頭を押さえる神官の姿が)…頭いてぇ。(開いた書に栞を挟めば、よろよろと立ち上がり部屋へと重い足取りを)

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――…（巻物をくるくると巻き直して紐で留めると伸び一つして）やぁっとお布団潜れんなァ。（はっとして文机の脇の書物の山を見て）……俺は何も見なかった。寝る。おっやすみィ…（大きな欠伸と共にそそくさと書庫を退室して自室に戻った）

... @judar_nr

@home (仮の寝所を出ると、従者が一目散に駆け寄ってきた。また姫君と…幼子ではないのですから…といつもの説教を軽く流して)悪りぃかよ、手なんか出してねーっての。家族みてえなモンだろぉ？…で？今日の要件は？(従者から一日の流れを聞くと)巡幸と文献ね…ったく、人使いが荒いっての！

... @judar_nr

@home あー…ハイハイ。だっから一人で寝るのがイヤなだけだって言ってンだろ？一々うっせーヤローだなァ。…で、巡幸って今日ドコ行くンだよ。はァ？東ィ？…東ってさァ、今疫病蔓延してンじゃ…玉艶がソコ行くのに問題ねーのかよ。…医女を連れてって治療を施す？はん、何の利益があんだよ。