アイアン・キングダムの国家

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wadatea @wadatea

南部のライバルであるシグナーは志願兵に頼っているのに対し、ケイドアではかつての帝国時代から続く徴集兵を用いている。 すべての成人男子と、志願した成人女子は一定のあいだ母なる祖国(the Motherland)のために兵役につく。未成年者は兵役につくことはできない。

2013-02-12 21:58:43
wadatea @wadatea

健全な身体を持つ全住民が私的に祖国防衛に參加し、兵士として艱難辛苦を味わうというのは、誇らしい伝統である。

2013-02-12 21:58:54
wadatea @wadatea

モロー教徒はケイドアにおける多数派だが、シグナー、オード、レイルほど圧倒的ではない。メノス保護領を除くと、どこよりもメノス崇拝の盛んな場所である。

2013-02-12 21:59:07
wadatea @wadatea

しかしメノス崇拝者であれモロー崇拝者であれ、ケイドア人は何よりも祖国を愛している。彼らは誰よりも愛国的な人々であり、彼らがよそ者に対し不親切な理由のひとつでもある。

2013-02-12 21:59:15
wadatea @wadatea

ケイドアは常々コーヴィス条約で行われた妥協に苛立ってきた。栄光あるいにしえのカード帝国の日々を思っては、かつての国土と国力を取り戻す機会を窺ってきたのである。新しい支配者が即位するたびに、正統なケイドアの土地を取り戻す機が熟したとの宣言を繰り返してきた。

2013-02-12 21:59:33
wadatea @wadatea

コッサイト(Kossite)族やスキロフ(Skirov)族ですら、かつてはカードの支配を受けない独立した王国を樹立していたことを覚えてはいない。

2013-02-12 21:59:53
wadatea @wadatea

いまや全ケイドア人が旧帝国の再生に向けて燃えるような忠誠心を持っており、そのためには個人の快楽など二の次であり、必要とあらば命すら投げ打つ覚悟である。

2013-02-12 22:00:02
wadatea @wadatea

近年になって行われたレイル占領後、女王アイン・ヴァナー(Queen Ayn Vanar)はケイドア王国はかつてのような帝国となったことを宣言し、自らも女帝(empress)を名乗った。国民はこの宣言を熱烈に歓迎した。

2013-02-12 22:00:11
wadatea @wadatea

ケイドアの軍勢はシグナー軍を北部国境から撃退し、現在はソーンウッドの森を自国領として主張している。 この広大な要衝の地を得たことで、両大国間の争いはこれまで以上に苛烈なものとなっている。

2013-02-12 22:00:30
wadatea @wadatea

現在の女帝アインは587ARに18歳で即位。608ARだと39歳くらいかな

2013-02-13 01:30:25
wadatea @wadatea

起伏に富む西の王国オードは複雑な歴史のある土地で、独特の豊かな文化を持っている。しかしそれと同時に、強大な隣国との抗争で傷ついてきた地域でもある。大国に比べて自然資源が不足していて、霧深い湿原、しめっぽい沼地、骨の折れる丘だらけの農地と、気の滅入るような土地である。

2013-02-13 20:06:08
wadatea @wadatea

土地の所有者である城主(castellans)たちは家畜や馬を飼育していて、テーブル上の食事をめぐって争っている庶民とは距離をおいている。しかしオードの人々は頑健で、打ち負かすのは容易でない。

2013-02-13 20:06:29
wadatea @wadatea

オード人は人生の不平等について思いを巡らせるよりも、気晴らしに歌い、賭け事に耽り、エールを呷る。

2013-02-13 20:06:44
wadatea @wadatea

オードの人々は南方のサーリア人(Thurians)と、多数派である古代トードー王国(Tordor)の末裔とが混ざり合っている。強力な軍艦で知られ、オード人は今も強く海に惹かれている。

2013-02-13 20:09:13
wadatea @wadatea

オードの浜辺の都市は船乗りの楽園であり、この国には最高の水夫がいることを自慢にしている。オード海軍(The Ordic Royal Navy)は西イモレンの大国からも対等に扱われている。

2013-02-13 20:09:29
wadatea @wadatea

シグナーやケイドアに比べ、オード陸軍は小規模なうえに旧式の武装だが、立派に敬意を払われている。

2013-02-13 20:09:40
wadatea @wadatea

オードの兵士はトロールキンのごとく頑丈で非常に勇敢だとされているが、物資が不足しているために単純な武装を頼り、防御戦術を多用する。例としては固定式の大砲を用いたり、強力な敵の攻撃を受けた場合には地元の険しい地形を利用したりするといった具合だ。

2013-02-13 20:09:51
wadatea @wadatea

オードの賢王、キング・ベアード2世(King Baird II)は、国の資産を増やそうと策を練っている。乏しい国庫を用いて海軍と陸軍をともに着実に発展させているが、大規模な戦乱において中立を保つことはこの国が生き延びるうえで重要だと判断している。

2013-02-13 20:10:08
wadatea @wadatea

狼が鹿の足に噛み付くように、時折ケイドアはオードに食いついてくる。しかしオードの人々は長いあいだ自国の領土を守り続けており、なんとしてもレイルのような運命は避けたいと思っている。

2013-02-13 20:10:17
wadatea @wadatea

中立を保つことは他にも利点がある。オードの商館は、仲の悪い派閥のあいだに立って交易を行うことができるのである。 この国の街のいくつかは、さまざまな傭兵たちのお気に入りとなっている。

2013-02-13 20:10:34
wadatea @wadatea

同じく、戦地からオードへと逃れてきた難民が、その才能や知識をもたらしている。 天然資源に欠けるために、この国では情報交換が産業となっているのだ。

2013-02-13 20:10:50
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